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欲をコントロールする個人的な方法は書いてあったが、あまり論理的でなかったのが残念。
この本を読んで、欲をコントロールすることと、成長意欲の難しさについて考えさせられた。
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憂鬱でなければ仕事じゃない。憂鬱を跳ね返せばエネルギーになる。
地位にこだわるのは脳が保守化してきた証拠。
自分の欲望を明確化する。
あきらめる、とは真理を悟る、の意。何かを諦めるとものごとの真意が見える。
消費は繰り返され過剰になっていく。消費の無限ループにハマると満足できない。
無理な元気は失速のもと。
ネガティブな感情は、自信過剰にならない謙虚さの表れ。ほどよいマイナス思考を取り入れる。
サボるのは、戦略的充電時間と考える。生活に定期的な怠惰を取り入れる。
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「欲」をコントロールする方法
2017/2/1 著:西多 昌規
歪んだ承認欲求は、不安やイライラなど精神の不安定や幸福感の低下につながる。良くは身を亡ぼすと言われているものの、著者から見れば、時流の変化と共に一昔前とは異なった欲望が、社会全体を蝕んでいるように思える。
本書は、日本で精神科医として診療してきた経験に、アメリカでの異文化体験を交えてできあがった、現代の日本人が心掛けたい「罪」=「欲」との付き合い方を以下の9章により説明している。
①心が晴れない人は不幸か
②強欲
③色欲
④暴食
⑤憂鬱
⑥憤怒
⑦怠惰
⑧虚飾
⑨傲慢
「欲」という言葉にはあまり良いイメージを抱かない。しかし、人は「欲」をモノゴトを行うためのエネルギーに変え生きているという側面も否めない。しかし、その「欲」が過度であったり、方向性を間違ったりすると「欲」はエネルギーどころかマイナスに作用する。
全てはバランスなのかもしれない。
たしかに「欲」をコントロールすることができれば、自分の全てをコントロールすることになるのかもしれない。まずは自分は「欲」があるということを受け止めて、上手に付き合うということを念頭に置くことから全てが始まるのかもしれない。
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生きている限り欲望はつきもの。
欲望は生存だけでなく、自己実現、向上のエネルギーでもある。
私は、いわば草食系であり、いつも満たされなく、「自分がいなくても、いや、むしろ居ない方が物事は楽しいのではないか」というモヤモヤした気持ちが続いており「なんで自分はこんなにつまらない人間なんだろう」と感じていたが、それは自分の欲望に気付いていない。または、欲望を抑圧しているから。
自分は虚飾の欲や憂鬱の欲が大きく、「その欲は悪いもの」と捉えていたが、人間誰でも欲はあるものと捉え直し、自分を表現する為にもほどほどに欲を出すようにしたらなんだか心が晴れやかになった。