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昼はバールで夜はBAR、安定のBAR追分シリーズ第3弾。
美味しい食べ物のうんちくとカッチョ良いお酒の飲み方と人情漂う短い物語がミックスされてる小説。そういう類は世間中にあふれかえっている。
このシリーズもそのあふれかえっている中の1つで、すごい工夫や奇をてらってるわけでもないのだが、なぜか上出来の部類で好きやねんなぁ。
今回の4編は、追分や新宿界隈で物語が進行するものの、ラストはそこから巣立って離れていく展開のものばかり。あえてそうすることで「旅立ち」をテーマにしたかったのだろう、こういうチョイスも好印象。
ドライシェリーを使った、シェリートニックというカクテルは覚えておきたい一品。アメリカンドックを「hポットドック」と呼ぶ地域がある(それが伏線かと思ったら素通りだったので、むしろアメリカンドックが地域性ある言葉なのか)ことも覚えておきたい。
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また今回もおいしそうなものがたくさん。柊くんと宇藤くんの絡みがかわいい。純くんの今後には続きがありそうな感じ。
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新キャラ第一印象イマイチだったけど、読み進めると嫌いじゃない。
モンスナックが、名指しはされてないけど絶対そうじゃん!っていうお店が出てきてちょうとテンション上がる。
モンスナック行きたくなってググったらまさかの近日閉店でショック!!!
物語は相変わらず素敵でした
2021.5.28
71
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今回は、ウイスキーとナポリタンに惹かれました!
メロンパンも捨てがたいですが。
いつもより切ない雰囲気が多めだった気がしますが
心温まる1冊です。
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シリーズ第三弾。
「ねこみち横丁」振興会の管理人をしながら脚本家を目指す宇藤君。コンクール応募の為の原稿を書き上げて、昔の同級生に読んでもらったりしている最中、BAR追分に居合わせた売れっ子劇作家にその原稿を読んでもらう事に・・・。
今回も美味しい料理が盛り沢山の連作四話でお送りする本書。全体を通して、宇藤君の進路といいますか、人生の岐路に立たされた彼の葛藤を軸にしつつ、BAR追分を訪れる人々の物語が絡んでくる展開です。
個人的に第三話「蜜柑の子」が好きでした。特にラストで柊君が長距離バスの窓からメロンパンの入った袋を宇藤君に投げるシーンが印象的で、この場面を芥川龍之介の『蜜柑』とリンクさせてくるところが心憎いですね。
第四話の終盤で、今後の“決断”をする宇藤君ですが、“物書き”としてやっていくつもりなら、もうちょい本を読んでおこうね・・・と、老婆心ながら思った次第です。
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シリーズものの第三弾。
食べ物のタイトルに惹かれて読み始めました。
主人公は脚本家の卵。
お話の初めの方は面白味を感じませんでしたが、徐々に主人公と周りの登場人物に感情印入していき、最後にはシリーズ最初から読み直したくなっていました。
第一弾から出直します。
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シリーズ3作目で多分完結編。悪くないんだけど、メインが食べ物の話なんで私の心をくすぶらない。と云うか、ちょっとめんどくさい。でも、宇藤君の成長はなかなか良かった。もったいないかも知れないけど・・・
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粉モン戦争の広がりが楽しい。宇藤はグズグズしてるようで実はしっかりしてるのか…?子どもに君付けで呼ばれるのがかわいい。
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新宿の「ねこみち横丁」振興会の管理人をしながら、脚本家を目指す宇藤。
コンクール作品を書き上げた直後、「BAR追分」にやって来たのは劇団を主宰する桜井義秀と出会う。
この桜井は夜の「BAR追分」で働く純とも因縁があったが、桜井と二人三脚で劇団を支えて来た空開の後任として、宇藤を劇団付の脚本家として、誘う。
念願の脚本家の道が開けてきた宇藤だったが、人生の大きな岐路に戸惑ってしまう。
宇藤の心の迷いを丁寧に描きながらも、BAR追分に訪れる人々との出会いを描き、相変わらずモモちゃんの料理も美味しそう。
特別な食材を使う訳でなく、作り方を変えることで、様々なメニューを生み出すモモちゃんの才能がとても羨ましい。
今作ではこれまで登場しなかった人物がたくさん登場するが、やはり「蜜柑の子」のラストで、なかなか心を開かない柊くんが、自分が大好きだったメロンパンを別れ際に宇藤に渡すシーンには涙・・・
ただ、コンビニのレジの横に売っている、ソーセージをホットケーキミックスをつけて揚げた食べ物は、「ホットドック」ではなく、「アメリカンドック」ではないの?
それとも、地域によって呼び方が違うのかしら?
ラストに出て来る空開の「情熱ナポリタン」も食べたくなった!
この後の作品が出ていないようだけど、シリーズはこれで終わりなのだろうか?
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シリーズ三作目。今作は、宇藤くんの葛藤や成長を中心にストーリーが進んでいく。出てくる料理も、自分へのごほうびや、自分を鼓舞したいときに食べるご飯がメイン。いろんな人の”とっておき”をお裾分けしてもらえた気がする。「蜜柑の子」のラストには、思わずうるっときた。
いいところで終わったので、これから宇藤くんやモモちゃん、伊藤くんがどうなるのか気になる!伊吹有喜先生、シリーズ四作目待っています……!
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シリーズ3巻目。少しずつ雰囲気が変わり、確かに食べ物が登場する話なのだが、それだけでなく、というより、そのことを忘れるくらい、人物の重みが増している感じ。書き下ろしの2編が心に残る。「蜜柑の子」が特によかった。
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白米、カレー、ナポリタンーー。美味しいー。
デビイ以外の猫たちも、ちょろりと登場。キナコかわいい。
追分から、各々の道へ向かう。柊くんかわいかったなぁ。ママ・お祖母ちゃんと楽しく過ごして欲しい。
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シリーズ第三弾。これできっと終わりだな。
主人公の宇籐くん、結果はまだ出てないけれどもう成功への道は見えてきました!?
温かい『BAR追分』の勝手に想像している雰囲気と美味しそうな料理のお話しがもうおしまい…少し寂しいです。
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シリーズ最終の本。何事もちょっぴり目線を変えると、新しい発見があったり。心が晴れやか〰️になる話で、良かったです❗
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2023.3.5 読了。
「BAR追分」シリーズ第3弾。4編収録。
主人公の宇藤輝良は相変わらずコンクールに応募するシナリオを書いていて脚本家としてはまだ仕事をしていないがだんだんと周りから必要とされてきている感じであと数ヶ月でコンクール応募締切とあったので続編があると嬉しいなと思う。
今作はお酒の話題も出てきたがバール追分のももちゃんがあれこれと工夫し作る料理が美味しそうだったし、彼女にも過去何か抱えるものがあったようなのでこれから明らかにされる作品を読んでみたい。
「人生の分岐点を追分という」という文章ひとつで作品がグッと深まったし、ももちゃんの言う「いつまでも続かない」という言葉も深い。