ＳＨＯＤＯ 勝道上人伝 （ヤングジャンプコミックス） みんなのレビュー

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投稿者：ogacci　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

奈良仏教のあり方や、鎮護国家と僧尼令、修験など、史料の少ない時代を丹念にそしてエミシを登場させる作者の熱意に敬意を表する。さすが80年代少年ジャンプの時代から反権力の考えをもつ漫画を描いてきた作者ならではと思わされた。
最澄、空海、あるいは、南都、北嶺の仏教に隠れる東国仏教のあり方を勝道で描くという可能性を刻んだことはすばらしい勇気だと思う。
勝道の前にも鑑真教団があり、そして徳一も現れる。彼らがいなければ日本の仏教もなかったのだ。
惜しむらくは、もう少し頁数があればと思うが、それはないものねだりなのか。
できれば、弟子たちのスピンオフを見てみたい。

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投稿者：七無齋　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

日光の開山の苦労がわかる。しかし時代背景の突込みが足らず社会の様相が今一つ分かりにくい。どこまでがフィクションなのかもわからず言葉遣いもおかしな箇所がある。