紙の本
物事の見方と考え方のしくみ
2019/05/05 15:27
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
具体的すぎる話は、話が長くなり論点がわかり難い。
抽象的な話は、イメージできる人とできない人に分かれる。
話の要点をまとめると抽象的表現となり、これが話の本質・本題になる。
また、議論は、話の抽象度レベルが周りとあっていないと噛み合わない。
そんな時、話手は「私が何を言っているか分かる?」と確認してしまう。
この本は、具体と抽象の対比について示している。
思考は具体と抽象の両方をバランス良く相互往復することによって
より高度化することを事例を交えて解説している。
そして、物事の見方(世界が変って見える知性のしくみ)を教えてくる。
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こういう本を幼少期に読ませてあげると、いいなあと思った。
国語の読解能力がぐんと上がる気がします。
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デザイナーのブログで、おすすめしていた本。
“どこまで「単純化」することができるか、
これが抽象の世界のすべてです。”
デザインとは抽象化して
無駄を省いていく過程なのだなとスッキリした。
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抽象度が高くなると視野が広くなるらしい。
自分よりも抽象度の高い人の話は理解できなくて腹が立つらしい。
具体と抽象において、過去の人間関係を振り返ると、なるほど抽象度の違いだったのねぇと納得。
抽象度が高いと、一見関係ないもの同士の共通点を見出せるようになるらしい。
2018/07/13読了
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具体と抽象について、わかりやすく説明している。
抽象度を上げるためでなく、他人の考え方、モノの捉え方を理解するためにも重要なエッセンスである。
まずは具体と抽象を意識して考えようと思う。
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抽象的とは何か?を具体脳の人に説明するには結局具体例を出す必要があるという矛盾を抱えていたから分かりやすくてよい本だなと思った。
議論が噛み合わないとき、抽象度がずれているというのは確かにありそうと思ったから相手の思考構造には自覚的でありたい。
抽象化は特徴をデフォルメすること
具体と抽象はあくまで相対的なもの
一見相反する議論は抽象度がずれていることが多い(顧客の声をきくなorきけとか)
仕事の頼みかたにも好き嫌いはあるよね
仕事はそもそも具体への変換作業
上流と下流じゃ使う筋肉も違うから得手不得手がありそうよなー
二者択一は具体的でデジタルな思考、抽象化すれば座標軸としてアナログに考えられる
相対的という意識がないとルールを固定のものと思ってしまう
具体から抽象の世界は見えにくい
何か一つの学問を極めたいというのは、アプローチはどうであっても抽象的な世界は繋がってるような気がするからでは?
抽象化のレイヤーが同程度だと話がしやすいのかも?
何でも具体化すればわかりやすいってもんでもない(子供が友だちのことを名前で説明するとか)
「高尚な理は卑近の所にあり」福沢諭吉
程度はともかく抽象化のちからは鍛えてるんだから(国語とか算数とか)それに自覚的であるべき
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具体、抽象という考えをもっと日常に取り入れていこうと思いました。
仕事では、上流側の抽象度が高いものが良いが、下流側のもの作り側では具体的なものが良い。
人により、物事を考えるときの視点や好みに具体的なほうがよい人と抽象的な考えが得意な人がいる。基本的には下位者のほうが具体の考え方をしており、仕事の依頼をするときは相手の考えの好みを考える必要あり。
と目的の関係も、すべて相対的なものです。目的一つに対して手段は複数という形で階層が成立しますが、目的にはつねに、さらに抽象度の高い「上位目的」が存在しま
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具体=分かりやすい、抽象=分かりにくい、だから抽象的な思考や表現より具体的にすることが大事、っていう場面が多いけど、どちらが大事ということではなく、場面によって使い分けること、相手とのコミュニケーションにおいては抽象化のレベルを揃えることが大事。
この行き来が難しくて、抽象⇔具体に関する思考のパターンが紹介されている本書を読んで、もっともっと頭を柔らかくできたらなと思った。
こういう本を好むのは、抽象的な思考が好きだからなんだろうな(笑)
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テスト技術者は、テスト対象を分析するときに具象化や抽象化を繰り返し構造化していくのですが、これの勘所というか感覚をどうすれば言語化して人に伝えられるか思い悩んでいます。
本書は、非常にマイルドかつ平易に具体(具象をあえて簡単のためにこの書籍では具体としています)と抽象といったものの利点や特徴と言ったことについてかかれているため、具象化や抽象化といったもののイメージを掴みかねている人へのとっかかりとして良いのではないかなと感じています。
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学生時代に具体と抽象の往復運動の重要性を理解出来ていれば良かったなと思いながら読みました。子供に読ませたい本です。
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【概略】
「お客さんの言うことを聞いてたら、良いものはできない」などと言われることもあれば「お客さんの声が商品開発の肝である」と言われることもあり、「リーダーたるもの、ブレてはいけない」と諭されることがあるかと思えば「リーダーに必要なものは臨機応変さだ」と指導を受けることもある。「一体、どちらが正しいの?!」という疑問、頭の中に飛び回っている・・・そんな方に朗報。正解・不正解の問題ではなく、抽象度・具象度(本書では具体度)の濃淡の違いだった。本書では、そんな抽象・具象という概念を学ぶことで、日常に転がる様々な衝突や、モノの見方に、新しい風を与えてくれる。
2016年10月22日 読了
時期不明 読了
時期不明 読了
時期不明 読了
2018年11月28日 読了
【書評】
2018年11月時点での「人生のバイブル10冊(和書)」の一冊。ホント、何度読んでも新しい気づきがある。
元々の出会いは、トーストマスターズクラブのテーブルトピックス(クラブのプログラムの一つ。即興スピーチ)コンテスト対策。勝ち上がるためには、舞台上で準備なく投げかけられる質問に対し、話を膨らませる必要があって。勿論、沢山の「想定質問」を受けて練習するのもアリだったのだけど、「想定してない質問が来たら、困るよなぁ」と思っていて。そこで「投げかけられた質問の本質というか、一つ、抽象的な連想とかできたら、大丈夫なんじゃない?擬人化とか、比喩とか、例えば話とかも、似たようなもんでしょう?」なんて思ってね。それでネット検索してこの本を見つけて。
それ以来、お世話になりっぱなし。会社経営者が集う会などで、経営理念を作る時なども、この本の概念をもとに作り上げることができたし、スピーチのテーマについても、そう。論評(トーストマスターズクラブのプログラムの一つ。発表されるスピーチへのフィードバック)を向上させる大きな要因の一つになってる。
現在、新しいクラブの立ち上げで、発起人として他のメンバーとやりとりする際も、「今はコンセプトを語っている。今は幹(より抽象度が高い)ではなく枝葉(具象度が高い)の話をしている」などという「概念という世界における地図の見方」のような感じになってる。
書き方も、専門用語にあふれることなく、且つ、各章ごとに個別事例(まさしく具象度を上げて読者に理解させやすく)を設け、理解しやすい形になっているのも、素敵。
「人生のバイブル10冊」は、時折入れ替わることがあるのだけど、この本が入れ替わるのは、なかなか難しいのではないかなぁ。
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抽象化なくして生きられない、しかし抽象だけでは生きにくい。具体的にしか考えられない人は、そこから発展して物事を考えられない。抽象的に考えることで視野が広がる。しかし、抽象的に考えられる人は具体的にしか考えられない人に苛立ちを覚えてしまう。具体▶︎抽象▶︎具体で話すことで伝わりやすくなる。一見読みやすい本であるが、実は読み応えのある本であった。
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本質を捉える
よく耳にする"具体"と"抽象"
どちらも物事の本質を捉えるためには欠かせない"視点"で子供から大人まで皆んな無意識に使ってる。
「木を見て森を見ず」
逆も然りだけどまさにその通り。
テレビのCMや広告のデザインなど、一つ一つ本質が潜んでて。
捉え方によっては自分の人生にも活かせるヒントを得ることが出来るかもしれない。
そんな新しい視点を教えてくれる本です。
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ビフォー 具体例や経験でしか判断できなかった自分をどうしたら変えられるか悩んでいた
気付き 具体と抽象は視点の違いと気付けた
TO DO 視点の違いを考えながら本を読み、話をする。
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話が噛み合わないのは話してる抽象度、具体度の違いから。
抽象的な考えは具体的な考えも包括してるが、具体的な考えの人は高次の抽象的な捉え方を理解することはない。
4コマ付きで非常にわかりやすい、とっつきやすい本。