紙の本
映画を観てから読みました
2019/02/09 15:47
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画を観てから、原作を読みました。
原作では、毒島・加賀谷の両刑事は普通の、シンプルな刑事だったが、映画では 加賀谷刑事が犯人と同じ心の傷を持ち、犯人の心情を理解できる設定になっていた。原作のように、シンプルな設定でよかったのでは。
他は、ほぼ原作通りだった。
ネット社会の怖さも充分に感じた。
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手が止まらないほど面白かった。そして怖かった。もうSNSには手を出したいとは思わないほど。文句の付けどころのない緻密なミステリだがタイトルで損してるようなきがする。奇を衒った軽薄な作品では決して無いので未読の方はぜひ。
あらすじ(背表紙より)
麻美の彼氏の富田がタクシーの中でスマホを落としたことが、すべての始まりだった。拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる凶器へと変わっていく。一方、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され…。
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犯人視点と被害者視点で物語が語られていくので、犯人のゲスさが際立つ。読んでいて気持ちいい小説ではないです。解説では手放しで絶賛していますが、正直それほど面白いとも思いませんでした。
スマホやSNSに関わるリスクや、ネットリテラシーを学ぶ上ではいい作品かもしれません。
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面白い。現実にありそうというか、現在進行形で進んでいてるかもと、思うと恐ろしい。
ただ、解説者の言うような日本のミステリが劇的に変わることはまぁあり得ないだろう。
技術は常に進歩しているしネット社会の闇も日に日に形を変えているのだから。
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リアルに、本当にありそうで怖かった。
スマホの管理には気をつけよう。
最後の隠し事が蛇足だったんじゃないかな、と思ったんだけど、どうなんだろうか。
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『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉。
彼氏がスマホを落としたために、狙われることになった麻美。
本人は積極的に活用していなくとも彼氏や友達のフェイスブックから行動がわかってしまう。
面白かったが、実名登録のフェイスブックを題材としており、若者を中心にフェイスブック離れが進んでいる日本、ネット犯罪小説としてはやや弱いかな。
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スマホをタクシーに置き忘れた事から、自分の個人情報だけではなく彼女の情報も漏れてしまい、ついにはランサムウェアに侵される。その手口がかなり詳細に書かれており恐怖を感じる。
彼女の秘密については前半に伏線があり何となく気が付いた。それでもオチは面白かった。
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麻美の彼氏の富田がタクシーの中にスマホを落としたことからすべてが始まる。拾った男は狡猾なハッカーであった。この男の凶悪な犯罪が遂に・・・。身近なSNS、フェイスブックの怖さが身に染みる内容になっている。
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スマホを落とした麻美の彼氏の冨田。それを拾った殺人鬼のハッカー。携帯とSNSを通して、麻美の情報が丸裸にされていく。
スマホを落としたぐらいでと思うかもしれませんが、セキュリティがゆるゆるであれば、個人情報が簡単に盗まれるのは当たり前な訳で、拾ってくれるひとが常に善人とは、限らない。殺人鬼に拾われる可能性は限りなく低いとは思いますが(笑)
今回、FBを中心にSNSから、まわりの個人情報を奪っていくみたいな感じで、怖さを感じました。そうそう簡単にうまくいくとは思えませんが、リアルさは感じました。なりすましとかは、怖いですね。
最後の麻美の秘密も驚きでした。
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昨日の仕事帰りに購入し、数時間で読了。
これはスマホを持っている全ての人が震えるんじゃないかと。
あの小さな機械に入っている情報が如何に大きいか。
本当にこの手の犯罪は誰でも引っかかりそうなものだから、身近に感じて余計に怖い。
サイバー犯罪恐るべし。
次作が楽しみな作家さんです。
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大げさだけど実際に起こっても不思議じゃないような話。ネットは怖いよ。
昨今のSNSのグイグイ感は私も違和感を覚えてますが、そうなんだよな、タイトルさ、当人からしたらそうなんだよなぁ。「だけ」なんだよなあ、となんだかしみじみしてしまった。
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彼のスマホに電話をすると、それを拾ったというハスキーボイスの男。スマホをタクシーに置き忘れるという誰しもにありがちなことから、SNSを駆使した凶悪な犯罪が始まる。人は亡くなっても、SNS上で生き続けることができる。その視点が新しかった。被害者にも、隠されたストーリーを置いたのが面白いと思いました。
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イヤミスかな、と思っていたらサスペンスの王道だった。でもこれを読んでしまうと容易にスマホで写真を撮ったり、SNSで楽しむことなど出来なくなるかも知れない。ITに頼っている現代社会への警鐘となる内容だ。
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このミステリーがすごい!の隠し玉?大賞?よくわからないけど、とにかく面白かった。
スマホを落としてしまった男性とその彼女をスマホを拾った連続殺人鬼がネットの情報を使って追い詰めてくる話。
スマホを落とすって誰にでもあるからこそ、かんたんに個人情報を抜き出せてしまうのがこわい。
一番最後の彼氏の言葉はすごく短いけど、それまでの流れをわかってる人からすると、涙が出て来るフレーズ。
久しぶりにこんなにのめり込んで読むことができました!
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話のテンポがよく、長距離の電車移動+α(3時間くらい)で読了。
身近で現代的な題材で、
軽い文体で、先の展開が気になるつくり。
そのため、サクサク読める。
一方、ストーリー上の突っ込みどころは、結構な数。
ミステリとして見れば、まーぐずぐず。
手っ取り早く本を楽しみたいなら、ちょうどいい。
しっかり読書に耽りたいなら、物足りない。
いい意味でも悪い意味でも、安っぽい感じ。
(いい意味で安っぽい、って伝わりにくいと思いますが、軽く・サクッと楽しめる感じということ。)
それは、
解説の五十嵐さんという方の謎の絶賛文章もそうだし、
終盤の重要なシーンでのありえないような人名の誤植もそう(2017年4月20日第1刷版)
この辺は作品というよりも宝島社さんに対してだけど。
と、全体としてはマイナスな印象で終わっていった。