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紙の本
揺れる定説、終わる研究会
2017/09/24 18:25
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投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと興味を持っていた「掘立柱遺構からどう景観を想像するか」という事についてどストレートな内容で面白かった。小野論文、冨島論文が面白かったが中澤論文も首肯させられることが多かった。「寝殿造」は幻かも、とか衝撃的だった。評価が振り子のように揺れ動くのは何にでもあることだが、今、絵画資料からの読み取りはあちら側に振れてるのだなあ。東国の事例が多く、若干なじみが薄いが、良い論文集だった。
中澤論文も中々衝撃的。東アジア諸国にまで視野を広げた論文は、城郭研究プロパーからはほとんど出てこない。そう言う意味でもよかったが、長く続いた研究会が閉鎖的になって終了するというのは、学問もまた人間の営為なんだと、思わず嘆息。
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