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重要な論稿が多いので、当初本書を図書館で借りたが、改めて購入した。科学技術政策と大学の関連に関する最新の研究が収録されている。
●目次●
《特集=イノベーション政策とアカデミズム》
イノベーション政策とアカデミズムの特集に寄せて(中島秀人)
特集にあたって―アカデミズムの主体性のゆくえ(夏目賢一,綾部広則)
高等教育の大衆化と科学研究(潮木守一)
イノベーションの時代における科学コミュニティと多様な関係者をつなぐ場としてのサイエンストークス(小山田和仁)
1950-60年代日本における産学協同の推進と批判(夏目賢一)
科学技術イノベーション政策の誕生とその背景(小林信一)
「科学技術イノベーション」の思想と政策(後藤邦夫)
イノベーション再考(西村吉雄)
モード論の再検討(勝屋信昭)
文部科学省の本分,大学の本分―政策立案現場にある背景思想と一意見(宮野公樹)
科学技術イノベーションに対する研究者のセルフ・テクノロジーアセスメント―九州大学におけるSTSステートメントの試み(小林俊哉)
《小特集=中山茂追悼》
中山茂における科学史研究の方法論的特質(後藤邦夫)
中山茂の高等教育論をめぐって(塚原修一)
科学技術立国史観と中山茂(吉岡斉)
《論文》
法科学における異分野間協働―異種混合性への批判と標準化(鈴木舞)
サイエンティフィック・イラストレーションの制作プロセスと制作者の視点―イラストレーターと脳科学研究者による協働制作のケーススタディ(有賀雅奈,田代学)