紙の本
1巻は妖しかった。
2017/06/15 11:24
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2巻は人間臭い、家族の物語。
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「半月堂」
湯屋にやってきた客は。
技師として訪ねてきたにしては回りくどいやり方だな…。
彼ほどの腕を持つ人が件の事も知らないというのも気になるな。
「帝都にて」
研究で得た知識を披露する場。
若くしてあれだけの知識を持っていた彼女はやっぱり凄かったのだな。
彼は知識を語り合う為だけに彼女の元を訪れたのだろうか。
「再会」
何もかもが不明な探し人。
これだけ情報がない状態で人を探すというのはかなり無謀なことでは…。
公に探さない理由は今も誰かに追われているからなのだろうか。
「件の産湯」
彼の身体を治すために必要な物は。
産湯の底に繋がる世界にも驚いたが。彩玉の正体は予想外過ぎた。
彼のためとはいえ、一人で何度も何度もあんな場所に訪れていた彼女は凄いな…。
「別離」
彼が探し求めていた人物は。
全て気付いて行動していたのかと思いきや、一番重要なところは指摘されるまで気付かないとは…。
幻であろうと身体が治って最初に見た世界に居た人物が自分の一番大切だった人というのは凄く幸せな事だろうな。
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【その湯屋に湧き出す不思議はあたたかい】
いつも気持ちのいい湯とたくさんの不思議にあふれている、東の都の妖怪が営む湯屋。
その湯屋の奉公人、佐吉はカラクリ技師になるべく、長らく引きこもりだった伽藍堂に弟子入りをしていた。
そんなある時ふらりと現れた老カラクリ技師の半月堂。佐吉の長屋に居候することになったその老人はとぼけた風情だが腕は確か、そして謎めいた目的を持っていて、さらには伽藍堂や湯屋の主、白闇とも繋がりがあるようで――?
人と妖怪が織りなすおかしくてあたたかで不思議な物語。
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1巻では想像出来なかった設定もあったり、初っ端から何となく分かってしまう設定もあったり。
消化不良のところもある気がするんだけど、続きは出ないのかなぁ。