紙の本
とても丁寧な感じでよい
2017/05/24 23:54
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投稿者:こねこママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
挿絵や雰囲気が品があり、子供に買ってあげたが私は好き。もうちょっとお話が長いといいな。
紙の本
ハリポタファン向けの副読本3
2023/02/13 01:49
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハリー・ポッターの最終巻に出てきた魔法界で広く読まれている寓話集をハーマイオニーが新訳し、ダンブルドアの残された解説をつけて出版した、という体裁のハリポタ副読本三冊目。
寓話そのものは、実際にマグル界にもありそうなおとぎ話である。
それを魔法族のダンブルドアの解説つきで読めるというのが面白い。
これを読むとマグルを愛すべき隣人としてマグル寄りとされたダンブルドアさえ、魔法族とマグルを別種の存在として分けているし、どこか差別的であることにも勘付く。
メタ的にいえば作者さえ差別対象として描いているのが興味深い。
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ハリーポッターシリーズに出てくる架空の御伽噺の本「吟遊詩人ビードルの物語」を実際に本にしたもの。
ハリーポッターを読んでいなければ(そして、こういう魔法使いのお伽噺を読み聞かされている魔法使いの子供たちがいる、という前提を踏まえなければ)おそらく楽しめない本なので、この本が読まれていることはそれだけハリーポッターのファン層の厚さを物語っているんだろう。
そのこと自体も驚きだが、フィクション作品中の架空の物語でさえも破綻せず、一つの作品に仕上げている作者の技量に脱帽。ハリーポッターの構想を5年かけて練り上げたと読んだが、その中には各登場人物の経歴のみならず、魔法界の伝統文化といった細部までも含まれていたに違いない。
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5編の魔法界の童話が収録され、それぞれにダンブルドア先生の解説が付いている。『三人兄弟の物語』は言うまでもなく、加えて『豊かな幸運の泉』『バビティ兎ちゃんとペチャクチャ切り株』が好み。子どもを徒らに不安にさせる必要はないが、死は怖いものではないというローリングの信条が伺える素敵な童話集。『賢者の石』でのダンブルドアのセリフ「死は次の大いなる冒険にすぎない」を思い出す。
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童話のような話が5つに、ダンブルドアのメモがアトガキのように挟み込まれている。
こちらも、『幻の動物とその生息地』と同じく、作りこまれている。そして、こちらはハリーポッターで出てきた物語が、載っている。
どの物語も短くて読みやすい。そして、楽しい。
魔法使いたちがマグルをどう見ていたのかが、分かるのも面白い。
個人的には、物語は物語として読みたいので、ダンブルドアのメモが一々挟み込まれてるのは……邪魔な気がした。
ハリーポッター全部読んだけど、最後は……ただただ疲れる物語だったし。
それと切り離して、読めたらよかった。
物語は5つ。
「魔法使いとポンポン跳ぶポット」
「豊かな幸運の泉」
「毛だらけ心臓の魔法戦士」
「バビティうさちゃんとペチャクチャ切り株」
「3人兄弟の物語」
最初の2つはほのぼのした物語。
3つ目は、子供向けにしてはグロイ。が、これが、ハリーポッターのあの部分に通じるのねと思ったり。
4つ目は、裸の王様みたいだなと思った。
5つ目は、ハリーポッターでラストに出てきた『死の物語』
5つ目だけ、読んだことあると思いながら読んだ。……ハリーポッターに出てきているから、読んだことがある。
ペチャクチャ切り株はロンが言っていた気がするけど、そんな話があるという会話だったかな。
これを読んで再び、ハリーポッターを……読む気にはなれない。そこまでのファンではないけど、作中の物語を知る事が出来て満足。