投稿元:
レビューを見る
“夢の扇風機”で一躍有名になった会社の創業者が自らの半生を綴った本。
著名人の自叙伝というと、何となく(単なる想像でしかないかもしれないけど)、ゴーストライターの影がちらつくような本が多いなか、この本はご本人が全部書いているのは間違いないはず。
本のはじまりのあたりは、書くことに対する力みがあるような。でも読み続けるべきです。中盤の海外を放浪する話のあたりからその力みもなくなって、思いがそのまま胸にがつんとくる、味わいのある文章に変わっていきます。
成功者として讃えられる人には、確かにそれを裏付けるだけの努力と苦労があり、それを楽しむくらいの根性があるものですね。上手くいくか、上手くいかないかは、誰にもわからない。それでも自分を貫くのは、相当な信念がいるものだし、真の意味で自由を謳歌する者の特権であると共に、重圧でもあります。
でも、安全だと思っていた橋が突然落ちるようなことが人生にはあるもの。それならば、寺尾さんのように、自分の夢に掛ける人生はきっと何千倍も面白い。
このような本を読むと、寺尾さんのように成功した人、残念ながら成功まで至らなかった人のことを考えます。また、いったん成功したあと、それを持続し続けることの難しさについても。
煮えたぎるほどの情熱は、人の心を動かし、人生をカラフルに、豊かなものにしていくものだと素直に思えました。
情熱の力、人と人のつながりの素晴らしさを感じます。
投稿元:
レビューを見る
波乱に富んだ人生を歩んできた経営者による半生記。
とことん突き詰めて邁進することで、支援者を得て、厚い壁を打ち破っていく姿には感動するが、なかなか誰にでもできることではない。
投稿元:
レビューを見る
バルミューダという扇風機やトースターを開発した会社の社長の話。
どのように育って経験をしてきたかというのが8割。
必死になって取り組んだ結果得られたものというのがとても印象的。
投稿元:
レビューを見る
扇風機から気になり始め、トースターで興味を惹かれ、オーブンでツボに入ったバルミューダという会社。最近、経済誌の記事で社長のインタビューを読み、とても面白かったので、この本を読んでみました。熱い!この情熱があの製品たちを生み出したんだなと。
投稿元:
レビューを見る
恥ずかしながら読みながら目に熱いものを感じた。気づかないうちに自分に重ね合わせて読んでいた。貧困、両親の離婚、自由の意味を考える日々、まわりからの孤立感。本当に私のために書いてあるのではないかというくらい、思い当たることがたくさん。
寺尾さんが旅立つシーン。涙が出た。
勇気をもらった。
まだ二部も読み始めていない段階で、本当にバイブルの一つになると確信した。
投稿元:
レビューを見る
驚きの人生。感動しました。
作者である寺尾さんは、もとミュージシャンということで、文章も美しく、まるで美しい詩を読んでいるようでした。
バルミューダの商品がめちゃくちゃ欲しくなりました。今後どんな素敵な製品が生み出されるのか、楽しみ!
投稿元:
レビューを見る
自叙伝のようで、寺尾社長の今までの生き様が、とても伝わってくる文章でした!
人間、何も持ってなくてもイチから頑張れる。怖がることはない。そんな思いが伝わってきました。
とても勇気付けられる1冊でした!
投稿元:
レビューを見る
家電業界を変えたバルミューダ社長の自叙伝。ナイキ創業者の本に似ていて(たしか『シュードッグ』の帯はこの著者が書いている)、バンドをやっていていただけあって、文章が文学的。ビジネス本というより物語。まだ先のある物語だった。
投稿元:
レビューを見る
読み始めは、変わった本だと思いました。哲学書かマニア本かと。最後まで読んで、あの有名なバルミューダの社長が書いた自伝だとわかりました。面白い。世の中にはいろいろなことを経験した、すごい人がいるんだなと思いました。
「理性や良心は、悪い状況の長い継続には勝つことができない。それらを活かすためには少しでもいいから、余裕というものが必要だからだ」p24
「真の安住はこの世にはない」p46
「(母の無責任な行動)愚かだと片づけてはいけない。こういう人たちが、間違いなく世の中にはいるのだ。自信がなくても、怖くても、面白そうだから行く人たちが。スイッチが入った時の彼らは、ほぼ自分の興味のためだけに動く勝手な人たちだ。しかしまれに、その先端が社会の閉塞を破り、次の時代へ人類を導く」p57
「(二人の息子へ)思う存分、生きて欲しいと願ってやまない。恥ずかしくても、情けなくてもいいのだ。それでいいのだ。決してブレーキをかけるなと言いたい」p115
「私は、いらいらして焦っていた。困っている現状があり、それを打開する策が見つからない時、私たちはついケチになってしまう。寛容さを失ってしまう」p193
投稿元:
レビューを見る
読了。スティーブジョブズもこのような生き方をしていたのかなと思った。前半の両親の話が良かった。ドラマで見たいと思った。いい話だった。作者は、まだまだ線路は続いており、旅の途中だろうなと思った。
投稿元:
レビューを見る
◯アーティストたるもの、絶対に自分の好き嫌いだけは売ってはいけない。(132p)
◯市場を分析してから自分たちのサウンドを考えはじめるロックバンドはどこにもいない。(154p)
◯なぜ、そんなにも親切にしてくれるんですか?と私が尋ねると、こんなに本気な人を見たのは初めてだからだ、という答えだった。(229p)
★情熱があれば不可能はないんだと思った。
投稿元:
レビューを見る
読む手が止まらず数時間で読了◎
デザイナーの仕事術だと思い本書を手に取ったが良い方向に期待が裏切られた。自らの選択で責任と引き換えに自由を手にして男の子から男の人へ変わっていく、可能性を信じきるという信念のもと熱意を持って行動する事で周りの人を巻き込みながら突き進む記録に痛く感動しました。
投稿元:
レビューを見る
バルミューダを作った寺尾さんの自伝。
なぜこんなにも凄い人生なのかと、思ってしまう。バルミューダデザインという会社を作るまでが、濃い。
なぜ濃いのかと言うと、寺尾さんのエネルギーが濃いのだと思う。
読んでいる自分も、何か始めたくなる、そんなエネルギーが伝わってくる。
やりたいこと、貫きたいことにまっすぐ向き合って、全力で向き合っている人のエネルギーは、本当にすごいんだと感じさせられた。
うちでもバルミューダ製品をいくつか使っている。
今後も増やしたくなるな…。
投稿元:
レビューを見る
あっという間に読み終わった。ノンフィクションでありながら、まるで小説を読んでいるかのよう。
読んでいて筆者の情熱、熱さ、想いをひしひしと感じた。世の中を、世界を動かすのは、やはり「情熱」なのだということを改めて実感。
また、前半によく出てきた「諦めない限り、どんなことでも可能性は0にならない」という言葉はまさにその通り。
可能性が低いことも勿論あるが、諦めない限り決して0にはならない。
自分も筆者に負けないよう、真っ直ぐに、熱く、真摯に生きていきたいと感じた。
とても良い本であった。
投稿元:
レビューを見る
鳥肌が立った。
人生を賭けた製品だからこそ、人の心は動くんだな。
波瀾万丈の旅はまだ始まったばかりか。
祝上場