紙の本
面白かった
2020/04/30 20:52
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投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
分厚くて、文庫なのに1000円を超えるけど面白かった!エピソードひとつひとつが重厚で、短編集のような感じ。二人の我儘な叔父さんには最後までイライラさせられる。安泰な会社などどこにもない、という不動さんの言葉が胸に刺さる。彬が情をかけて叔父たちを救おうとしているなら途中で読むのをやめていたが、学生時代の彼のエピソードなどから情だけで動く人間ではない、合理的だと本人も思っているからこういう行動をとっているのだ、と信じることができたので、「良い人のイイ話」で終わらず最後まで楽しめた!
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面白かったー!池井戸潤のサクセスストーリーはやっぱり好き。気持ちいい。池井戸潤作品ではバブル+銀行って定番なんだな笑。
まったく異なる境遇で生まれてきた瑛と彬。ライバルとしてもっと競ったりするのかなーとか思ってたけど、違った。1つの目的を二人の力を合わせて成功させる!という話でした。
どっちかっていうと瑛の印象が強く残り、彬は準主役のイメージ。ロザリオとかガシャポンとか、泣ける要素あって好きだなー。
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図書館で。圧倒。圧巻。アキラとあきら。2人ともかっこよかった。一生懸命に生きること。2人と一緒にドキドキハラハラしながら700頁を超える物語を追うことが出来ました。
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一気読みだった。
瑛と彬、異なる境遇である2人のそれぞれの物語が進む中で産業中央銀行に同期入社した後1人は経営者、1人は銀行員として苦難を乗り越えるストーリー。
池井戸作品らしく敵対する人間は嫌らしく書けており純粋に主人公たちに肩入れができる。
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銀行物。話のテンポが良くて良かった。
でも題名で期待するような「アキラとあきら」してなかった気がします。
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山崎瑛 と 階堂彬 生まれも育ちも正反対の2人のアキラの話!
それぞれの少年時代の前半!
大学を卒業して同じ産業中央銀行のバンカーとしての中盤!
バンカーと社長として難局を乗り切る後半!
それぞれでドラマが有り熱くなる。 これこそ池井戸潤‼︎
最後の一言が良かった
『いい稟議だった』
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この手にありがちないがみ合いではなく
互いに切磋琢磨していくストーリーが楽しかった。思わず泣いてしまう場面も。
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幼少時代の話が少し長くて途中飽きてしまったけど、
社会人時代からの面白さが半端ない。
主人公2人とも性格も頭も良いので、読んでいて嫌な感じが一切しないのが良い。
次から次へと襲って来る難題を何とか乗り切る様が本当に面白かった。
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またまた読んでしまった。今作は700pと通常の倍サイズ。しかし速攻読了。新鮮味もあったが、2006年からの連載作と知り、驚く。慣れてきたせいか、だいぶ「先読み」ができるようになってきてしまってはいるが、それでも全然面白い。
両あきらの漢字が、初版を読んだためか、入れ替わってしまっているところがあった。それはそれでまた面白い(単なる誤植だが)。
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20170827予約
半年近く待って、やっと順番が回ってきた!
次々に場面が変わるので、ドラマだったら面白いだろうな、と思った。
元銀行員ですが、こんな銀行員いるのかな?そして自分のことをバンカーと言う銀行員がいるとは、思えないけど。
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著者のファンなので購入。
個人的には、楡周平さんと並んで現代のビジネス小説の泰斗と勝手に崇めさせて頂いている。
著者の作品を通じて、銀行の内幕や、組織のあり方などを学ばせてもらった。
本作も、才気溢れる主人公二人が、困難に立ち向かっていく王道にしてストロングスタイルド本流。
相変わらず痛快にして爽快。
次作が待ち遠しい限り。
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育った環境も境遇も違う、二人の「あきら」。
「瑛」は子供の頃に、そして「彬」は大人になってから、人生の岐路に立たされる。
この物語の主人公は、「瑛」なのかな?
私は、どちらかというと「彬」の方に魅力を感じた。
強く・しなやかで・清廉。
とても魅力的な人物でした♪
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文庫オリジナルの最新作、タイトルもなんだか新鮮味を感じて読んでみましたが、長いという点を除いて、中小企業と銀行を舞台にした王道の池井戸潤小説でした。それもそのはずで、新作と言っても実は2006年〜2009年に雑誌に連載されていた作品で書籍化されたいなかったものを加筆して仕上げた作品とのこと。むしろこの10年の人気を作り出す原点のような作品でした。もちろん、さすが池井戸潤という出来ばえ。池井戸潤の作品として楽しめます。期待を裏切らず、そして期待を超えることはない。安心して読んで楽しめる作品。まさに職人技です。本書の登場人物の2人はいわゆる著者と同じバブル期就職世代。生い立ちの異なる2人のアキラの人生を幼少期から順番に描いて行く様は池井戸潤の他の作品とは若干雰囲気が異なりますが、その辺の大河ドラマちっくなものは正直上手く描けているとは思えなかった。たいした伏線もなく、結局は池井戸潤の他の作品同様の展開で、でもやはりそこが面白いところです。
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いゃ、もうアキラもあきらもかっこ良すぎ。ええ、全国のアキラくんたちのドヤ顔が見えるようで!
池井戸さんが描く銀行話だから、もやもやいらいら後スカッと!といくのは分かってたけど、それでもやはり読んでる途中はバカ叔父たちの所業に腹わた煮え繰り返りまくり。
でも、アキラたち、すごい。
彼らにはバンカーとして、そして人として絶対に捨ててはいけないものが見えている。そしてそれを捨てない勇気。
2人のアキラには、確かに凡人にはない生まれ持っての才能があるのだろう。けれどその才能を生かすために必要なのは、やはり「人としての愛」。そう、愛は金を凌駕するんだ。
いやぁ、これで来年の銀行系の就職希望者激増、まちがいなし。
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700ページにもわたる、大長編です。あきらと言う同じ名前の育った環境が全く違う頭脳明晰なふたりが挑む、銀行を中心とした企業立て直しの物語です。著者が元銀行員だったこともあり、リアルな話になっています。紆余曲折の末たどり着く物語の結末は、相当経済的なことに詳しい人でなければ予測できないラストなのではないでしょうか。(自分は素人なので分かりませんが)