電子書籍
ドラマ化しそう!
2022/07/31 14:41
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投稿者:uri - この投稿者のレビュー一覧を見る
須賀しのぶさんにハマり、著作を読破中なのですが、本当に多彩で色々なジャンルを書かれる方でびっくり!
これは現代の社会人野球に携わる人々のサクセスストーリー。
夢を捨てきれなかったり、落ちぶていたり、とんだわけありだったり、途方に暮れていたり…。
そんなバックグラウンドを持つキャラクターたちが個性豊かに描かれている。なんだかんだぶつかり合って、二度目の青春しちゃってるから面白い。
日曜夜9時あたりでドラマになりそうな清々しい爽快さを秘めている。
紙の本
スーパーの惣菜
2023/02/26 07:43
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投稿者:ナムナム - この投稿者のレビュー一覧を見る
田舎の野球のクラブチーム(草野球ではない)が全国大会レベルの勝利を目指す。
基本的に登場人物は皆善人で、応援しながら読んだ作品。
作品内ではわき役の倉内遊撃手は、県外の割烹の次男坊で、華麗な守備と包丁さばきを見せる。
彼は地元スーパーで派遣社員として働き、自店のまずい惣菜をおいしくしようとするのだが、
パートらは、味を改善する努力をしようとせず、今までの手順を変えることを極端に嫌がる。
しかし野球チームの活躍により彼のポイントも上がり、少し良い雰囲気に向かいそうだ。
須賀しのぶさんには、次作に割烹次男坊小説を期待したい。
電子書籍
大人のためのラノベ
2021/11/07 10:42
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ作者の「神の棘」や「革命前夜」「芙蓉千里4」などに随分感銘を受けたので、この作品も読んでみた。大人のためのラノベ といった描き方がされた作品で深い感銘は受けなかった。だからといって面白くない作品ではないが、多くの点が予想通り予定通りの展開で、それ以上でもそれ以下でもなかった。
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たまたまタイトルが目にとまり、入手。野球小説。よく取材されているなあ、というのが第一の感想。通勤電車内で軽く読めたのがよかった。展開のテンポも良く、飽きもこない、良いエンタメ小説。
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社会人野球。
その中のクラブチームという存在。
企業チームや独立リーグとの関係。
環境や待遇も様々だ。
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【収録作品】第一章 夢の賞味期限/第二章 たからものを探して/第三章 神の一球 悪魔の一球/第四章 ミスター・ヴィクトリー/第五章 プレイボールをもういちど/終章
社会人野球のクラブチームの大躍進を描いた野球小説であり、人の生き方の小説。スポーツに限らず、プロにはなれなくても全身全霊を打ち込んでしまうものがある人たちの葛藤。なまじ「才能」があるがゆえの闘いが胸に迫る。それにしても、指導者の存在の大きいこと。
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直海が復活してくれることをみんな待ってる。
だが現実はそううまくいかない。
だからこそ彼が野球をやる意味を、
片桐監督がみんなに聞いてる
「楽しそうに野球やっているか」
という問いに向き合った時に
おぉとなる。
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王道ストーリーなんだろうけど感動させられました。何かにひたむきな人ってかっこいい。
須賀さんって人物を動かすのが上手い、というか好み。
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野球は別に好きじゃないのに、意外と読む機会が多いなと思う今日この頃。須賀さんだから読みました。「夢」という、自分の想いをどこにもってくるのか、どんなことも一人では叶えられない、人との繋がりが生きてました。
高校野球どころか、まったくなじみのないクラブチームという、場の設定。最初、全然乗り気じゃなかったけど、読み始めたらすいすいでした。面白かったです。
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社会人野球クラブチームを舞台にした、選手やスタッフ、監督たちのまっすぐな想いが心地よい「イイ大人の」青春小説。爽やかででもそれだけでない苦さも含まれた、深みある物語です。
そして読み終わったあとには、この表紙の装丁のように、青空へ今一度駆けていこう、たたかっていこうというような、前向きな気持ちをもたらしてくれました。
みんなそれなりに挫折したり歯がゆい思いを抱えたりしている人生経験蓄えた大人だからこその、「それでも頑張ろう」と結論を出せる純粋さは、もちろん「現実そんなに甘くはないよ」と捉えられるところもあるかもしれません。
けれどあくまで(おそらく意図的に)肯定的なスタンスで貫いている描き方には、報われることがあると信じたっていいじゃないか、そうして生きていけたら最高じゃないか、なんて思わせてくれる「夢」が確かに感じられて、すばらしいな、と感じました。
厳しい状況を舞台にした小説を多く書く作者だからこそ、「夢を持って生きる」尊さをなにより生き生きと描けているんじゃないかな、とも僭越ながら思ったのでした。
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読んでいたらおもしろくなるだろうと思って頑張ったけどだめだった。とにかく野球に興味がない。そして野球を舞台にした小説にも興味がない。笑 そもそもスポーツ全般全く興味がないので、これも挑戦だったのだが、やっぱりだめだった。
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新潟県の過疎の街にある野球クラブチームに、夢を捨てきれない人々がいる。社会のはみ出し者の彼らは、人生の逆転ホームランを放つことができるのか。カッコ悪いけど愛おしい大人たちの感動物語。
人生は挫折の繰り返しである。でも、そこから這い上がることで人は強くなり、夢をつかむことができる。三香田ヴィクトリーの人々の挫けない心が胸を打つ。
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電子書籍。
社会人野球のクラブチームのお話。各章でチームの様々な視点から物語が描かれるが、老いも若きも、一癖ある人物達が、都市対抗の優勝と言う一つの目標を目指す姿は泥臭いがそれでもカッコいい。プロ野球放送は見たりするけども、あまり普段関わりのない世界だったので、新鮮な気持ちで読んだ。最後が駆け足な感じもしたので、その後の話や片桐監督視点のお話も読んでみたいな。
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野球が大好きで、野球一筋で生きていたような男たちが、プロや社会人の球団にもあぶれて、最後の可能性にかけてあつまってくるクラブチーム。監督や、一般職から駆り出された女性マネージャー、スポンサーの会社の人など、それぞれの立場の人となりも、リアルに描かれる。まわりから期待されて投げ続けた挙句、肩を壊してしまい、人間不信と自分自身の心の闇から立ち直れない直海にじりじりさせられるのも良かった。お手軽な気持ちよさではなく、現実路線の中で展開されるストーリーに胸をうたれる。