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紙の本
民主主義というものを深く考えるきっかけになる本ですね、これは。
2017/06/18 12:58
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投稿者:汗牛充棟マン - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が必ず新刊を買うと決めている佐伯啓思の本に通底するのは、民主主義に対しての警鐘でしょう。
ある事柄についてあまり強い意見もなければ、特に信条もない。
よくわからないし、政治にあまり関心もない、そういう人が多いのが現代であるということでしょうか?
良き社会を目指すのは市民として当然であると社会科学に携わる人にとっては当然のことのように考えられがちですが、そう思わない人が多いのも現代でしょう。
政治活動をしなくても、普通に働いていれば普通に生活できるのですから、政治活動の重要性を説いても豚耳念仏になってしまうのでしょう。
しかし、それでは政治家や官僚の寡頭制になってしまうから駄目だ、ということを大学時代に政治学で学んだのですが、そういうことを書いてもどれだけ現代の日本人の心に響くのだろうかと思います。
こういった意味でも、民主主義に万般の信頼を寄せるのは危険というほかないでしょう。
しかし単に政治や行政に携わるスペシャリストだけに頼り、無批判でいることにも警句を発したいです。
こういった面でも、「民主主義とはなにか?」を深く考えるきっかけになってしまったのです。
そんな深い議論をしていきたいと思う人にはぜひとも読んでほしい本ですね。
そして行動してほしいですね。
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