投稿元:
レビューを見る
『THINK WILD』直近一ヶ月で読んだ本のなかでは、トップクラスに面白かった。一冊の中に何十人もの世界中の起業家たちの伝記のエッセンスが詰め込まれたかのような本。アントレプレナーシップの形は様々でも、通底する本質は必ずある。
【アントレプレナーの活躍分野】
ガゼル(営利組織)、スカンク(企業内)、ドルフィン(非営利組織)、バタフライ(フリーランス)
【アントレプレナーのパーソナリティ】p163
ダイヤモンド、スター、トランスフォーマー、ロケット
起業家精神とは、「迅速に動いて創造的な破壊をもたらす、楽観的な原動力」を指す。p9
「意識的な努力(エンデバー)によって自分の暮らしを高める能力が、男には間違いなく備わっているという事実ほど、私の心を励ますものはない」という一節から「エンデバー」という名前を提案した。Cf. ソロー『森の生活』p59
【ホワイトボード6か条】p200
①ドアを閉める(Close Doors)
②義理の母をクビにする(Fire Your Mother-in-Low
③ミノベートする(Minnovate)
④ペンを諦める(Drop the Pens)
⑤大きく夢見て、小さく成果を積み上げる(Dream Big but Execute Small)
⑥1度にひと口ずつ、象を食べる(Eat the Elephant One Bite at a Time)
【リーダーシップ4つの「A」】p240
①アジャイル(Agile)ーアイデアを下から上へ
②アクセシブル(Accessible)ーリーダーにすぐアクセスできる
③
アフェア(Aware)ー欠点を自覚して「フローサム」になる
④オーセンティック(Authentic)ー弱さをさらけ出し、ありのままの自分で
投稿元:
レビューを見る
レビューはブログにて
https://ameblo.jp/w92-3/entry-12300563205.html
投稿元:
レビューを見る
以前から気になっていたビジネス本。実質3.7くらい。
【ざっと内容】
著者は世界中で起業を支援する会社のCEO。何人もの成功者や敗者、今まさに開花しようとしている起業家を見てきた彼女が優れた起業家に必要なマインドや習慣をたくさんの実例と共に綴った一冊。
【こんな人におススメ】
・起業家、起業を考えている人。
・仕事に対して少し高い意識で取り組みたいと思ってる人
【感想】
典型的なビジネス洋書。エピソードトークが多過ぎるのと、変に高いテンションの()がウザい笑。
ただ紹介されてるエピソードの中には参考になる考え方や今までの自分のイメージを壊す事実があり、蛍光ペンを引きたくなるような箇所は複数あった。個人的には「起業家は皆保険をかけず、ガッツリriskを背負って飛び出すもの」という概念が破壊されたことと、flawsome という自分の欠点に気づいて認めることができてるリーダーか有能なリーダーであるという考え方に思わずチェック。
投稿元:
レビューを見る
・そこまで事業計画にこだわりすぎない。事業計画書を綿密に立てる必要はない。
・小さく始めてリスクは小さく。だいたい100万円くらいの投資に納める。
・テストマーケティングを活用する。(クラウドファンディングをうまく活用すると良いかも)
・共同創業者とは、しっかりと契約書を交わしておく。
・イノベートではなくミノベートで小さくスタート。
・事業規模拡大を焦らない。
・メンターはしっかりと持つ。一人ではなく、各分野ごとに。
・従業員には、しっかりとミッションを共有する。
投稿元:
レビューを見る
起業支援の非営利ベンチャー、エンデバーの創業者が書いたアントレプレナー(起業家)に関する本。
起業について「始める」「成長する」「成功する」の3つのパートに分かれて書かれており、会社を起こす人だけでなく、社内で新しい事業を始める人にたいしても参考になる内容だった。
アントレプレナーには4つのタイプがあるようで、一般的なのが営利組織を起こすガゼル、企業内で事業を起こすスカンク、非営利組織を立ち上げるドルフィン、フリーランスとして働くバタフライに分かれるようで、それぞれのタイプについても事例がいろいろ書かれてあり、アントプレナーと言ってもいろいろあるのだなと思った。
他にも、アントプレナーのパーソナリティを4つのタイプでわけていたり、起業や事業に関する様々なことを事細かにわけてそれぞれ解説していくといった内容の本で、分かりやすかった。
アントプレナーの起業というと、リスク(危険)を冒して行うものという印象があるけど、そうではないらしい。ほとんどのアントプレナーはリスクを最小限に抑え、損失を許容範囲内に抑える人が多いとのこと。まずは小さく始めるのが大事ということか。
小さく始めるという意味では、「ミノベートする」(少しだけイノベートする)という言葉が紹介されてあった。既存の事業を微調整した起業をしようということなのだろうなと思う。これぐらいなら確かに、リスクは小さいのかなと思った。
他に、成功したスタートアップのリーダーについて4つの特徴(4つのA)をあげていて、アジャイル(アイデアを下から上へ)、アクセシブル(リーダーにすぐアクセスできる)、アウェア(欠点を自覚して「フローサム」になる)、オーセンティック(弱さをさらけだし、ありのままの自分で)ということが大事だそう。自分はリーダーシップ性というものは乏しいけど、これぐらいならなんとなくできそうな気はした。「俺についてこい」みたいな感じではなくて、「助けてほしい」みたいな感じのほうがいいということかな。
後、よく聞くことではあるけど、従業員のやる気を引き出すのは給与の額ではなく、「影響力」「自由」「生活の質」だそう。よく聞くけど、これを社長に知られたら給与下げられそうな気がするので、あまり認めたくなかったりする。まあでも、分からなくはない。自分の仕事が何のためにやってるか疑問をもっちゃうと、とたんにやる気がなくなるし。
最後の第9章については、双子の娘二人にあてたような書き方で面白かった。まだまだ子どもだそうだけど、すでにアントレプレナーとなっているらしい(スクエアリーダーをねだる9歳らしい)。
そういえば、ハリーポッターの作者は生活保護を受けていたという話は初めて知った。ハリーポッターのおかげで、生活保護生活を抜け出せたのかな。
他に初めて知ったのは、自動車会社のフォードがハンドルを右から左へ移し替えたということ。フォードが生まれるまで一般的にアメリカは右側通行ではあったけど、右ハンドルだったらしい。これは知らなかった。まあ、当時だと自動車の数も少ないから、対向車より溝に落ちないかどうかの心配のほうが多かったからだそう。
そういえば、オバマ元大統���がスマホはブラックベリーを使ってたのは知ってるけど、iPhoneの使用はセキュリティの問題から許可されなかったらしい。iPhoneってむしろAndroidと比べるとセキュリティ性が高いイメージだからちょっと意外だった。
後、分厚い翻訳書によくある最後の謝辞。相変わらずいろんな名前の人があがっていて斜め読みしていたら、いきなり「伊藤穣一」と名前がでてきてビックリした。まあでも、ベンチャーキャピタリストでもあるわけだから、確かに作者と交流があっても不思議ではないか。
投稿元:
レビューを見る
ストーリーばかりで要点に辿り着くまで周りくどい本で長いこと積読してたので、要点のみ一気読み。
さまざまなスタートアップを見てきた人が成功するパターン、失敗するパターンを列挙しているため、実際にスタートアップ運営する上で役に立ちそうな内容。
特にスタートアップの社長であればより刺さる点は多そうだ。
厳しいアドバイスをくれるメンターを作ることや、リーダーに求められる資質など、エッセンスとして役にたつことが色々ありそうな本だった。
ただ無駄な文章が多いので要約サイトでもあればそれで十分にも感じる。