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筋肉トレーニング本ではありません。ただ、心の持ち方、心の鍛え方を西川貴教が教え説く、まさに聖書、教典のようなものです。暫くライブも無さそうなので、今から西川貴教に入信したいと考えている方はひとまず読んでみてはどうかな、などと思いました。
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おしゃべりな筋肉
2017/5/12 著:西川 貴教
自分は天才と呼ぶには程遠い「凡人」だと自覚しているし、それを恥じる気もありません。むしろ、こんな人間がジタバタしながらもこの世界で生き残ってこられたことこそが、僕の地震につながっているのです。
何も音楽やアートに限らず、皆さんの日常の中にも、自分には能力がない、求められた仕事に応える力量がないと投げ出したくなったり、目標になかなかたどり着けず結果が出ずに焦ったりすることがあるのではないでしょうか。
本書の構成は以下の7章から成る。
①甘える力
②バランス力
③実現力
④女子力
⑤ネガティブ力
⑥突き詰める力
⑦任せる力
T.M.Revolution :西川貴教のイメージは、10年ほど前にヘイヘイヘイというダウンタウンの歌番組に出演し特に浜ちゃんとハマり「ローリング・ローリング」やら関西弁を巧みに操る話術で歌もうまいという感じで定着し、PUFFYさんとあれで、消臭力でさらなる存在感を示し、イナズマロックで滋賀ラブを表しているというイメージ。
そんなイメージはあっているものもあれば、本書からはそんな晴れ舞台からは遠ざかっていた著者の葛藤や繊細な気持ちを垣間見れることができた。本書は筋肉について書かれている本ではない。
章ごとにさらけ出される著者の筋肉をどんな目線でどんな気持ちで見たら良いのか読み取ればいいのかの答えはでないものの、本書がテーマとして伝えたかったものがぐいぐいと心に染み入った。
普通にすごくおもしろかった。
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普段のパフォーマンスを見ているだけでは知ることのできない西川貴教の人柄や考え方をたくさん知ることができる。
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・他人を羨んで腐っている暇があるなら、自分が彼らに勝るにはどうすればいいか考えた方がいい。誰かがやってくれるのを待つより自分が動いた方がいい。
・今結果が出ていないことへの焦り、本当にできるのかな?という不安を抱えている人もいると思うが、何十年か先に事態がひっくり返るなんてことも起こり得る。「無理かもしれない。でももう少しだけ頑張ろう」と、毎日、とにかく今日だけ頑張る気持ちでいると、結果がいつの間にかついてくることは結構ある。