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現代思想の名著30 みんなのレビュー

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.5

評価内訳

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

この本をガイドに、攻略は自らの手で…

2022/02/24 17:33

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あごおやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「現象学・実存主義」「構造主義」「ポスト構造主義」「表象文化面からの資本主義批判」「文化的他者論」というカテゴリー毎の名著を5冊ずつと、それらに対応する「日本の現代思想」の代表的著作を5冊、計30冊の現代思想に関する名著を紹介します。
「現代思想」という言葉の意味合いが、今では曖昧になっているものの、1980年から90年代の日本においては、「『現代思想≒ポストモダン思想』という理解がかなり一般化」しており、「構造主義/ポスト構造主義に加えて、これらと微妙な関係にあった『現象学+実存主義』系の思想」が現代思想と呼ばれていた、とします。
本書で紹介された30冊のうち、私が実際に読んだのはたったの5冊ですが、悪戦苦闘の超長期戦でやっと読破した難書の内容が、かくも的確かつコンパクトに要約できるのか、と驚かされます。一体どこまで理解を深めれば、これだけ平易な言葉で他者に内容を伝えることができるのでしょうか?
思想の歴史は、過去の常識や潮流に対する疑念を基に、その超克を企てる批判的営為の足跡ですが、本書は各々の書籍が何に対してどのような観点で批判を展開しようとしているのか、いわばターゲットや意図を明確に示しているため、実際に読んでいない書籍についても「なんだか分かったような気」にさせるところがあります。ただ、そういった安易な思い込みを、著者は何よりも戒めるのでしょうが……当然ですね。いわば登山の攻略法を伝授するわけではなく、頂上への道のり(の険しさ)を示しているだけで、真の学びに近道などないことに変わりはありません。
一方で、本書により思想哲学の世界の絶望的なまでの深淵さ、狂気的な複雑さを垣間見た気もします。ここで理解への途を諦めてしまうか、この先へ進むか、浅学非才の身には、そんな分岐点を突き付けられたようにも感じます。
著者の仲正昌樹先生には、本書で取り上げられた「アンチ・オイディプス」「啓蒙の弁証法」「共同幻想論」などをじっくり丁寧に読み解く「入門講義」シリーズや、「存在と時間」などに関する新書類も多いので、この先へ進むにあたり、博覧強記に裏付けられた最高峰のガイドとなって、より深い理解へと誘ってくれるでしょう。もちろん、自分の目で読んで理解すること以上の攻略法は存在しないことを胸に刻む必要がありますが。

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2017/07/06 21:47

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2018/03/17 14:40

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2018/06/24 22:29

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2023/05/10 18:07

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