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ガウスの数論世界をゆく 正多角形の作図から相互法則・数論幾何へ みんなのレビュー
- 栗原 将人 (著), 桂 利行 (ほか編集)
- 税込価格:2,640円(24pt)
- 出版社:数学書房
- 発売日:2017/05/15
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紙の本
自分でも計算できるのがおもしろい
2017/07/01 20:57
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大秦のふくろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
早大名誉教授の足立恒雄先生が、ツイッターで
栗原将人さんの《ガウスの数論世界をゆく》(数学書房)が出版された。極めて丁寧にガウスの数論(平方剰余と4次剰余の相互法則を含む)が書かれている。「私はこの本を片手間には書きませんでした。研究論文を書くときと同じように数学する魂をこめたつもりです。数学の発見のおもしろさを伝えるためには、数学の魂がこもっていなければならないと思ったからです」と前書きにある通り渾身の力を込めて書かれた本である。いい加減なことを垂れ流している本か、そうでなければ、わかってもらわなくて結構という本が多い中で、本物をわかってもらおうという意欲があふれた良書である。
と書いているのを見て、久しぶりに数学の本を読んでみたかったこともあり、購入しました。
大学(理系です)を卒業してからずいぶん時間が経ってしまっている私だからかもしれませんが、この本は決して易しくありません。はっきり言って、想像していたより難しいです。第3章のガウス周期のところで、自分でもいろいろ計算できるということがわかり、おもしろくなりました。そして、序文にあった三角関数の不思議な式が証明できるようになりました。他にも同じような式が作れます。数学気分をいっぱいに味わえました。
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