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西洋の没落 2 みんなのレビュー
- シュペングラー (著), 村松 正俊 (訳)
- 税込価格:1,760円(16pt)
- 出版社:中央公論新社
- 発売日:2017/06/08
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紙の本
ドイツの哲学者オスヴァルト・シュペングラー氏によって1918年に発表された一大センセーションを巻き起こした名著です!
2020/07/12 15:30
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ドイツの哲学者オスヴァルト・シュペングラー氏によって1918年に出版された名著です。同書は、センセーショナルなタイトルが第一次世界大戦後の疲弊した西洋社会に呼応し、大ベストセラーとなりました。シュペングラー氏によれば、すべての文明は生成し、成長し、老化をたどるということです。そして、西洋文明もまたこの運命を逃れ得ず、現代の西洋文明は文明のプロセスとしては末期的状況にあるというのがシュペングラー氏の見解です。シュペングラー氏の立場は一種の循環史論であり、現代文明である西洋文明の未来に関していえば、衰退を予期する下降史観とも呼ぶべき悲観的な未来像でもあります。ここで問われているのは、近代西洋文明とは人類社会が至った普遍的な進歩の到達点なのか、あるいは、古代ギリシア文明やローマ文明などと同じように、特殊・個別的な文明に過ぎないのかという違いなのです。中公クラシックスは2巻シリーズで刊行され、同巻2巻目は、「第1章 起原と土地と」(宇宙的なものと小宇宙と、高度文化の群)、「第2章 都市と民族と」(都市の魂、文明の形態語)、「第3章 アラビヤ文化の諸問題」(歴史的仮晶、概念)、「第4章 国家」(身分の問題、男と女と)、「第5章 経済生活の形式界」(貨幣、経済像と経済生活)からなっています。
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