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紙の本
関東大震災以降の様々な社会意識を追いながら、震災と日本人について考察した画期的な書です!
2020/09/03 10:14
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『石橋湛山』、『新しい教養を求めて』、『西条八十』、『満州事変はなぜ起きたのか』、『日本型<教養>の運命』、『昭和十年代の陸軍と政治』、『二・二六事件とその時代』などの著作で知られる筒井清忠氏の作品です。同書は、 関東大震災という未曽有の災害から復興を目指した官庁が政治に翻弄され、ついに「伏魔殿」となってしまったことを描いた貴重な書です。後藤新平氏の動きを中心にその事情を捉える一方、関東大震災以後に登場した様々な社会意識を追いながら、大衆消費社会の成立過程を見据えていきます。震災と日本人について、歴史的視座から多くの示唆を投げかけた傑作です。ぜひ、一度、読んでみてください。
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