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投稿者:なまけやろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
生徒会選挙が終わった後の舞台編が開幕です。小説も描き終わりみんなで読みますが、そこでもまた意見の相違が。七海先輩と侑の関係が見所です。
アニメ視聴と並行して、原作を読んでいます。
2019/01/31 23:50
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投稿者:ガディアム - この投稿者のレビュー一覧を見る
4巻終盤の燈子のセリフ「私は自分のことが嫌いだから」「私の嫌いもののことを好きって言ってくる人のこと好きになれないでしょ?」
けれども誰かと一緒にいたい、だから自分のことを好きにならない人と一緒にいたいという矛盾した心情、これが第1話で燈子が侑に告白した理由なのでしょう。
それ対して侑が飲み込んだ言葉
(先輩だって私の・・・・・もののこと嫌いって言わないでよ)
[セリフの一部が別の吹き出しに隠れて意図的に読めなくされている]
本当に、この作品は哲学的とも言える内容の心情描写がなされています。
2巻終盤と同様の袋小路のような状況ですが、侑は現状を変えたいと考え、おそらくは燈子もこのままではいられないことを理解しているのでしょう。
この先の変化がどう動くのか、楽しみですが、とても怖いです。
一方で、ほのぼのした場面としては、合宿での入浴シーン,寝室のシーン。
同性間恋愛で直面する場面を、非常にストレートに描いています。
また、アニメではキャラ1人ずつ心情を独白しているシーンを、見開き1ページで3人がそれぞれ独白している描写は、漫画だからこそできる描写で見事です。
表紙裏の漫画で、堂島君が先輩の手作りカレーに大喜びしている描写に大笑いしました。
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投稿者:aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
生徒会の夏休み演劇合宿で一緒にお風呂~。イチャイチャしていていい感じ。「私を好きにならないあなたが好き」っていうコンセプトはブレていない。
合宿ってすごい…
2020/11/25 00:43
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投稿者:やっほー丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
合宿シーン…最高でした。ありがとうございます。
この3人の絶妙な関係性も癖になります。それにしても所々で現れる燈子の本心が面白い笑
侑と燈子の関係からますます目が離せません!
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淡々と穏やかにゆるやかに進むままここまで来たが、いよいよ侑の内心が乱され始めた。恋愛もので着目したいのは「どうにもならない感情の揺れ動き」なのだけど、ようやくそれが見られそう。というか、その「ゆらぎ」を描くのにこの丸1巻使ってるのが素晴らしく丁寧。
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文化祭劇に向けて合宿。そこで姉の別の一面を知り橙子は。。。という展開。ああもうまったくこの二人はwwwとなる4巻でした。
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劇中劇という古典的手法
p.20-21
p.82
p.90 左下コマ
p.124 上
p.167
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生徒会の夏休み演劇合宿で一緒にお風呂~。イチャイチャしていていい感じ。「私を好きにならないあなたが好き」っていうコンセプトはブレていない。
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燈子ちゃん病んでるなぁ。お姉さんの幻想から解き放たれたらいいんだけど、なくなったらなくなったで、壊れちゃいそうな危うさもあるけど。
沙弥香ちゃん今回トラウマっていうかひどい元カノが出てきていたけど、彼女が一番普通の恋愛をしている感じはするんだけどね。。。
侑がどんどん恋する女子化していて可愛いw
ベッドの上で電話するシーンとか特に!
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はぁ〜尊い。当初の恋愛関係だけでなく登場人物の他の問題も描かれてきているが、相変わらずそこも皮肉な展開で読ませる。
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叶ちゃん怖い…。
的確過ぎる内面描写がとんでもない。これ、ホントに諸事実知らずに書いてるとしたら、とんでもない異能ですわ。
ついに揺らぎ始めた燈子。信じていた理想が「そうではない」と否定されれば、不安定になるのも当然。
そして不安から逃れるため、一方的な好意を侑に押し付ける…いびつさ。
実に燈子はめんどくさい子であり、客観的に見ると幼い子供のよう。振り回される方は大変だ。
…でも多分、振り回される事すら望んでしまうのがつまり、侑の「奥の方につっかえてて言葉にならない」思い。
菜月の言葉に納得しつつも、侑も周りを振り回してる事に気づいたり。
あぁ、実にめんどくさい子達だなぁ(だがそれがいい)。
あと沙弥香先輩、結構怖いw
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【あらすじ】
七海燈子の念願である生徒会劇。
夏休みに入り、その練習合宿が行われる。
それぞれの思いを秘めながら合宿に臨む燈子、侑、沙弥香。
その一方で、燈子の追い求め続けた理想は、揺らぎ始めていた。
「侑は私のこと、好きにならないでね」
【感想】
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小糸侑が七海燈子を変えようと決心する4巻。
相変わらず表情がよすぎる。
・佐伯沙弥香が元恋人と偶然出会い、一方的な「ごめんね」をぶつけられてイラッとしたときの表情、さらにそこで燈子とのイチャイチャを見せつけて「さようなら」を言う高圧的な表情(100000点)
・「澪と七海さんは あんまり似てないな」と言われた七海燈子の表情、そういうとこやぞ!
ラストでは「侑は私のこと 好きにならないでね?」とか言っちゃうのがクソヤバい。やっぱり自己否定感は周囲の人間にも不幸を撒き散らすんやな。それを受けて七海燈子に自分自身を好きになってもらおうとする(おそらく)小糸侑、よすぎないか? 結婚してくれ……
*
あと個人的には男子の風呂シーンなかったのは減点だよ!
槙聖司が堂島くんの前で服脱ぐシーン見たかったよ……。カバー裏に部屋での様子の4コマはあったけど。ちょっと寂しい。
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冒頭で語られる燈子の過去。この何気ない日々の中で唐突に訪れた別れの瞬間から燈子は「姉になる」ことに囚われてしまったのだろうな…
この巻では注目すべき描写が幾つもあるけど、その一つは侑に訪れた明確な変化。これまでも侑の中では「特別」を知りそうになる瞬間が幾度も見られてきたけど、それは燈子によるブレーキで回避されてきた。
けれど、そのブレーキも限界に達したのかこの巻では侑に明確に変化が訪れた事が判る描写が幾つも。だというのにその変化は直接的には描写されない。なんてお洒落な演出だろう
ドーナツ屋での会話シーン。侑に嫌われたくないからと自制を口にする燈子に対して「べつにそんなの」と言いかけたシーン、コマとコマの間に光の演出が入る。
この光は第一巻で侑が少女漫画や恋愛している者達に感じた光と同一の物。それが描かれたということは侑の中で燈子が「特別」な存在になっているということ
だというのに侑から燈子には何も出来ない。侑から好かれることを望まない燈子の意に沿うのであれば、侑は燈子に対して一線を引き続けなければならない。願い事を書くことも言うことも出来ない。
けれど、燈子は侑に対して無邪気な笑みを向け、恋する少女として振る舞うことが出来る。これほどズルいことはない
また、このタイミングで以前の侑を知る菜月との会話が行われ、侑の変化が語られたのは印象的
燈子から見れば侑はいつだって余裕な態度。けれど菜月からすれば今の侑はいっぱいいっぱい。その余裕の無さはきっと喜ばしい変化なのだろうね。
特に電話のシーンからはその変化を感じられる。侑の表情や言葉はいつものように余裕を湛えたものであっても、枕を強く抱きしめ「どうでもよくなんかないよ」と発する。
それはまるで恋する少女のようで、とっくに侑が「特別」を知っていると伝わってくる
こよみによって書き上げられた劇の脚本。それは驚くほどに燈子の内面を表したものだった。また、沙弥香の配役も沙弥香が隠す望みを反映しているのだから恐ろしい
これが単純に恐ろしいと感じる程度で済めばまだ問題にはならなかったのだけど、七海澪を知る市ヶ谷の登場によって現状ですら劇の内容を反映したかのような事態に発展していくのは驚きの展開。
市ヶ谷が教えてくれた七海澪は燈子の全く知らない七海澪であり、燈子の価値観をぶっ壊してしまうもの
燈子が知っていると思っていた澪は特別で完璧な存在。だから燈子は「特別」を目指し続けた。だというのに澪が全く完璧な人間ではないなら、燈子の目指していた物が間違っていたことになる
ここで残酷なのはその不安感を沙弥香にはぶちまけられないこと。沙弥香はあくまで隣に並び立つ相手であり、甘える相手にはなりえない
けど、侑だって燈子の抱える不安全てを許容出来る訳じゃない。侑にとって「特別」な今の燈子を否定する燈子を許せはしない。迷い戸惑い、自分を嫌いだと言う燈子を変えたいと思う。
燈子を変える決意を固めた侑がこれからすることが楽しみで仕方ない
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初見。人は見えることしか見えないという当然の事実のみならず、見たいものを見たいように見るだけという言葉の典型がそこにはあった。得てして恋愛関係で発生しやすく、また物事を拗らせる原因になる。他人を理想化するのは人間の性質であるが、自分がそうしていると気づいたとき人は自分と向き合うことになる。他人は自分を映す鏡とも言う。さてここで考えたいことが1つ。タイトルの「君」とは誰が誰を指しているのだろうか。
あと前巻から思い始めてはいたことだが、各話のサブタイトルが秀逸。仲谷先生が考えていらっしゃるのだろうか。すごい。人物に関しては、燈子さん、勉強は出来るのになんだかもったいない。しかし何かに専念して(圧倒的な)結果を出すには別の何かを捨てなければならないことも理解はしているつもり。だからこそもどかしい。今まで持ってたものでいまこの場所に立てていることを考えると、持ち続けていたものを手放すのは難しいですよね。自分にも当てはまります。あと、こよみちゃんは将来有望。目指せ直木賞。次巻も楽しみ。