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作品の表現が上手いなあ
全部見に行きたくなるし、自分にとってのいちまいの絵を見つけに美術館巡りしたくなる
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原田マハさんは本当に絵の描写が秀逸。実際に観たことのあるのは睡蓮だけだけど、どれもぜひとも観たくなった。
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この人の最近の小説、やや浅い気がして、初期作の美術愛が薄れているように感じるの、自分だけだろうか。いじわるな感想を抱く。
選出された絵は、ほとんどが自作の著作に関わるもの。
レオナルドやピカソの有名作はもう聞き飽きた説明ばかりだし、セザンヌが近代絵画上に為した革命的な発見を述べずにあっさりと好きじゃなかった発言されるあたりに、うんざりした。セザンヌとえいば、あの山の絵か水浴図。それを外して不機嫌な奥さんの自画像を選んだ理由に、あまり説得力が見られない。
…と思っていたが、ジョルジュ・モランディあたりから俄然面白くなる。ピカソの「ゲルニカ」の政治力。ロスコの執念。マティス画の履歴。ほとんど西洋美術史なのに、ふと最後に置かれた東山魁夷の「道」。そのエピソードと自分の目指す道を信じた著者のひたむきな姿勢に、こころ打たれた。
芸術作品を純粋にその造形上の美学から好きになる人は多くはない。惹かれるのは、絵描きの生き方なのかもしれない。
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生きているうちには恐らく行けない所にあり、恐らく見ることのない絵画について、丁寧に教えてくれる、筆者の愛にあふれた一冊。
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著者の体験を基に、画家の生い立ち、時代背景から絵画に迫る。
その絵が世界にどのような影響を与えたのかを知ることも一つの楽しみ方。
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読書記録です。
著者が10才のとき、初めてピカソを観た「ピカソ体験」が一緒だったので笑ってしまった。「ものすごく下手くそだ!」という下手くそパンチを浴びた衝撃って…わかりやすいわ~
私も絵が下手くそで、図工の時間が苦痛な子どもでした。学校外でのスケッチで、今回はなんとかわかる程度には描けた!と思った水彩画を、当時の担任に上から容赦なく色を塗り直された記憶がいまだに忘れられません。ピカソは、そんな私にとって「なんでコレが本に載ってんの?」な絵でした。
まあそれが「これなら許せる」「これは下手くそ!」と、子どもなりに絵を観るきっかけになったんですから、感謝するべきなのかも?!
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タイトルが「いまいちの絵」にみえて仕方がない。(笑) 内容は、SpotifyでSmooth Jazzでも聞きながら、優雅なひと時がもてる絵画鑑賞のエントリー本。最初にカラーで絵画が収録されているので、その絵を何回も見ながら、文章を読む。絵が書かれた時代の背景を知ることによりより鮮明に見えてくる画家の意図が解説されている。
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読み終えて、今まであまり知らなかったアンリマティスに興味を持ちました。いつかMOMAで夢や星月夜が観たいなあ(^ ^)
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私の好きな絵は何だろう。
本の中に私の好きなウフィッツィ美術館が出てきて嬉しかった。スペイン、マドリードの美術館も実際に行けてよかったな。
マハさんのオススメの絵画に会いに行きたいと思った。
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26枚の絵
静物画は
英語でstill life(動かない命)
仏語でnature morte(死せる自然)
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アートについてもっと知りたい!と思わせてくれる。ほとんど行かない美術館に行きたくなる。楽しめるようになりたい…
2018.9.27
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著者が「生きているうちにみるべき」と考える26点の絵画を取り上げ、個人的体験を加えつつ解説していくスタイルの新書。
まず、取り上げられた26点の絵画すべてについてカラー図版が付いているのが良い点です。良質の紙が使われているため、新書サイズでも鮮明に印刷されています。
解説の分量は、絵画初心者が読み進めるのに丁度良いくらいだと思います。美術史や時代背景についての記述も必要十分な程度に抑えられていて、美術に疎い自分でも飽きることなく読み進めることができました。
ただ、作者の思い入れが強く出ているためなのか、過剰とも思える表現が所々に見受けられるのが気になる点です。例えば本文一行目からひとまとまりの文章において、著者の絵画に対する思いが語られているのですが、読んでいて少し居心地の悪さを感じるくらいの熱量がありました(もっとも、自分が原田マハさんの本を読み慣れていないせいかもしれませんが)。
全体的に見て、良い本だと思います。原田マハさんのアート小説を読んでみようかな、という気持ちになりました。
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絵が生まれた背景を知ることは、鑑賞の幅を拡げますね!
解説らしくない小説のような感じで楽しめました
「アデーレ」には、ベルヴェデーレで会っている
おそらく一対一で
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原田マハさんが紡ぐ絵画の物語が好きなわたしにとっては、フレンチのフルコースをいただくくらいの満足度の高い一冊。
絵画一つにこれだけ惹きつけるドラマを再構成できるのがすごい。
もちろん、作品をもとに作家の一生をそのまま描いていればあっという間に本が一冊出来上がると思うけど、この本はただの紹介じゃなくてドラマがあったなと。
まだまだ知らない画家のエピソードがいっぱいだった。多くの作家(とくに近現代絵画)に共通するのは官選(サロン)のアカデミーの潮流から漏れているという点だった。アートが常にカウンターカルチャー的な存在で大きなエネルギーを持つのには、こういう背景に通じてるのかもしれない。
一番気に入ったのはエドガー・ドガのエトワール。踊り子、舞台裏に注目するその眼差しに、自分の精神性に近いものを感じた。この本があったからこそ知れたので感謝。
あとは、原田マハさんの強い好奇心と、情熱のすごさ。連載を集めたものだったから仕方ないのかも知れないけど、「会いたかった」「一度お目にかかりたかった」「この時を待ってた」が次から次へ…!
それでも、原田マハさんと絵画の対面の瞬間には常に感動が待ってる。毎回「会えて良かった!」と思える、それくらい真っ直ぐで気持ちがいい。
一つの絵に、熱い想いを絶やさずに向き合い続けることはそうそう出来ることではないが、それでこそ、年々素晴らしい作品を生み出し続けられる原動力なのかなと思ったりした。
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小説家原田マハさんの、芸術家とその絵画に対する思いをまとめた一冊。
まとめられた絵画は巻頭にカラーで並べられ、その解説も丁寧に記述されている。
…んだけど、ちょっと表現が奇麗すぎて食傷気味。