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玉依姫を読んでいるため、展開に対してのワクワク感がなくて残念。こちらを先に読んでいたら感覚も違ったかもしれない。しかし、後半は玉依姫を読んでいないと言葉や展開についていけないかもな、と思った。
登場人物が増えて、それぞれの目線から物語が進む部分もあるものの、展開が先行している感じがした。心理描写が少なくて、それぞれがどう感じているのかが掴みきれなかったような気分。
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こういう結末か…!まさか。
あんなに振り回されていた雪哉、泣けるようになって良かったよ。
これからの彼らの話が出たらいいな…。
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久しぶりに発売日に新刊を買いました。
図書館で順番待ちするなんて考えなかった。
そんな本、どれくらいぶりだろう。
その日のうちに読み終えてしまったのも、ここのところないことでした。
八咫烏シリーズは、新刊を読み終えた途端に、遡って前の本が読みたくなる。実に面白い。
何度も何度も楽しめる。
どっぷり山内の世界に浸りきることができる。
素敵だわー。
もっともっと楽しませてほしい。
もっともっとあの世界を知りたい。
幸せだ。
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「玉依姫」であやふやのままだったところが、
明らかにされた巻。
でも、なんかスッキリとはしないな…
だいたい予想した通りの展開で、いつもの大どんでん返しがなかった。それは残念
それでも、この世界観にわたしはもうすっかりどハマりしてるから、今後も楽しみ。次巻では、物語が良い方向に進むことに期待!と言うか、今後、どういう展開になって行くのかこれっぽっちも想像できない!!
雪哉のひねくれたところが好きだったのにこの頃度を超え過ぎてて、間違ってはないと思いつつも、心配でならない。茂丸がいたらなぁ…
あと、表紙の女性はダレ?
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待ちに待った完結編。
そうか、そうだったんだと世界地図を初めて見せられた様な感覚。
完結だけど違う世界のことも気になる。
もう一度 玉依姫 を読み直したい。
いや、最初から読むかな。
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やられた。
八咫烏シリーズ1と2がセットになっていて衝撃を受けたにも関わらず、今回が前巻との「セット」になるとは想像していなかった。
前巻で急に「人間」が登場し、今までの登場人物たちが物語裏に隠れてがっかりしていたが、この作品で前巻と同じ時系列で八咫烏サイドのストーリーが展開される。
玉依姫は読み直すことはないだろうと思っていたが、これを読んだ後では読み直さざるを得ない。
これにて第一部完結。
猿との争いは終わり、第二部が発刊されるとすれば今後の山内の在り方が主軸になるのではないだろうか。
人間、天狗、そして八咫烏。
それぞれが自己と他者をどのように認識するかに山内の未来がかかっているのだろう。
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第1部完結ということで楽しみにしてました。
玉依姫の時間軸でいろいろ明らかになり、相変わらずすごかったです。
そして哀しい。
とにかくおもしろかった!
第2部もまってます。
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八咫烏ファンがどよめいた前作『玉依姫』と表裏をなす一冊。
第一部の完結編はワクワクのらせん階段が今まで以上にぐるぐる巻きになっている。
いやいやいやいや、奥が深すぎるよ、山内!なんて言ってもこの奥行きの深さが八咫烏シリーズの醍醐味。
読み終わった時、ビールを一気飲みしたみたいに「ぷはーっっ!」と叫んじゃったね。
なんていうか、単純な烏王国物語じゃないところに心惹かれる。表面的ないい話で終わらない。自分たちの正義がいつも正しいとは限らないという、ね。
はやく続きが読みたい。いったいどうなる。どうなる!
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前巻の『玉依姫』と対をなす、山内側の物語。
伝説上でしかなかった山神の出現、大地震、猿の襲撃……さまざまな災厄が山内をおそう。第一部の完結編。
シリーズの最初の方感情のあまりなかった若宮が人間らしくなってきてどんどんかっこわるくなってくるけど、雪哉は相変わらずこわくていい。わくわくというか、ハラハラしながらよみすすめた。澄男とますほが気になる。外伝の短編よんでてよかった。第一部完結とのことなので、第二部はどういう方向にすすんでいくのかなーとたのしみ。おもしろかった。シリーズのなかでお話だけでいうなら4巻がいちばん好みだったかも。
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遂に第1部完結!
完結!!??
いやいやいや、もうこれは週刊少年ジャンプばりに連載してもらわねば!!と、思う程続きが気になる。第2部が始まるまでどれだけ焦らされなければならないのだろうか…こんな心かき乱される物語の終幕は上橋さんの獣の奏者以来。
守るものが違ければ、貫き通す正義も違う。
一体何が正解なのかは分からない。死人に口無しとはよくできた言葉だと思う。烏サイドで読んでいる読者は烏の味方として物語を読むけど、これがもし猿が主人公の猿シリーズとしての本だったら烏はなんて醜い一族なのだと思っただろし、でも最終的に猿の一族はみんな死に絶えてしまう。つまり死人に口無し。
誰も烏がやって来たことは知らないまま終わる。
それでも何も知らない無垢な次世代の子供達が、どうか幸せに育つ未来であって欲しいと願わずにはいられない終わり。
…だけど何も知らないまま無かったことにしても良いものか…なんとも心かき乱される。
とにかく、とにかく早く続きが読みたくてたまらない。
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人気シリーズ完結ということで、大いに期待していた一作。
すごく、がっかり。
前半は、前著『玉依姫』の舞台裏をなぞっているだけ。
第一作から第三作までが出色の出来ばえだったのに、同じ作者が描いたとは思えないほど凡庸で色あせて見える。広げ過ぎた風呂敷を畳みきれなかったのか。
ラストで明かされた若宮の過去の記憶やら、猿の正体やら、謎明かしの部分が杜撰。あまりときめくような、キャラクターどうしの掛け合いもない。文章の表現力も稚拙。字数稼ぎのために改行ばかりで、下が空白で萎える。なんで若宮はあんな超ヘタレにする必要があったのか?(読者に人気がないから?) 浜木綿は乱暴な男言葉だけで、見せ場もなく。雪哉の作戦も別に奇をてらったものではない。
失礼ながら、日本初の壮大なファンタジーとしての、『守り人』シリーズ(あれも王室の父子の確執でしたね…)や『勾玉』シリーズと比べてしまうと、中途半端に現代人社会と日本神話の設定を入れて、著者独自のファンタジー性を薄めてしまった分見劣りがするし、何より、人間の描き方が漫画みたい。『十二国記』みたいな、異界と人間界とが同一平面にあるような設定を半端にゆるく採用して、うまく機能していない感じ。ファンサービスのためのキャラ萌えするためのシーンだけ丁寧に書いてるような。
今回は第一部完で、まだ続くらしい。
今作が良かったら、文庫版で揃えようと思ったけれど、図書館で借りただけでいいやと思ってしまいました。
第三作あたりまでは、二十歳の人が書いたとは思えない、大人びた作風に心ひかれましたが、ひどく残念。
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前作、玉依姫と対になる話。
山内サイドの話。
読み始めたら止まらなくて一気に読んでしまった、、、
思えば、烏に単は似合わない、から
ずいぶん世界観や人が変わったな、、、
玉依姫を読んでる時、
山神の怒りで負傷したのは誰だろうと思っていたが
澄尾だったのか
と言うか茂丸死んでしまったの!?
しげさん、、、!!
この作品唯一の癒しと言っても過言ではなかったのに!
帰ってキテーーー!しげさーーーん!!!泣
あんなに完全無欠に見えた若宮は
自らを知って弱くなり、人間味を増してくるし
純粋な少年だった雪哉が
守るもののためにどんどん深みにはまっていって、
おい!若宮!と思わずにいられなかった。
雪哉が山内と若宮のために汚い役を買って
重いものを背負っていく中、
お前は自分のことしか考えとらんのかーい!と
雪哉が背負っているものは本来お前が背負うべきものやで!
自分の失態で眷属が滅びに向かっていくことがショックかもしれんが、
本編でも言っていたけど、
田舎でのんびり暮らしたいと言っていた少年を
ここまで引きずり込んだのはお前なんだぞ!
もう最後の姫宮を見に行くのを渋る雪哉は、
汚れきっている自分が、、、みたいな感じになっているのが
切なくて、
姫宮の笑顔を見てぽろぽろ泣きだした雪哉が
芯のところで変わってないのだなと思うと
切ないやら悲しいやらで胸がいっぱいだったわ
1部完らしいのだけど、
2部はいつ出るのか
どうなるのか
おそらく来年以降であろうと思われるが
楽しみに待つことにします。
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星はあえてつけません。
以下ネタバレ
弥栄とタイトルにあるからもっと未来ある一部完結になると思っていたのですが、ずどーんと心が落ちました。私は空棺を読んだ後、山内の犠牲になるのは雪哉なのかも?もしそうなら辛いな、と思っていました。その予想は外れましたが良かった!とも言い切れないお話の展開でした。シリーズで猿が出てきた時から、猿側の視点からのストーリーを想像すると全く違う話になるだろうと思ってはいたが…。最後の猿の「ヨータ…」のひと言雪哉には辛かっただろう。3作目のあれが伏線になってたのか…トドメを刺したのは奈月彦なのに。
こうなってくるといまいち感情移入できない「英雄」を悪者にしてしまいたい気分です。
玉依姫のラストで椿と志帆は神域に入ったんだよね?第2シリーズで若宮と志帆の再会はあるのか?志帆と天狗がいる事で人間界から山内に干渉する可能性も捨て切れないと思うので今後の展開は全く読めませんね。
若宮が真名(マナ)を取り戻せるとしたら人間界にある言い伝えが最後の可能性になるのか。
神域にある意味異分子の志帆が入ったことによって滅びの未来を変えらりたりするのだろうか。
雪哉は己の思う化物になってしまうのか。
とりあえず流し読み一回の感想なのでこれからゆっくり熟読し直そうと思います。
雪哉は最後泣けたけど、今後笑顔は取り戻せるのかな。
追記、信仰がなければ神は生きられないってことだよね。人や土地に置き去りにされた神も切ないのかも。
悲しみは怒りを生み復讐へと駆り立てる。だから雪哉が猿を殲滅したのはある意味正しい。
今の人の世界は敵とみなした物を殲滅なんて絶対にできない。だから復讐の連鎖になってしまってる。その結果復讐の連鎖の結果、第三次世界大戦とかに発展してしまう可能性がゼロではないのだろう。
アインシュタインだっけ?「第4次世界大戦があるとしたら人はこん棒で戦う事になるだろう。」みたいな予言めいたこといった人。怖い世の中なんだな。
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いやー、、、まだ細かく読めてないんだけど、ざぁぁーっとほぼ2日で読んでしまった。
前作からだいぶ間があいたので、キャラクターの名前が千早とかちょっと怪しかったんだけど、キャラがたってるから面白い。
絶対的だった若宮が八咫烏の進む道を迷い始め、雪哉が親友のために冷血漢になり、余裕のあった浜木綿が自分にがっかりし、だんだん変わっていくなぁ。
前作玉依姫を読んでて、あれ、、これいつの話?新しいよね。でも若宮なんで神域にいるの?と思った記憶があるんだけど、同じ時間軸で山内がどうなっていたか、わかった。伏線回収&八咫烏側の状況がわかる最終回だったので、玉依姫とちゃんと照らし合わせたら色々なるほどってなりそう。
それにしても若宮の父、金烏代の役に立たなさはなんなの。笑
この本の終わり方はすごく好き。滅びゆくことは決まった中で、真実を知る者だけが悲しみを抱えながらもまた生きていく。
普通の烏でなにが悪い、浜木綿の、絶望する若宮への言葉がタイタニック感あった。
浜木綿 正直私は、お前が真の金烏だろうが神さまの残骸だろうが、どうでもいいね。少なくともお前は、私の大事な親友で、大事な夫だ。
人形を取れなくなったら、八咫烏を愛さなくなるのか?
奈月彦 いいや
浜木綿 じゃあ、いいではないか、滅んでも。
いっそ冷たいと思われるほど仕事人間な雪哉が、浜木綿の生んだ子供に会いに行って、ボロボロ泣くところにじーんときた。
武人で不器用な澄尾のマスホノススキへの想いが一途で可愛かった。お嬢だった自分を乗り越えてやれることを我武者羅にやったマスホノススキ、もはや神々しい。
学生時代は色々あった明留、千早、治真、市柳の役に立ちっぷりがそれぞれかっこいい。茂丸悲しい。いいやつだった。
最後に猿の思いもわかって、烏がやらかした事もなんとなくわかった気がする。でも新しい山神ってなんなのかな。ちょっとよくわからなかった。人々が作り上げるの?
こうして山内という、宗教的な、日本的な、異世界は滅びるのか。日本古来の神に注目した設定で、なかなか独特で良かったと思う!
しかし猿を皆殺しとは。雪哉エグい。
いやはや。1番にくいとこで終わった!八咫烏シリーズはとても好きな世界観なので、ぜひ映画にしてほしい。
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前作の玉依姫は「烏」のつかない題名だったので、他のシリーズからは少し距離を置いているのかなと、思っていたのだけど…この作品をこれから読むのであれば、まずは、玉依姫を読んでいただきたい‼
人間メインなんでしょ…って興味そがれている人もいるかもしれないし、私もその1人でしたが、読んでから読んで良かったな、と読了したいま思っています。