紙の本
発見あり!
2017/08/31 20:47
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投稿者:ふみしょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
楽しみながら読んでいましたら、思わぬ発見をしました!
親類に「覚(さとり)」さんと云う珍しい名前の人が居て・・・変わった名前 と思ってましたら、なんと 妖に「覚り(さとり)」が登場しました! ひとの思いを さとる妖。
歴史の勉強もした気分でした。
二倍楽しみました。
昭和初期は まだ日常に 妖が居たのかも。。
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「アイスクリン強し」「若様組まいる」と、過去に読んだことがあったのですが、どうも畠中さんの「明治もの」は肌に合わなかったので、読もうかどうしようかと、かなり悩みました。
読み終わったいま、読んでよかったと思ってます。
「しゃばけシリーズ」や「つくもがみシリーズ」のように、心なごむ妖し達ではなく、かなりクールで大人な妖し達ですが、こちらの面々も、とても魅力的。
一番人気はやっぱり「滝さん」なのかな。
「花乃が死ぬまで」が特に好きでした。
続刊も読みたいと思います!!
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原田さんと滝さん他お仲間達。なんなの?この人たち‥‥とっても不思議で妖しい。ワクワクしてぞくぞくする。光あるところ影ができる。その影に住む者たちをもっと知りたいものです。
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えー!
最後ー!
明治はひいおばあちゃんが生きた時代なので(この作品の時、12歳ぐらい)、なんとなく親しみがわく。
明治、大正はおしゃれなイメージしかないけど、それは一部分であって、妖がいてもおかしくない時代でもあるなぁと思う。
続編、読んでみたい。
滝さんのその後が気になりすぎる。
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畠中さんの新しいシリーズものが始まったー!
文明開化間もない明治、江戸の夜には跋扈していた妖たちはどこへいった?という着眼点も面白いことさながら、しゃばけシリーズは妖ありきの世界観だったので、楽しみに進めていくも、いやこれは!めちゃくちゃ続きを読みたい!
しゃばけシリーズは優しい若旦那の空気感に合間って、人も妖も柔らかではありましたが、こちらはちょっと大人向け。畠中さんの優しく分かりやすい文章はそのままに、どの話にもピリリと辛味が紛れこむ、その匙加減のいい塩梅!そしてどこぞの御落胤かと見紛うほどのイケメン警官が二人と、愉快な仲間ときたもんだ。読むでしょうが、続きを。
優しく柔らか、とは前著しましたが、五話のタイトル「花乃が死ぬまで」は衝撃的なタイトルの通り、あっと驚く内容に。前四話までに散りばめられた辛味が、すっと形を成す見事な展開。最高です。
は~それにしても牛鍋食べたくなるよね…。
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わたしには間口が狭かったので入り込むのに2話目の最後あたりまで時間がかかってしまった。
出口は広かったけどね。
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しゃばけ初期の頃とは文体も話の雰囲気も随分変わってきたなあという印象を持っていたのですが
今回もそんな感じでした。
(悪い意味ではなくって)
最初のあたりからちゃんと後の布石は打たれていて、やっぱりそうだったんだなって話の運びに急展開がなくっていいなとか
で?お姉ちゃんは実在したの、それとも? と深読みしたり。
いくらでも深読みが可能なので、それも楽しいですね。考えすぎかもしれませんが。
明治や大正の空気は大好きなので嬉しい。
とともに、この方って男の子お書きになるのが達者でいらっしゃるので、また現代モノで少年のお話も読んでみたいなあと思う初秋の夜でございました。
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明治と妖って珍しい組合せだけど、さすが畠中さん。
この物語では、人と人でない者の間に境界があり、読み進むにつれ、得体の知れない何かがそばにいる感覚がじわっとしてきます。
新婚で身重の奥さんをさらわれて、原田さんがあんなことになってしまったのは悲しかったなぁ。
それから、ほんとに怖いのは、妖ではなくて人の方。
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畠中さん安定の妖ものでした。今回は人に憑依するっていうのかな原田さんとかそんな感じですかね。ちょっと不思議感を出しつつ読めました。滝さんの成り立ちも気になりますけどね・・・。
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若様シリーズなのかな?と思ったけれど、明治の妖シリーズの第一弾というところだったのだろうか。(名前だけちらっと出てきたのでニヤりとする)
しゃばけシリーズを読んでいると明治に移り変わって妖はどうなっちゃったかな、と気になっていたので明治の妖シリーズも嬉しい。
「煉瓦街の雨」
煉瓦街となった銀座にある「百木屋」という牛鍋屋の亭主は百賢は妹みなもとの2人暮らし。
何の仕事をしているやら怪しい男に好かれ、常連客と共に手を引かせようとするが、揃って「かまいたち」に襲われ…
「赤手の拾い子」
おきめという幼子を拾った赤手だったか、目を離す隙にどんどん大きくなり…ダイヤモンドを持っていた故に、親候補も何人も現れる。
「妖新聞」
最近新聞ではなんでも妖の仕業とする記事が出ており、5人も人が亡くなった事件もそう書きたい記者が巡査をつけ回す…
「覚り、覚られ」
証言人の青山という男を壮士たちの会で助けたことから巡査2人は「さとり」という妖怪を証明させたいと頼まれる羽目になり…
「花乃が死ぬまで」
お金持ちの未亡人・花乃が初恋相手を探したところ、名前も顔も同じ、ただ年だけ変わらない男・滝巡査と出会い…
最初は若様シリーズだと思い読んだせいで、違ったかな?と探り探り読んでしまったけれど、面白かった。
読んでいけばいくほど、誰が妖なのか、何の妖なんだろうとワクワクしてくる。
原田巡査と滝巡査は妖で、(原田巡査は人間もいたようだけど…)しっかりと明記されてないけれど、馴染みのメンバー百賢・妹(濡れ女?)・お高(さとり?)も妖でいいのかな…?
赤手も妖なのか、そうじゃないのかまだよく分からなかった。
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妖 実は大好きで、、、、江戸から明治への変遷期、妖達はどうしていたんだろうと思っていました。こんな感じだったんだろうなあ、、と(^^)
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単行本→文庫本と二度目です。最高!!面白すぎです!!この本は、最低でも二巡はした方が理解深まるし、登場人物たちの全体像がわかってきて良いのだと思う!単行本で読んだ時も面白いとは思ってたけど、こりゃ、面白すぎです!!明治・金色キタンもぜひ文庫化を!!
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人の時代の中を生きる妖や人間模様が楽しく、不思議で…時に切なくてドキドキしました。古きよき日本を想像していてとても楽しくなりました。…私は滝さんが好きですね
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しゃばけシリーズよりも少し大人な印象。オチがふわっとあいまいにぼかしたものが多い。
言い回しが少し違和感がある個所がある。この作品に限ったことではないが。でも大分減って来ている。
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時は明治。江戸の大火からこっち煉瓦街として生まれ変わった銀座四丁目の角にひときわ目立つみすぼらしさの巡査派出所。ここに勤務する原田・滝の両巡査と二人が贔屓にする牛鍋屋の百木屋店主百賢・常連のお高・赤手を中心に人の仕業か魔物の術か、何やら剣呑な騒ぎが起こる。
しゃばけシリーズほどキャラがきっちりと描写されておらず、誰を中心に読めばいいのか、お話の結末はどうなのか、どうにも判じかねる短編集。
あとがきを読むと、<そういうもんですの>ってなカンジなんですが、こちらとしては<そうかもしらんけど、どないやねん>と言いたくなる。
ただ、続編では原田さんと滝さんがきっちり主役で活躍するらしいので、そちらも読んでみたいと思います。
個人的に一番の問題は話の軸になるこの人たちが善なのか悪なのか(=善をなしたいのか否か)人助けをするにはするんですが、それはどういう目的なのか(純粋に助けたいのか、利用したいのか、懲らしめたいのか)、それによって読むスタンスがかわるわけですが、それがわからないこと。
もっと早い解決をしたいのなら、もっといい手がありましたよね?いくら明治20年でもそうですよね?だって今のわたしでも思いつくんですから!っていうところが多い。そういう意味でもすごく気になりまして、★★。