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フィクションの体で書かれたホラー。「何か不審な電話がかかったりしたらすぐに本を閉じてください」みたいな注意書きがあります。読んだ人のところに怪異が現れると。感想を見てみると金縛りにあったという人が…ちなみにわたしはそういうの信じないのですが、読みながら食べてたお菓子が喉に張り付いて息が詰まり(だらしないだけでは!)嘔吐して助かりました。びっくりしたなぁ、もう!
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この、現実にあるかのごとく煽る?ホラー、ミステリとして読むと不完全燃焼になるけど、ホラーとして読めばもやっとした気持ちで終わるのもなんとか。
いまいち4つの家がどんな感じで建っているのか想像が追い付かないから、ジオラマ誰か作ってほしい…
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タイトルが気になって購入。ホラーは苦手だが、三津田さんの他の小説は読んだことがあったので、読めるかな、と。
「ここから先はー」みたいな注意書きが怖さを増長させる。
実際、そこで一回読むのやめたが、やはり気になったので通勤中にちょっとずつ読んだ。
怖かったが三津田さんならではの推理、推測を挟んでいるので、最後まで面白く読めた。
家の正体はわかっていない。
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前作ほど強烈なのは出てこないが、読み始めたら止まらなくなる。
謎の女(妊婦?)が不気味。小野不由美の本に出てくる、香典を置いていく喪服の女を思い出した。
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曰くのある家や部屋を一軒に纏めて建て直し、そこで暮らすとどうなるか――。あり得ない「家」に棲んだ者たちは? 最強ホラー再び!
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「どこの家にも怖いものはいる」の続編になるのかな。単体でも読めます。
いわくつきの事故物件を寄せ集めて作った「烏合邸」という建物に、それぞれ被験者を住まわせて書かせた手記や録音テープを三津田信三と編集者の三間坂が読み解く…というストーリー。まさにタイトル通り「わざと忌み家を建てて棲む(棲ませる)」本。
蒸し暑いこの頃にぴったりのぞぞぞわっとくるホラーでした。特に「黒い部屋」が怖かった…本人たちは普通の家だと思って住んでるけど…はたから見ると実は…というところに鳥肌が立った。ひとつひとつの手記の不気味さや、怪異の恐ろしさ、いわくつきの物件を寄せ集めて作ったという烏合邸の禍々しさなど、設定は極上パーフェクトなのに、最後全く投げっぱなしで終わるのがちょっと残念でした。全部解明されないからこそ恐怖が増すというのも勿論ありますが。この本を読んで怪異が起こっても責任は持ちませんっていう流れも、ちょっとパターン化してきたかな?という印象です。
川谷妻華…アナグラム疑ったけど今回は違ったようだ(笑)
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人死にがあった部屋や家。それを一箇所に集めて建て直した“烏合邸”。家主は、そこに棲む人を募集する。さながら、実験室のように…恐怖の「幽霊屋敷」怪談、再び!(アマゾン紹介文)
期待値が高かっただけに、落胆もまた大きく。
まず、怖くない。
擬音の多様なのか、振りがわざとらしすぎるのか、前作よりも随分と緊張感なく読み終えてしまいました。
結末のぼかし方も前作と同様尻切れトンボ感が否めず。
題材はホラーにもサスペンスにも適用されそうなので、残念でした。
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「どこの家にも怖いものはいる」の続編?とはいえ、同一のテーマの怖い話を前作のキャラクターが考察していく、というスタイルが同じなだけで、「どこの家にも怖いものはいる」の怪異が登場しているわけではない。そのため、こちらを先に読んでも楽しめると思う。
今回はどこかにある怪異物件をわざと移転して、おなじ敷地内に立てた「呪いの家のテーマパーク」のような物件に住む、もしくは物件を調査した4人の話。
日記だったり、探索の様子の録音であったりと、語り口が異なるのも前作と似ている。
物件に住んだり、物件を調査する4人は事前に屋敷の持ち主から報酬を受け取っているため、金銭的な理由なその他の理由から逃げるに逃げられないという、追い詰められた状況の人間の恐怖がある。
「黒い家」に住む人物が、火事で焼け焦げて黒いままの家に住んでいたのに、それを認識できず普通の家に住んでいるつもりの日記を書いていたことに、第三者視点で初めてわかったときにはぞっとした。
他の記録も、記録者の認識のみで書かれているため、書かれていることが全て事実とは限らないのかもしれないと思った。
個人的には、前作のほうが怖かったように感じた。というか、前作の宗教団体や割れ女が怖すぎたため相対的に怖くないように感じられたのだと思う。
それぞれの物件一つ一つに怪異の伝説があるはずだが、今回はそれを移した後の話のみであり、どういう経緯があったのか気になるが、作中では明かされない。
ある意味では「後日談」ばかりを集められた小説ともいえよう。
一つ一つで小説がかけそうな物件の後日談だけを読めるのは、非常に贅沢かもしれない。
謎解き要素はあるにはあるが、最終的にはそれが正解なのかどうかの答え合わせはないため、ミステリー1割ホラー9割という感じで、推理小説の手法で怪異を証明していくホラー小説のように感じた。
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今回も怖くて楽しかった〜
シリーズものらしく1冊目を読まずに読んだので読まないと!
やっぱりホラーを読むのは1人の夜に限るね!
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これは、実話怪談なのですかね。三津田さんの小説は好きなんだけど、他のシリーズ物と比べると個人的には面白みに欠ける気がする。ミステリー×ホラーの作風が好きなので、怪異だけで恐怖を煽られても、あまり恐さを感じない。
あえて言えば、退屈に思えてしまう。
今回は幽霊屋敷の話の所為か、やたら間取りの説明が多い。
文章で間取りを説明されてもイメージしずらいので、内容にのめり込めない。
単純に烏合邸の間取り図を載せて欲しい(笑)。まぁ、実際に存在したかしないか分からない家屋の見取り図を添付するのも、おかしな話か。
刀城シリーズや死相学シリーズなどの創作の方が、三津田さん真骨頂が表れる気がするのは、僕だけかな?
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2020.09.05
三津田節のファンだけれども、今回のは序章があまりにも説明的すぎて萎えた。忌み家についての説明はなくても良い。ただ変な家が建ってて、そこで起きた怪異で怖がらせてくれればそれで良いのに…。
黒い家の章はなんとか読み終え、白い家の章の途中でギブアップ。やたら説明くさいし、長いし、怖くもないし眠くて眠くて。
この説明くさい文章は三津田さんそのものでしょ笑
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人死が起きた曰く付きの家屋を寄せ集めて作られた「烏合邸」。歪な様相を見せるその家に、不幸にも関わってしまった彼らは。前作と同じくやはり、登場人物の手記、日記、記録はぞっとした。間に挟まれた作者と編集者が見舞われた怪異もかなり怖い。中でも特に怖かったのは、作家の手記と学者の記録。その他の二つも甲乙つけがたいが文章が(設定として)文章がしっかり書き込まれていたので、前者の二つは恐ろしかった。また、前作「どこの家にも怖いものはいる」に比べ、作者と編集者が見舞われた恐ろしい体験も怖さが増していてよかったと思う。
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最初の「黒い部屋」を読んで、オッこいつはヤベー本を読み始めてしまったぞ!とゾクゾクしました。
「ヤバいと思ったら読むのをやめてください」と脅され、ハハハまたまたそんなこと言って…その手には乗りませんよ…と思いつつも、ズブズブとのめり込むように読んでしまい、気づけば自分も恐ろしい部屋の中に入ってしまったような怖さがありました。
ホラーなのかと思いきや、ミステリーの要素もあり、最後まで一気に読みました。結末は少しあっけなかった気がします。
この本を読んだせいか、顔の見えない男が庭から家に入り込もうとしてくる悪夢を見ましたが、これ報告した方がいいんですかね?
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表紙みたいな怖くて嫌な気持ちになりたかったんだけど、、、
作家が巻き込まれていくのは怖くてよかったけど、終始すっきりしないというか、憶測でそのまま終わり、友達の友達のいとこの同級生に聞いた怖い話、みたいな結局なんだったんですかという気持ち。
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大人になってから読んだホラー小説で、背筋をゾクゾクさせたのは本書が初めてかもしれない。
夏の暑さが急に終わり、曇天の涼しい9月、ひとり家で読んでいると、その静けさも、遠くで聞こえる物音も、何か不気味なものに感じてくる。
それぞれの家の主人公が恐る恐る歩みを進める描写を、まるで自分がそこにいるかのように、怖い、見たくない、進めない、と思いながら読んでいた。
一気読みすることで物語の中にどっぷり浸かれます。
私は大抵のホラー小説・映画・ゲームは平気だが、歩いて進むお化け屋敷は大の苦手。本書の恐怖はそのお化け屋敷をたった1人で進むような恐怖と孤独を感じた。
以下ネタバレ・自分なりの考察
終章で筆者は、烏合邸が本当に存在していたのだろうかと投げかける。
あれだけの規模の家が建っていたのに、四つの家を調べた人たちの記録以外に何も残っていないのはおかしいと。
→描写からして、相当大きな邸宅、日本家屋、歯科医院と住居の建て増した建築物、アパートの一室。現在の建築技術でも、それらを融合するのは不可能なのではないか、また、相当な大きさになるはずなのに、例えば黒い家の日記では近所の人の話題にも出てこない。
あそこに書かれた通りの建物が実在していたとは思えない。しかし、そこで起きた怪異は本物なので、それを読んだ筆者や三間坂氏にも障がでた。
ということは、黒い家に住んだ親子を描写した白い家の手記と同じことが住人に起こっていたのではないか。つまり、そこに滞在した人にはその人たちが描写した通りに見える=家に選ばれた人だから。そういった人たちを住まわせ、あるいは調査させた。しかし、それ以外の人には同じようには見えない。だから怪異は存在したのに記録には何も残っていないのではないかと。
例えば実際は建物の残骸があるだけとか。