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これは家族の物語だ。
殺し屋でありながら、恐妻家で家族への愛に溢れ、フェアであることをモットーとしている主人公。
憎めないキャラだ。
ラスト、物語を締めくくるエピソードがすばらしい。
願わくば、鈴木が登場してほしかった。
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殺し屋シリーズ第三段
全5編の連作短編集でいずれも恐妻家の殺し屋「兜」を中心にした話
殺し屋の、そして恐妻家の苦悩を伊坂氏特有のユーモア溢れる文体で書かれた傑作でした
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家族を持ちながら、殺し屋稼業を営む主人公は、一切を明かさず、その命を絶つ。その息子は、死後、自宅から出てくる鍵を偶然見つけその鍵で開けられるマンションの一室にたどり着く。一体、その父親がどんな仕事をしていたのか?現実離れしているが、リアリティもあり、人間味あふれる不思議な物語。
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殺し屋シリーズ?今回は【兜】の連作短編集。妻にものすごく気を遣って、その対処法をノートにまとめるくらいなのに、腕の立つ殺し屋というアンバランスな設定に涙します。ラストの一編は息子の克己の話だけれど、【兜】のパートもあり、前の段であまりにもあっさり終わってしまったので、そこが補完されてて良かったです。
奥様との出会いが本当に【兜】にとって幸せの予兆だったのだなぁと、最後まで楽しく泣かせる話でした。
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主人公の恐妻家っぷりは最初は鼻についた。しかし、展開していくと、なくてはならないものに。ラスト手前には驚かなかったが、ラストはよかった。
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いやぁ、伊坂節健在!
楽しかったぁ。わらわらと人が死ぬのにこんなに楽しくていいんすかね。
しかも、しみじみ成分もたっぷりで。
兜がいきなりアレした時には唖然としちゃいましたが。え!?ええっ!?みたいな笑
でも、そこからの回収が鮮やかで。
懐かしいヤツらや懐かしいエピソードにニヤニヤしながら、また読み直したくなりつつ。
父親と、息子の関係、この兜と克己は理想じゃないか?
母親を挟んだ共犯的な笑
いやぁ、楽しかった。楽しい読書タイムだった。人がたくさん死ぬけど、救われる人もたくさんいて兜グッジョブ!って言いたい!
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伊坂幸太郎は人物を書けないっていう人がいるけど、
でも、父親を書かせると、上手いんだよなぁ。
愛おしい家族のお話。最高。
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恐妻家の殺し屋・「兜」に関する短編5作。伊坂幸太郎の過去の人気キャラクターを使った作品。雑誌に掲載された最初の短編3作は、それぞれ大して面白くはない。単行本化のために書き下ろされた最後に2作で「兜」の物語の終結が描かれています。そこは最初の3作と少し絡みつつ、家族の物語り絡んで伊坂幸太郎らしくそれなりに面白い。伊坂幸太郎もそろそろ過去の作品と手を切りたかったのかな。本作の魅力は「兜」の恐妻家ぶりかもしれない。多くの「恐妻家」にとって共感を引き起こし、多くの参考情報が満載かも。
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内容(「BOOK」データベースより)
最強の殺し屋は―恐妻家。「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる殺し屋シリーズ最新作!書き下ろし2篇を加えた計5篇
読み始めて...奥さんに頭が上がらない殺し屋なんて...笑笑! 兜の奥さんへの言動が笑えます。と同時に旦那も似たような気持ちで私に接してるかも〜って思いました。
『グラスホッパー』『マリアビートル』とともに非日常な内容で面白く 脳内で情景を想像しながらクスクス笑いながら読みました。
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兜がいい人なのに、半ばで舞台から立ち去る。
ええー! ええー!!
本当は生きてるとかそんなんじゃないんですかぁぁぁぁ!? いつものどんでん返しでしょ!?と最後まで疑いながら読んでしまった。
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やっぱり殺し屋シリーズ面白い!伊坂節全開で、いつもの伊坂さんの読後感に大満足。
前半3作は雑誌や短編集に入っていたもので、独立した軽めな感じ。2作目の『BEE』が既読だったこともあり、のめり込むには時間がかかりました。
けど、途中兜が…なところで「え!え!」となり、そこから先が気になりすぎて、一気に読んでしまいました。急にああいうの放り込むところも、流石伊坂さん。
シリーズ前2作とはまた雰囲気が違って、殺し屋の話なのに家族愛が描かれているのも、ほっこりして良かった。個人的には『死神の浮力』の読後感に近いものがありました。
初めて伊坂作品を読んだ時に、「こんなにたくさん人が死ぬのに、何で全く怖さがないの?」「何でほっこりしちゃうの!」と思ったあの感想は、最新作を読んだ今でも変わりません。
私は妻側だけど、とりあえず魚肉ソーセージ買おう。
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基本的に、平和な小説を好む傾向にあるのだが、久々に刺激が欲しくなり手に取った本。
前作「グラスホッパー」がどういうわけか全く頭に入ってこず、読了するのにかなり苦労した記憶(恐らく読む時間を満足にとれず、内容がとびとびになっているからだと思うが)。
本作は、決して前作と話が続いているわけではないので、そこがまず安心。
久々に読んだ殺し屋シリーズ第2作。
面白かった!後半の追い上げとスピード感たるや。
恐妻家すぎる描写もよかったし、どこか朴訥としている兜が段々「死神の制度」の千葉に見えてきたり。
無機質な感じのキャラがたつのって、伊坂さん得意なのかな。怖い感じと、愛嬌が微妙に入り混じっていて不思議。
ということで、読了したその日に3作目「マリアビートル」に手を伸ばすのであった。
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殺し屋シリーズ最新作。恐妻家の設定が面白過ぎる。毎度毎度殺し屋の話なのに、なぜにこんなにも楽しい気持ちで読めるのか。キャラクターは魅力的だし、スリリングな展開もあって、伏線回収の妙も楽しめる。最上級のエンターテイメントを今回も堪能しました。
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殺し屋シリーズ?の第3作。
殺し屋が家では恐妻家という設定だけでツボなのですが、物語としても父親の家族愛というものを語っています。素敵です。
ちなみに、シリーズといっても、職業の設定だけで、方向性は全2作とは相当違います。
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久々伊坂作品。殺し屋シリーズはあんまり得意ではないけど、この作品は心温まるエピソードもあって、シリーズの中では好き。