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商品説明
【静岡書店大賞小説部門(第6回)】「兜」は一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない恐妻家。引退を考えながらも爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受け…。全5篇を収めた連作集。『小説野性時代』ほか掲載に書き下ろしを加えて単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
【伊坂幸太郎史上最強のエンタメ小説<殺し屋シリーズ>、『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる、待望の最新作!】
最強の殺し屋は――恐妻家。
物騒な奴がまた現れた!
新たなエンタメの可能性を切り開く、娯楽小説の最高峰!
「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。
一人息子の克巳もあきれるほどだ。
兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。
引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。
こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。
書き下ろし2篇を加えた計5篇。シリーズ初の連作集!
【商品解説】
目次
- AX
- BEE
- Crayon
- EXIT (書き下ろし)
- FINE (書き下ろし)
収録作品一覧
AX | 5−52 | |
---|---|---|
BEE | 53−95 | |
Crayon | 97−133 |
著者紹介
伊坂幸太郎
- 略歴
- 〈伊坂幸太郎〉1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。「オーデュボンの祈り」で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞してデビュー。「ゴールデンスランバー」で山本周五郎賞、本屋大賞を受賞。
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紙の本
伊坂幸太郎先生ありがとう!
2017/08/22 21:46
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:moon - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごく面白かったです!夫婦や家族にはいろんな形がありますが伊坂先生が描かれる夫婦愛、親子愛、家族愛が好きです。「重力ピエロ」が好きな人は好みかも。帯の文句負けしてる作品はよくあるけどこの作品はその通り極上のエンターテイメントでした。
殺し屋シリーズというと殺伐としたイメージをもたれる方がいるかもしれませんがそんなに暗くはないし、ときにはユーモアがあってクスッと笑えるシーンも多かったです。そして暖かい気持ちになれる物語でした。
実写化しないかなぁ~。漫画をやたら実写化してるけどよっぽどこちらの方がいいと思う。
紙の本
構成力
2017/10/10 20:06
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の兜は、文房具メーカーの社員。が、裏の顔は殺し屋。「グラスホッパー」「マリアビートル」と同じ設定で、実際、その第3弾に当たるのだが、シリーズとしては初めて連作短編の形を取っている。しかし、書きおろしを含む5作が見事に繋がっており、巧みな構成力によりリンクしている。過去の2シリーズ以上の出来と評価してよかろう。
電子書籍
殺し屋シリーズに外れなし
2017/10/07 13:31
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kn - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作から続く判子の演出がたまらないです。短編だからシュールっぽさが強くて、でもなぜかグッとくる言葉もあって。最後の2話はずるいなあ。殺し屋小説を読んでこんなにも感動するのは伊坂さんだからこそです。
紙の本
晴れやか爽快小説
2017/08/01 09:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
満遍なく120%楽しめた!長い間、待ち望んでいた甲斐があった。満足満足。恐妻家の殺し屋「兜」の奮闘、葛藤、毎度の伊坂節で隙のないエンターテイメント小説に。懐かしのあの殺し屋たちもちょっぴり顔を出していてにんまり。やあ出会えたね。奈良村さんの恩返しも素敵。そして医師への「蟷螂の斧」ばっちり決まって気分爽快。兜、もしかしたら、、とずっと思いながら読んでいたけれどやっぱり、、だ。けれど最後のエピソードでとても晴れやかな気持ちになれた。雨後の晴天のような小説。本当に気持ちが良くて泣きそうだ。ありがとう、伊坂さん!
電子書籍
大満足
2017/12/01 23:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「親父は人生をやり直せるとしたら、おふくろとは結婚しないでしょ。」と息子に聞かれて、
「やり直してもまったく同じであってほしいよ。」
と答える。
「いいことのほうがたくさんあった。」
とさらりと言う。
いいなあ、こういう人。
ひとりで生きてきた兜が家族を持てたのは、奥さんに心動かされたからだし、奥さんも深いんだろうなぁ。ご本人は意識してないだろうけど。
何がフェアなのだろうとか、結構いろいろ考えさせられた。
自分のことだけを考えて生きてたら兜ももっと…とは思うけど、いい奴だったんだな(仕事は非人道的だけど)。
面白いだけじゃない。人生の深淵がちらりと見える。
心が穏やかになる。人間って捨てたものじゃないなって。
管理人さん、いい仕事したね。
紙の本
シリーズで1番よかった!かも!
2020/02/23 17:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:@n_tbook - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごく面白かった。とくに最後の章で二人の視点で交互に話が進んでいく部分は、鼓動が高鳴り、ページをめくる手が止まりませんでした。いつも最後にはスカッとさせてくれる伊坂作品が大好きです。
紙の本
殺し屋シリーズ(笑)
2019/04/14 22:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はいね - この投稿者のレビュー一覧を見る
殺し屋シリーズ(笑)読んでるのに蜜柑と檸檬が好きだったので兜・・・うん居たはず大柄な男だった?別物かな・・・
でも好きな方の伊坂さん♪
サックリ落ちた!と思ったけど流石に面白い。
あ~殺し屋シリーズ読み返したい・・・けど小説読むのめちゃ時間かかるからなぁ。
紙の本
期待通り!
2017/11/15 10:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Riatsu - この投稿者のレビュー一覧を見る
グラスホッパー、マリアビートルなどの殺し屋シリーズのファンとしては、続編と言うことでかなりの期待を持って拝読しました。
今回のメインキャラクターが恐妻家ということで、読み始めはなよっちぃかなと思っていましたが、やはり最後はスカッと、そしてちょっと切なくなり、とても読み応えがありました。
前作のあのキャラもチラリと登場しますので、是非シリーズで読むべきです。
紙の本
殺し屋の性格が楽しい
2017/10/28 22:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
殺し屋としては一流な主人公が、家庭人としては妻にびくびくしているという設定が楽しかった。ラストの場面まで、どきどきしながら一気に読みました。
紙の本
淡々と…
2018/05/06 00:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
淡々としている感じがすごく良い。
妙にドラマティックという感じでも無い感じがすごく世界観を感じられる。
電子書籍
兜
2017/12/31 14:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:morimorimoori - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かったです。
伊坂幸太郎の小説はほぼほぼ読んでいます。
ただ、殺し屋ものの前2作と比べると少し印象が弱い感じがします。
また、一人称表現のためもあるのだろうが兜(三宅)の外観的な描写がほぼなかったのが気になりました。
伊坂の小説は一人称が多いのだけど、過去の主人公描写はどのようなものだったかなあと思い返してみると、長編だと章毎に主人公が変わることがあり、各章の主人公がそれぞれを描写するという感じだったので、主人公をそれぞれイメージしやすかったのかな。
兜の息子、妻もどのような容姿なのかぼんやりした感はある。
それが作者の狙いなのかどうなのか?
でも、面白かったです。
次はホワイトラビット。
話はそれますが、電子書籍で買うと寝床でタブレットで読めるので便利なのですが、息子や他の人に読んでもらえないことが残念だな。
紙の本
全然殺し屋じゃない!
2017/09/08 19:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:RIN07 - この投稿者のレビュー一覧を見る
確かに殺し屋ですけど、そういう緊張感をもって読む必要のない、とても軽妙でテンポの良い小説です。懐かしの名前も結構出てきて、伊坂ファンなら間違いなく楽しめます。
最初の方は、いくら何でも奥さん怖がりすぎの部分が気になってましたが、最後まで行けばそれが気にならなくなり、充実した読後感が得られます。
紙の本
飄々として切ない
2017/09/02 17:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
平凡かつ恐妻家の殺し屋・兜と物騒な界隈の人間たちの物語。兜が弱いものいじめの現場に介入する場面が印象的だった。後暗い稼業だからこそ 筋を通したい、弱いものを一方的に踏みにじる奴らを許せなかった彼が最後に選んだ道が悲しかった。