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片思いをしているときに読んだので、一文一文が胸に浸みて入ってくるようで、読むのに時間がかかりました。
ぬるい水を咽喉に流し込むように、という感じです。のどは渇いていて、欲しているのに、どこか読みたくないような。
恋愛のどうしようもなさ、とか、狂おしさ、そういったものが丁寧に描かれていて
他のいつでもない、今読むべき質量のある小説でした。
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恋愛って大変だなー。と想う反面素敵だともおもいました。
愛って人それぞれの表現の仕方があるんです。
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今まで読んだ恋愛物の中ではダントツ一位ですね。
すごく激しい感情なのに文章はむしろ冷たさがにじみ出でいるような綺麗な言葉が印象的でした。
だいぶ前に呼んだのですが最近やっと文庫化されたので速攻で入手しました。
これからなんども読み返してまた書きます。
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切ないけどとても素敵な恋のお話
ただ単純なだけじゃない
いろんな人の思いの交差。
とても大好きです。
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恋愛小説はすきじゃないけど
これはおすすめ。
死んでしまうくらい嫌なことなんて簡単にほうり出してしまってかまわないんだ。
君よりも苦労してがんばっている人がいるんだから君もがんばれ、なんて言葉は無意味で、
個人の状況を踏まえずに相対化した幸福にはなんの意味もない。
(中略)
君が本当に今の場所から離れたいと思ったとき
僕はそれを逃げているとは思わないよ
辛いときにこんなこと言ってくれる人ほしい
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リアルすぎて泣けませんでした。
文章がすごくナチュラルに綺麗。飾りの言葉がない。のに、綺麗。
ストーリーはよくある話。なのにどうしてこんなに名作なのか。
高校時代に好きだった先生と20歳でまた再会しちゃってまた好きだーってなるってただそれだけ。
叶わないものは叶わないって、ただそれだけ。
それだけなんだけど。
何かを思い出すかんじ。
ナラタージュって、「映画で回想シーンで過去を再現する」って意味です。ふむ。
泉(主人公)が結構優柔不断の脱力系で、脱力系のひとは感情移入できると思います。
若い小野くんとつきあってみるけどやっぱり忘れられません。だから先生の元に戻りますとか、実際やったら悪口言われそうだけど。笑
先生がリアルにダメで正直私はダメ具合に色気を感じられなかった。。
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良かった!
こんなに良いものだとは思わずにびっくりしてしまったぐらい!(失礼
これを何気なく選んだあたしの才能を疑ってしまうくらい!←
マスカラ落とさずに読み始めたこと真っ先に後悔した。
泣きたいのに思いっきり泣けなかった、
そんな後悔する本なんてきっと少ないと思う。
だからまたもう1度用意周到にして読むつもり。
無駄がないから一生懸命真面目に読む。
今にも壊れそうな空気が引きっきりなしに
あふれてる。
そんな世界。
好きなのに、こんなにお互い一生懸命好きなのに、
それなのに一緒にいられないことって、
現実だけじゃなくて小説の世界にもありあえるんだなーと思った。
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最初に読んだときはよさがわからなかった。
二度目に読んで、心の何かが動いた。
もう何年かしたら、三回目を読みたいと思う。
「奥深い」小説である。
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大好きな恋愛小説のひとつです。
忘れようとすればするほど、傷を深くする気持ち。
そばにいられればいい、そう思ったはずなのに、いつのまにか、物足りなくなってる気持ち。
最後だから、そう何度自分に約束しても、次を期待してしまう気持ち。
自分の力で諦めきれないから、相手を詰ってしまう、やり場の無い怒りをぶつけてしまう。
色んなリアルが描かれている。でも、決してドロドロした感じは一切無い。
むしろ、リアルな人間こそ美しいんじゃないかってそう思わせてくれる。
そこが、島本さんのすごいところ。
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何回も読み返した。
本当に人を好きになってしまったら、その人のことを一生わすれられない。
ちょっとだけ自分と照らし合わせてみたけど、こんな恋愛は出来ないなと思った。
本当の意味でハッピーエンドとは言えないけど、恋愛したくなる本。
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今まで何でこの本の存在に気づかなかったんだろう。
ちょっと前にケータイ小説とかが流行ったけど、それと同じ「恋愛小説」というくくりに入れてはいけない。
きゅんと来るけど苦しい一冊。
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読み進めるごとにじわじわと
傷がうずくような痛みを感じる一冊。
私が彼女でも「壊してほしかった」と思う。
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恋愛の中で、自分も、相手も見失いそうになりながら、それでも想わずにはいられない。
男性の愚かさも、女性の愚かさも最後には剥き出しになってしまう。
結局それでも、同じことを繰り返してしまうのかもしれない。
冷静に登場人物達を分析するのではなく、誰かしらに感情移入して読み進めていただきたい恋愛小説。
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途中までは面白かった。
でも途中からは、そこに持ってくんかぁ〜
ってちょっと冷めてしまった。残念。
2008.8.12
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「呼吸するように彼を思い出す。」
読了後もこの世界の余韻が続いていました。小説内での電車が通りすぎる瞬間や煙草やコーヒーの香りさえ実際に感じれるような余韻はもっと浸っていたかった。
先生はやっぱりずるくてダメな男性なのかもしれないですが、その弱さを身近に感じますし、それが魅力的にも見えてきてしまうのです。
この著者の他の作品を読んだ時もそうなのですが、激しい感情が表れているシーンでもなぜか私はしんとしていてそれが不快でも退屈にも感じない。でも読み終わると何かが残っているのです。