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言葉にしようとすると消え去ってしまうものや
繰り返しやってくる夜や朝の中で
夢となっていくしかない儚い瞬間を
“美しい言葉”で表現してくれているばななさん♡
読んでいる間だけ出会える彼らたち…
読んでいたら いつの間にか眠りについてて
起きたらいつもの朝がはじまってて…
全部夢だったのかと思うほどで…
でも確かに私の傍らにはこの作品がいてくれてた…
窓から射している陽はいつものように
部屋を真っ白にさらしていたとしても
読んだ時の余韻がじわりと甦ってきて
新しい世界の面影を映し出す朝へと変えてくれた…
今はいない人に話しかける言葉は
決して目に見えないけれど…
でもきっと花となり どこかで咲いているような
優しい気持ちにさせてもらえた作品_
ばななさんの小説は いつも読者に寄り添ってくれている
言葉を丁寧に 丁寧に掬いとって…
小さな灯(ともしび)を私たちに照らしてくれている
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冒頭に出てくる七尾旅人さんが歌う「サーカスナイト」を聞いた。
読後だからこその登場人物たちそれぞれのイメージがじんわりと心に浮かんでくる。
よしもとばななさんを久しぶりに読んだ。
仕事帰りバスの中での読書タイム(そのままうたた寝してる日もたくさんあったけど)存分に楽しめた。仕事終わりの爽快感も相まって。
主人公さやかは事情を抱えていても強く、周りの力もしっかり借りながら生きていて尊敬する。
子供に向けるまなざしも優しい。
私自身あまり周囲の人に懐かないというか心を開かない正確なので、私の生活にあんまり登場人物増えていかない気がする…
しかし、さやかは周囲の人たちを家族のようにしていく力があるんだなぁと感じた。
人と人との結びつきは血縁や時間をも超えてゆく。
春先の今読んでいたからバリの熱帯感は肌身に感じにくいけれど、読んでいてガムランの響きとにぎやかなお祭りの夜を想像した。
人だけでなく場所がその人を甘やかしてくれるっていいなぁと思った。
私にとってのそういう所はどこなのかなぁ。
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たまたまなのか、特殊能力を持った人の話が続いた。けど、今回はその特殊能力があまり物語につながってなかったような…
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なにか行動すれば、それが後のなにかに結びついていく。そういうのを三十過ぎてからやっと理解できるようになった。
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さやかの義理のお母さん、すっごく素敵な人だなあ。
どんなことも自然に受け止めて自分で解釈して慌てない、憧れる。
バリ島出身だったり登山やスポーツが趣味だったり、自然に近い精神の人が多く出てくる。
自分も母がそんな側面も持っている上に田舎育ちだったので、懐かしい気持ちも持ちつつ読んだ。
スピリチュアルな感覚についてはあまり共感できないが、人の想いが伝染して大きな力になる、というのはわかる気がする。
年を経たらスピリチュアルもわかるようになるものなのか…?
"人はたまにふるさとを訪れたほうがいいのよ。そうすると思ってもみないくらい素直に、気持ちが原点に返っていくから。"
上記はとても共感する一文。