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桜宮サーガの「穴」。
いやぁ、凄かった。
『ジーンワルツ』もそうだけれど、この人の作品って、一見してSFチックなお話のように感じたりもするけれど、読み進めていくうちにものすごく現実に感じられてくる。
今作もそう。
ある意味SFの世界では使い古されたとも言える手法が、「あれ? これって実はもう確立されてるの???」って思えてしまう。
きっと、この一連の作品ももうクライマックスだよなぁ。
続きが楽しみだけれど、終わって欲しくない…。
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ナイチンゲールやらジェネラル・ルージュから伸びた枝葉の先。
続編のアクアマリンの神殿もそろそろ文庫化しないかな。
専門用語も多いけど、サクサク勢い良く読めてしまうのが相変わらず凄い。
バチスタシリーズよりはセンチメンタルな雰囲気。
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日比野涼子は,コールドスリープ技術により,人工的な眠りについた少年の生命維持業務を担当していた.5年後の目覚めの時まで.しかし,涼子は少年が目覚める際,重大な問題が発生することに気付く.涼子の彼を守るための戦いが始る.息詰まる頭脳戦,展開の読めない謎解き,そして,昇華された愛.完全にKOです.さらに言えば,バチスタシリーズの登場人物が随所に出てくる(らしい)ので,楽しさ倍増(らしい).バチスタシリーズの第二弾「ナイチンゲールの沈黙」と「医学のたまご」の2作品を読んでから,本書を読むと,本書に隠された,もうひとつの目的も明らかになる(らしい).順番が逆になってしまったが急いで,上の2作品も読まねば・・・
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これからって時に終わってしまって、続きがスゴイ気になる。題材は面白かったけど、いまいち入り込めなかった。
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内容を全く知らずに読み始めたけど、すぐにつながる「海堂尊ワールド」でした。
主人公の決意は途中でわかってしまったけど、最後まで一気読みではありました。
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寝ている間に学習できるとして、そこに個人の感情や判断は存在しないのだろうか。理解とは個人が情報を得て判断し整理し始めて生まれるものだと思いますが。何はともあれ、こんなシステムがあったら大きなお金が動く大事業になるはずですが、存続を憂う展開がいまいち現実的ではない。そもそも論だけど。
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この人の本はとにかく前半はゆっくり物語が進行して、後半で突然急展開する。これも目覚めまではゆっくりで、後半でなぞときが急展開。
でもこの話はこの作者に今までにない透明感で、終わり方もなかなかオツだった気がする。新しい方向?
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未来医療技術の確立を待つために5年間の凍眠につく少年アツシ。世話役職員として日々彼を見守る涼子の思いが、先端医療の非人間性に疑問を投げかける。思うに今日現在でも、延命医療などで起きはじめている問題に対する課題提起でもあり、「医療は誰の為か?」という問いはとても深い。ストーリーのアイデアが面白いわりに「睡眠学習の効果が素晴らしい」とか、「記憶を書き換えるソフト」とかいう技術設定がありきたりで少しだけ残念でした。
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このシリーズは単体で読んでも面白いけれど、この世界の中できちんと時間が流れているのでシリーズをずっと追いかけている人からすると懐かしい人が出てきたりしてちょっと嬉しくなります。
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久々の海藤尊。冷凍冬眠という新たな医療の世界感と懐かしいメンバーも出てき楽しめた。他のシリーズと並行して描かれており、海藤尊の本は読み落としが出来ない…色々なところで繋がっている世界感が1番の魅了やな。
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今回のテーマはコールドスリープ(と薬品認可).作品作りのモチベーションが,他作品間の矛盾補完らしい為,テーマ自体が前面に押し出されていない分弱く感じられるが,海堂節はそのまま.続編による此のテーマの深耕に期待.
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華麗な論理とフィクションを通して現実を見つめ直すキッカケをくれる良作。医療といういつも倫理と命を守る行いを実際に天秤にかけざるをえない仕事を通じて個人と組織と社会と正義の影を浮き彫りにして問題提起してくれる。
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海堂さん、医者と作家とではどちらが銭になるのだろうか?など考えてしまう私の性格を直す主治医になってくれませんか?返事は1週間後で構いません。モルフェイスの両親が離婚し行方不明。これがこの小説の点数を下げた。
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世界初の人工冬眠システムで新薬治療を待つ少年と、それを見守る女性の物語。 SF力が濃い。
何故涼子はモルフェウス(アツシ)に対して過剰とも見える愛情を注いで自分の人生を賭けるのか?という主軸になるべき部分の描写が案外薄く、理論戦が話のメインだなあという印象を受けた。一応は世界初のトップレベルの技術とそれを巡る重要なポジションの人々が出てくるのに、作品中の人々の行動諸々がなんだか軽率にも見える。法律ってそんなに簡単にメールでのやりとりやら何やらで矛盾が覆ったりするもの?
海堂尊作品間の登場人物リンクを埋めるための小説、という感じ。。。
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久しぶりの海堂尊
面白かった。これだけ内容が濃いのに、史実の矛盾を埋めるために書いたと知って驚いた。
ロジカルな会話が飛び交って面白い。
続きが楽しみ