紙の本
見守る母性愛
2013/07/28 14:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:六条御息所 - この投稿者のレビュー一覧を見る
全体的にはほのぼの母性愛+恋愛話風味で良かったです^^
終盤、涼子の無償の愛がじわじわ~ときてさらに良かったです
一方で
普通すぎる登場人物たちに対して妙にファンタジーな粉飾表現が多すぎて
最後までウンザリしました
それさえなければ・・・もっとオススメです
電子書籍
少年が目覚める時には
2020/07/26 23:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
眠り続ける少年・アツシの側で、そっと見守る日比野涼子が美しいです。目覚めた後の思わぬ立場の逆転と、2020年の約束に胸を打たれました。
紙の本
いつの間にか・・
2016/09/08 22:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mugi - この投稿者のレビュー一覧を見る
バチスタから久しぶりの海堂さんの世界。
登場人物が頭がよくて
私には難しい言葉が多く、行きつ戻りつしましたが
いつの間にか読み終えました。
続きも読みたくなり
買ってしまいました。
なんとなく次の流れが気になってしまう感じです。
紙の本
切ない片思いのようでも
2016/07/19 03:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
凍眠期間は最長5年に設定されているとはいえ、人間は記憶の連続に基づいてその人格を形成しているので、5年の空白は決して小さくない。物語の中心に据えられている凍眠八則によれば、凍眠選択者は凍眠中は公民権・市民権を一時保留され、覚醒後は一ヶ月以内に以前の自分と連続した生活か他人としての新たな生活かを選択しなければならない。以前と連続性を持つ属性に復帰した場合は凍眠事実の社会公開、別属性を選択した場合は以前の属性は凍眠開始時に遡って死亡宣告されることになっている。
法的にも倫理的にも哲学的にも実に難しい問題を内包していると感心してしまった。
物語は、両眼失明の危機を前に、特効薬の認可を待つために凍眠を選択した少年と彼の凍眠中のメンテをする女性を主人公に展開していく切ない片思いの話のようでもある。
投稿元:
レビューを見る
桜宮サーガの「穴」。
いやぁ、凄かった。
『ジーンワルツ』もそうだけれど、この人の作品って、一見してSFチックなお話のように感じたりもするけれど、読み進めていくうちにものすごく現実に感じられてくる。
今作もそう。
ある意味SFの世界では使い古されたとも言える手法が、「あれ? これって実はもう確立されてるの???」って思えてしまう。
きっと、この一連の作品ももうクライマックスだよなぁ。
続きが楽しみだけれど、終わって欲しくない…。
投稿元:
レビューを見る
ナイチンゲールやらジェネラル・ルージュから伸びた枝葉の先。
続編のアクアマリンの神殿もそろそろ文庫化しないかな。
専門用語も多いけど、サクサク勢い良く読めてしまうのが相変わらず凄い。
バチスタシリーズよりはセンチメンタルな雰囲気。
投稿元:
レビューを見る
日比野涼子は,コールドスリープ技術により,人工的な眠りについた少年の生命維持業務を担当していた.5年後の目覚めの時まで.しかし,涼子は少年が目覚める際,重大な問題が発生することに気付く.涼子の彼を守るための戦いが始る.息詰まる頭脳戦,展開の読めない謎解き,そして,昇華された愛.完全にKOです.さらに言えば,バチスタシリーズの登場人物が随所に出てくる(らしい)ので,楽しさ倍増(らしい).バチスタシリーズの第二弾「ナイチンゲールの沈黙」と「医学のたまご」の2作品を読んでから,本書を読むと,本書に隠された,もうひとつの目的も明らかになる(らしい).順番が逆になってしまったが急いで,上の2作品も読まねば・・・
投稿元:
レビューを見る
これからって時に終わってしまって、続きがスゴイ気になる。題材は面白かったけど、いまいち入り込めなかった。
投稿元:
レビューを見る
内容を全く知らずに読み始めたけど、すぐにつながる「海堂尊ワールド」でした。
主人公の決意は途中でわかってしまったけど、最後まで一気読みではありました。
投稿元:
レビューを見る
寝ている間に学習できるとして、そこに個人の感情や判断は存在しないのだろうか。理解とは個人が情報を得て判断し整理し始めて生まれるものだと思いますが。何はともあれ、こんなシステムがあったら大きなお金が動く大事業になるはずですが、存続を憂う展開がいまいち現実的ではない。そもそも論だけど。
投稿元:
レビューを見る
この人の本はとにかく前半はゆっくり物語が進行して、後半で突然急展開する。これも目覚めまではゆっくりで、後半でなぞときが急展開。
でもこの話はこの作者に今までにない透明感で、終わり方もなかなかオツだった気がする。新しい方向?
投稿元:
レビューを見る
未来医療技術の確立を待つために5年間の凍眠につく少年アツシ。世話役職員として日々彼を見守る涼子の思いが、先端医療の非人間性に疑問を投げかける。思うに今日現在でも、延命医療などで起きはじめている問題に対する課題提起でもあり、「医療は誰の為か?」という問いはとても深い。ストーリーのアイデアが面白いわりに「睡眠学習の効果が素晴らしい」とか、「記憶を書き換えるソフト」とかいう技術設定がありきたりで少しだけ残念でした。
投稿元:
レビューを見る
このシリーズは単体で読んでも面白いけれど、この世界の中できちんと時間が流れているのでシリーズをずっと追いかけている人からすると懐かしい人が出てきたりしてちょっと嬉しくなります。
投稿元:
レビューを見る
久々の海藤尊。冷凍冬眠という新たな医療の世界感と懐かしいメンバーも出てき楽しめた。他のシリーズと並行して描かれており、海藤尊の本は読み落としが出来ない…色々なところで繋がっている世界感が1番の魅了やな。
投稿元:
レビューを見る
今回のテーマはコールドスリープ(と薬品認可).作品作りのモチベーションが,他作品間の矛盾補完らしい為,テーマ自体が前面に押し出されていない分弱く感じられるが,海堂節はそのまま.続編による此のテーマの深耕に期待.