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櫻井よしこさんとの対談で気になった人だったので、とりあえず読んでみました。
が、中高生向けに書かれた本なのかと思わせるほど文章表現がかみ砕かれすぎて、逆に大人には読みづらい本となっています。
内容は・・まあ時間があれば読んでねというレベルでした。
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例としてあげられている本が、難しすぎてわからない。自分の基礎知識の無さを痛感した。高校の教科書を読み直さなければ。
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【由来】
・図書館の新書アラート
【ノート】
・まぁまぁ。ヘーゲルやらレヴィ=ストロースについてが例題として出ていたのがちょっと参考に。マルクスの資本論がリカードとの対比で解題されてるのもよかったし、構造主義について、チラ見せしてるのもまたよし。
・構造主義が「これはこれでない」という分類をするというのは初めて知った。弁証法してるね!
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本を読まないということは、頭のなかに棲んでいる著者や、作品の登場人物がいないということ。家族がいないでたったひとりみたいに、淋しい状態になる。
世の中の人びとがみんな大事にしている、マルクスとかサミュエルソンとか、誰でもいいのだけど、そういう著者たちに、私の頭のなかにも住んでもらおう。そうすると、頭のなかがにぎやかになる。ほかの人びととも話しやすい。(p.85)
文学には、どんな人間も登場する。
もっと大事な違いは、相手を内側からみることができるということ。
実生活では、相手がなにを考え、どんな感情を抱いているかは、相手が表現した言葉やふるまいを通して、理解し類推するしかないわけです。大事なことを黙っているかもしれないし、感情を隠しているかもしれない。相手を誤解しているかもしれない。いちばん大事な他者であっても、ぼんやりヴェールをかぶったような、薄暗がりのなかにいるようにしかわからないのです。そういう特徴がある。(p.196)
歴史を知っていると、たとえば隣国と紛争になったとき、昔、こういうことがあったからと、平和にこぎつけることができるかもしれない。けれども、歴史は、そのためにあるわけではなく、この社会の意味を深めるためにある。それが歴史の目的です。(p.200)
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勉強のモチベーションを上げるために定期的に読書術の本を読む。
トピック・センテンス・メソッド
理性と価値(前提)の関係
などを再確認
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「読書」そのものに対する姿勢を学べた。
▫️心に残った一文
「本を読む時には、本は間違っているかも、という前提で読まなければならない」
自分にとって薄れがちな視点だったのではっとさせられた。
▫️重要部引用
・本を読むのは、頭の栄養
・教養は、人々がよりよく生きることを支援するもの
・知そのものが目的になりうる
・書き手がどんな手立てを尽くして、この本を書いたのかを楽しみながら読む段階がある
・一人一人の人生は、キャンバスに絵を書いていくようなもの
・その書きかけのプロセス、できかけのプロセスがその都度の完成でもある
・自分の人生はありがちなことの繰り返しだが、そのパターンの見事なところを学んでいれば、自分独自のユニークなところを見つけて、味わうことが出来る
・言葉を学ぶことで自分の考え方を広げ、自分独自の世界を広げることが出来る
・この時代、この場所に、こんな風に生まれたという自分の特徴を持って生まれたということに折り合いをつけて、そのことに意味を見つけていくことが大事じゃない?それをどこまで深くできるか、が生きること
・生きる能力を高めるためには、似たようなことを過去にやった誰かの経験を参照するのがいい。そのために本を読む。
・ネットワークの節目にある本を読めばいい
・批判するのは関心があるから。読むに値する、と考える
・文学は、人間についてのリテラシーが高まる
・歴史は、現代社会の隠れた前提。この社会の意味を深めるために必要。
・教養(本を読んだ経験)は、自分の人生の主人公として、生きていくのを支援する
└意思決定をサポートする
・世の中に色んな考え方があるのはいろんな前提(ものの見方、価値観)があるから。相手が自分と違った考え方をしていたら、相手の前提を丁寧にチェックする。
・自分の考えの前提もチェックする
・情報から、価値を学ぶことは出来ない
・価値は、自分が生きていくのに、何かを選び、何かを捨てる選択のこと。
・人間と付き合っていくように、本と付き合う。
└メッセージを受け取る
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読書法の本。読書は本を読んで考えた事が大事であり、細かいところは記憶しなくても良い。でも本の内容は覚えなくても、参照できるように在り処を知ることは必要と言う。
確かにそうだが、人と話す時は本の内容を覚えていないと話せない。でも著者が言うのはそういうレベルではないのかな。
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古本屋で「本の読み方」にまつわる本をたまたま3冊見つけたので購入したうちの1冊。著者の本は『はじめての構造主義』を読んだことがあったのでちょうどいいと思い購入した。
「正しい本の読み方」について書きませんかと持ちかけたのは出版社からのようで、本人にあまり「正しい本の読み方」に関して書きたいことがなかったのだろう。「正しい本の読み方」について真正面から書いた記述はほとんどなかったが、本の重要性を「著者の価値観に基づいて書かれている」という点に置いていて、これが匿名の情報が多いインターネットとの差異となるという部分には大いに納得した。
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本書は
①読み方
②本を構成する3つの要素
を解説している。
ネタバレすると、「素直に読む』は、ありのままの事実を読み解くのに必要な読み方。
先入観ありきで読めば、せっかくの言葉も腐ってしまう。
考えすぎず、ただ体験に身をまかせるのも大事だなと再確認できた。
親の言葉で育ち、周りの言葉で成長する。
だから言葉の詰まった本は最高の教材と言える。
また、言葉は人の考えや人生を表現できるツールであり、読書とは著者を体験できる素晴らしい体験させてくれる。
(大げさだけと)
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私には読むにはまだ早かったみたい。難しく感じたから読める部分だけ読んだ。
ただ入門書は読んでみようかなと。
年月を積んでまたチャレンジしたい。
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2020/01/19-2020/01/30
前回読んだ本に、正しい本の読み方はないと書かれていた時に、このタイトルを見かけた。
読点が多いなというのが第一印象だった。読点の多い人には近づいちゃいけないと、ネットでは言われる。しかし、読み進めていくうちに、著者が語りかけているような感じがしてきた。
素直に読む、というのが印象に残った。1箇所、素直に読めなかった所があったが、そこは理解するのに時間が掛かった。
著者の背景として、学者だというのが滲み出ていた。
教育論について語る部分も多い。
割とハウツー本ではない。読書術の記載もあるが、私には真似できないと感じた。
著者が何を思って本を書いているか、という話の方が、よっぽど多い。大量の本を読んでようやく見えて来る思いもあるとのこと。そこまで読み取るのを目指すのは今の段階では無理だが、そのうち見えて来るかもしれない。
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本の内容をもっと捉えられないものかと思って拝読。大きく想定外の事はなく、確認のような感じになった。経済学や哲学の方は全く事前知識はなかったのだが、例に出される事で少し学べた気がする。
作者同士のつながりや、時代背景などを踏まえて文外に前提としているその時々の世の常識的なことも押さえておくべきなんだろうなと新しく思えたことが収穫だったかもしれない。作者が影響を受けた作者をたどる。
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本は暗記するものではなく、理解するもの。頭の中の本棚。本のコーディネートを楽しんでする。
この世界の不完全さを取り払うことは出来ない。
しかし、本から学ぶことで、この世界が不完全であることと、その理由を理解することが出来る。即ち、世界の主人公になる。
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どのように本を読めばいいのか、どのように読む本を選べば良いのか、口語調で読みやすい文章で書かれているため、読みやすくすらすらと入ってくるため、楽しみながら読むことができる。
一方で、ネットや雑誌などの情報がメインの媒体に対しては否定的で、あくまで古典を読むべきだという主張を感じる。ネットなんて軟派なものではなく硬派な古典を読むように諭されているような印象。
古典の大切さは当然ではあるが、一方で情報が支配力を持ってしまっている世界においては、ストーリーや主張を持たない情報を集めるということと、著者の価値観に触れるという読書というものは、別個に考えるべきはないか。
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本を読み始めてからのテクニックだけでなく、数ある中での本の選び方・読書の心構え・複数冊を読む中でどう知識を構築していくかなど、根本的なことが書かれていて、役立つと思いました。
中でも、
・本に思想や意見が書かれているとき、それにはまず前提があり(その前提はその人の価値観に基づいており、価値観は人により違う)その前提はわざわざ書いてない時がある。その前提を読みとくことで理解が深まる
・本は他の本との関係性の中で理解することが重要(本にはその本以前にはなかった独自の論点があるはずで、その点を理解することが重要)
などのことが印象的でした。