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【江戸のおんなの心意気を描く名人芸】江戸のおんなを描いて「不世出の名人」と評された杉本章子、最後の傑作。大店の若新造から転身した人生の機微を描いて、泣かせます。
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201711/出てくる女性陣が、みな生き生きと力強く描かれてて面白かった!最終的にお店を引き継いでしまうラストがちょっと好みではなかったかな。
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杉本先生の本を読んだのがこれが初めてでとても面白かった。夫が浮気で子を生したことで婚家を出たおこうが元乳母の後を継いで口入れ屋の女主人になるお話。江戸市井のお話は大好きなのでこれから杉本先生の小説を沢山読みたい。江戸市井の話と言えば宇江佐真理先生がお書きになる小説も大好きだったが、お二人とも同時期に乳がんでお亡くなりになられていたと知って驚いた。ご冥福を祈ると共に、これからも残された小説で江戸情緒や人情を大いに楽しみたいと思う。
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浮気相手に子供まで出来た夫に嫌気がさし離縁。実家でも心休まることなく行き着くところはかつての乳母の元 口入れ屋。
人と人とを結ぶ口入れ屋。
人が生き生きと描かれていてたくましくも微笑ましく暖かく読めた。
面白かったなぁ。シリーズ化されないのが哀しい。
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夫の浮気相手に子どもが出来、婚家を離れたおこう。
元乳母が営んでいた、口入れ屋・三春屋を引き継ぐことになります。
人と人を結ぶ稼業である、口入れ屋が舞台という事で、そこに関わる人々の悲喜こもごもが、心情細やかに描かれています。
おこうが自分が傷つかない為に、前の婚家で変に辛抱したり、友二郎との関係を、“かりそめ”と、割り切ろうとしてしまうところは結構共感できるので、終盤でおこうが自分の気持ちに正直になる事を決意したときは、しみじみ嬉しかったです。
因みに、「起き姫」とは、起き上がり小法師の事でした。
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口入れ屋は ただ紹介するだけではなく
人と人をつなぐ仕事だとして
懸命にそれぞれの行く先を思案するうちに
おこうにも 思わぬ縁が芽生えることになります
江戸の庶民の生活が
しっかり描かれて読みごたえがあり
これぞ 時代小説だな と満足のいく作品です
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石女と罵られ、旦那に浮気されたり家族から大事なお金を搾取されたり、不運が重なるおこう。
生きていくために始めた口入れ屋では奉公人を想った仕事ぶりが立派。かつての乳母だったおとわを始め、世間では意地悪婆さんのように噂されていたお久米との良縁に恵まれたのは彼女の人柄によると思う
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江戸情緒あふれる小説
しっとりと読みました
ちょっとむかつく登場人物も含めて
小さな起き上がりこぼし 起き姫
それに守られて
前へ前へ
しあわせをつかんでいくおこう
病をおして不屈の精神で書かれていたという
作品たち、これからも読み継がれていきます
ありがとうございました
≪ 口入れ屋 弱音をはかず 人つなぐ ≫