紙の本
宮崎駿監督が生まれるよりも前に書かれた本
2023/07/22 18:02
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投稿者:花茶書肆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、内容の古さに驚く。
主人公が優等生すぎるし、「女のくせにズボンなんかはいているのです」などという文も出てくる。
そこを乗り越えて読んでいくと、現在では軽くなった感覚が出てくる。
一度、この本の世界の価値観を自分の中にダウンロードして、現代社会に目を向けてみる。
「責任」とはどんなものか、考え直してみたい。
紙の本
金持ちには金持ちたる理由があるんだろうけど
2020/08/30 09:59
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投稿者:yu_ki - この投稿者のレビュー一覧を見る
自己啓発の前に読みたい、人としてどうあるべきかが書かれた作品。自己啓発本だと思って読み始めると、突然のコペル君と叔父さんの小説的やり取りに首を傾げることになるかと思います(私はそう)。だいぶ前の作品のはずですが、「人は消費する人と製造する人に分かれている。製造する人たちは生きるために必死で働いているにも関わらず、体調を崩せない、過酷な環境にある。そういう仕組みになっている」のようにありました。昔も今も圧倒的に金持ちに有利です。この箇所、とても印象的でした。コペル君の小説としても純粋におもしろかったです。
紙の本
気持ちが強くなれる
2019/10/28 21:38
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投稿者:ノッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦前の約80年前に書かれた物語が今なお多くの人を引き付け読み継がれている本はそうそうにないと思う。そして、時代背景が変わっても、人が生きていく中で直面する問題が変わっていないことに驚きました。しっかりと自分の考えをもった人になるには、いきなり背伸びをするのではなく、自分が感じたことや人の痛みなど、その場では行動に移せなかったとしても気付いた自分は物凄い成長をしていると思う。その経験の積み重ねが本当の勇気につながっていくのではないかと思いました。
紙の本
流行っていたので
2018/09/07 07:59
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投稿者:じょりーん - この投稿者のレビュー一覧を見る
流行っていたので買ってみました。
まあ流行っているしかなりいい本なのだと思います。
一度は読んでみるのもどうでしょう。
紙の本
名作だが差っ引いて読むところもある
2018/05/06 01:14
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投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学時代に読破したものの中で今でも手元にある本のうちの一冊
名作であり何度も読み返す価値はある
ただ、本書自体に不遇の時代があった事は鑑みる必要がある
また今の日本社会でこの本を活かすには、この本だけでは不十分でもある
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投稿者:yuyo - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が中学生の頃を振り返った。断片的な記憶かも知れないが、卑怯なことはしてなかったかなと再確認できたのは良かった。自己肯定的になれた。50代会社員
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古い文体なので少し読み辛く、読み進めるのに苦労しました。
でも、コペルくんが旧友と上手くいかなくなってしまう後半からの描写がとても良かった。
苦労しながらも最後まで読んで、たくさんの人に支持されている訳が分かりました。
これは名著。
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君たちはどう生きるか。
善い生き方も、悪い生き方もできる。
全ては自分が決定できるし、その決定は、人類の進歩に役立つことを目的としたい。
ただ、忘れてはいけないのは、世界の中で一人で生きているわけではなく、多くの人が生きている中の一人であるということ。子供のころは、すべて自分中心で考えてきたけれど(誰々は、僕のお父さんの友達とか)、大人になると世界の中での自分という視点を持てるようになる。
その世界と自分の関係の中で、一番美しく人間らしい関係は、母と子である。相手のために好意を尽くし、見返りを求めない関係。世界中、全員がこんな関係であれば、争いもなくなる。今もどこかで戦争が行われているが、結果、人は傷つき苦しんでいる。苦しみというのは、本来あるべき姿ではないことを示しているのだから、例え生存本能で縄張り意識を持っていたとしても、人間本来の気質に争いはないように思う。
貧乏は引け目を感じやすい。その傷つきやすい自尊心を軽々しく傷つける行為をしてはいけない。その一つが、自分が貧乏の苦しさや辛さを経験していないのに、一段上から高ぶるなんていうことはしてはいけないということ。さらに、そうした人たちが生産者としてモノをつくり、一部の人が消費者となっていることも忘れてないけない。
自分の心に正直に、悪から弱者を守りたい、悪と戦えるだけの力が欲しいと思いながら生きていいきたい。
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中学1年生に向けての対話形式での人生観のハウトゥ本なんだけど、「という設定で」感が強すぎて、「もう少しトーンを落とせばいいのに」と感じた。
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「死んでしまいたい」と思うほど自分を責めるのは、君が正しい生き方を強く求めているからだ。
この一文にぐっと気持ちを持っていかれた。私は私が思う正しい生き方を、心の声に従ってまっすぐに生きていきたい。
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最近急に話題になってきた本。
漫画ではなく、息子も読みたいということなので
文書版を購入。
確かに話題になるように、なかなか含蓄のある内容でした。
息子も含めて若い人には読んでもらいたいと思う内容でも
ありました。
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純粋に人の気持ちの根底を考えさせられる本。中学生ぐらいにこの本を読んでいたらモノの考え方とか多少は変わっていたのではないかと思ったが、まずこの本を見つけられないし読んでみようとも思わないか。。。自分の子供にはいろいろな経験をさせておこうと改めて思う。
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書店のおすすめコーナーに置いてあったので、ついつい手に取った話題の一冊。
児童向け書籍のため非常に読みやすい語り口になっているが大人でも読みごたえのある素晴らしい内容。
15歳のコペル君が向き合う疑問や悩みは現代にも通じる普遍的なものばかり。その一つ一つを丁寧に、時には叱咤激励するように叔父さんが力強く解説してくれている。まるで絡んだ糸を解きほぐすように。しかもコペル君自らが考えることを促しながら。
叔父さんのNOTEにはよくある自己啓発本よりもずっと深く説得力があるメッセージがたくさんある。
80年以上前の著書ながら全く色褪せないまさにオビ通りの「日本を代表する歴史的名著」。
余談だが、コペル君が初めて女性を好きになった時、叔父さんはどんなアドバイスをするだろうか。きっと温かく人間味溢れる言葉をくれるはず。
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コペル君とその友達、叔父さんとの交流の中に人生を生きていく上で、大切なことが散りばめられている。
一つ一つの話が、あったかい缶コーヒーのように、心に染み渡る。
自分も子どもの頃に、そばに叔父さんのような存在がいたらよかったなぁ。
特に印象に残っているのは、最後の友情の話。自分もめちゃくちゃ後悔して死にたいって思ったことあったなぁ。力強く悩んで、それに立ち向かっていく。そんな大人になりたい。そんな姿を子どもに見せられる、伝えられる大人になりたい。そう思えた本でした。
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池上さんのコメント通り子どもに読ませたい本。なかなか言葉で説明できないけれど人生を豊かにするために大切な考え方が詰まっている。
・偉人はなぜ偉人と評価されているのか、その人がどうやって世の中に貢献したのかを考える
・消費するだけでなく将来生産する側にならなくてはいけない
・貧しい人に対してそのことを理由に相手を見下すのは浅はかな人間である
・後悔をしたとしてもその後悔があるからその後の人生をより後悔のないように生きようとすることができる
君たちはどう生きるか、なんとなく日々を過ごすのではなく自分と向き合って生きていきたい。