紙の本
アニメや映画を見る前に
2018/05/20 23:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『君たちはどう生きるか』が話題になっています。
私が子どもの頃にも必読書にあげられていましたが、あまのじゃくだったので、読まずに来ました。
コペル君という名前ぐらいは知ってましたけど。
このたび、ひょんなことから部屋にこの本があるのを発見し、少しずつ読んで、読了しました。
「中学生の時に読んでおけばよかった」というのと「大人になってから読んでよかった」という思いとが交錯しました。
まだ読んでいない人は、原作を読んでおく方がいいですよ。
おすすめです。
紙の本
大人たちが子どもに読んで貰いたいと思う本
2023/08/16 20:49
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投稿者:づー - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもたちが小学生だったころ、よい本だと思って買ってあげました。しばらくするとバアバが、「孫にプレゼント」と言って持って来ました。ほぼ同じタイミングで同じ本が二冊になりました。大人たちが子どもに読んで貰いたいと思う本、良書だと思います。
紙の本
答えは与えられるもの、ではない。
2018/08/26 02:44
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投稿者:walkalone - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、読む人を選ぶかもしれない、と思う。
多くの人は、何か悩みがあるから、こういう本を手に取ったのかもしれない。だが、検索という行為に慣れてしまった私たちは、この本に、その答えを求めてしまうかもしれない。そういった人は、この本から得られるものがないように、感じてしまうでしょう。
しかしら自分自身の問題の解決策を、他人が与えてくれる、ということではないのだと思う。相手からのメッセージを、自分で考えて、自分の状況に当てはめて、展開することでしか、答えを見つけることはできないのだと思う。
答えは、自分の心の中にしかない。だから、一発で「これが答えです」みたいなことはないのが普通、なのだと思う。
だから、この本も、あえて抽象的なヒントを与えているのかもしれない。読者に、考えることを促しているのだろう、と思う。しかし、だからこそ、世代を超えて、時代が変わっても、読み継がれる普遍的な内容になったのだろう。
紙の本
課題図書で
2017/12/24 22:34
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投稿者:こぺるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学か高校のときに読みました。そのときは、岩波文庫の青で、学生服の男子生徒が数名集まっている表紙の絵、ボリュームは薄いのに文章は平易なのに、読むのに骨が折れる、、、そんな印象が強く残っています。最近流行っているようで、もう一度その時代に戻って読み直したいと思います。
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古い文体なので少し読み辛く、読み進めるのに苦労しました。
でも、コペルくんが旧友と上手くいかなくなってしまう後半からの描写がとても良かった。
苦労しながらも最後まで読んで、たくさんの人に支持されている訳が分かりました。
これは名著。
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君たちはどう生きるか。
善い生き方も、悪い生き方もできる。
全ては自分が決定できるし、その決定は、人類の進歩に役立つことを目的としたい。
ただ、忘れてはいけないのは、世界の中で一人で生きているわけではなく、多くの人が生きている中の一人であるということ。子供のころは、すべて自分中心で考えてきたけれど(誰々は、僕のお父さんの友達とか)、大人になると世界の中での自分という視点を持てるようになる。
その世界と自分の関係の中で、一番美しく人間らしい関係は、母と子である。相手のために好意を尽くし、見返りを求めない関係。世界中、全員がこんな関係であれば、争いもなくなる。今もどこかで戦争が行われているが、結果、人は傷つき苦しんでいる。苦しみというのは、本来あるべき姿ではないことを示しているのだから、例え生存本能で縄張り意識を持っていたとしても、人間本来の気質に争いはないように思う。
貧乏は引け目を感じやすい。その傷つきやすい自尊心を軽々しく傷つける行為をしてはいけない。その一つが、自分が貧乏の苦しさや辛さを経験していないのに、一段上から高ぶるなんていうことはしてはいけないということ。さらに、そうした人たちが生産者としてモノをつくり、一部の人が消費者となっていることも忘れてないけない。
自分の心に正直に、悪から弱者を守りたい、悪と戦えるだけの力が欲しいと思いながら生きていいきたい。
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中学1年生に向けての対話形式での人生観のハウトゥ本なんだけど、「という設定で」感が強すぎて、「もう少しトーンを落とせばいいのに」と感じた。
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「死んでしまいたい」と思うほど自分を責めるのは、君が正しい生き方を強く求めているからだ。
この一文にぐっと気持ちを持っていかれた。私は私が思う正しい生き方を、心の声に従ってまっすぐに生きていきたい。
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最近急に話題になってきた本。
漫画ではなく、息子も読みたいということなので
文書版を購入。
確かに話題になるように、なかなか含蓄のある内容でした。
息子も含めて若い人には読んでもらいたいと思う内容でも
ありました。
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純粋に人の気持ちの根底を考えさせられる本。中学生ぐらいにこの本を読んでいたらモノの考え方とか多少は変わっていたのではないかと思ったが、まずこの本を見つけられないし読んでみようとも思わないか。。。自分の子供にはいろいろな経験をさせておこうと改めて思う。
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書店のおすすめコーナーに置いてあったので、ついつい手に取った話題の一冊。
児童向け書籍のため非常に読みやすい語り口になっているが大人でも読みごたえのある素晴らしい内容。
15歳のコペル君が向き合う疑問や悩みは現代にも通じる普遍的なものばかり。その一つ一つを丁寧に、時には叱咤激励するように叔父さんが力強く解説してくれている。まるで絡んだ糸を解きほぐすように。しかもコペル君自らが考えることを促しながら。
叔父さんのNOTEにはよくある自己啓発本よりもずっと深く説得力があるメッセージがたくさんある。
80年以上前の著書ながら全く色褪せないまさにオビ通りの「日本を代表する歴史的名著」。
余談だが、コペル君が初めて女性を好きになった時、叔父さんはどんなアドバイスをするだろうか。きっと温かく人間味溢れる言葉をくれるはず。
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コペル君とその友達、叔父さんとの交流の中に人生を生きていく上で、大切なことが散りばめられている。
一つ一つの話が、あったかい缶コーヒーのように、心に染み渡る。
自分も子どもの頃に、そばに叔父さんのような存在がいたらよかったなぁ。
特に印象に残っているのは、最後の友情の話。自分もめちゃくちゃ後悔して死にたいって思ったことあったなぁ。力強く悩んで、それに立ち向かっていく。そんな大人になりたい。そんな姿を子どもに見せられる、伝えられる大人になりたい。そう思えた本でした。
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池上さんのコメント通り子どもに読ませたい本。なかなか言葉で説明できないけれど人生を豊かにするために大切な考え方が詰まっている。
・偉人はなぜ偉人と評価されているのか、その人がどうやって世の中に貢献したのかを考える
・消費するだけでなく将来生産する側にならなくてはいけない
・貧しい人に対してそのことを理由に相手を見下すのは浅はかな人間である
・後悔をしたとしてもその後悔があるからその後の人生をより後悔のないように生きようとすることができる
君たちはどう生きるか、なんとなく日々を過ごすのではなく自分と向き合って生きていきたい。
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戦前に刊行された子供向け教養書の新装版。
旧制中学校を舞台に、父を失った主人公「コペル君」が叔父の指導の下、自己と社会の関係を見て、考え、自律的に生き始めるまでを描く。
自分の気づきを真面目に綴っていくコペル君は、学校の中でアウトプットを求められる今の児童・学生にとってのロールモデルになるのかもしれない。
今につながる部分もあるせいで、今の子供にとってとっつきにくい描写はありつつも受けているのかな。
決して悪い本ではないのだけれど、この手の本は現役の人間が書いた本を読んで欲しいのであえて評価は低めにしました。
糸井重里や池上彰といった著名人のふわっとした評価を武器に売り出しているのも、この本の趣旨とちょっと違う気がする。
初出が日本少国民文庫というシリーズの一冊として刊行されたものなのだけれど、叔父さんの助言の中で、割と露骨に文庫の本をセールスしているのも面白かった。
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80年前の作品ですが充分現在にも通用します。
特に男なら誰もが経験するであろうことを分かりやすい描写で書いてます。
子供の教育にもよろしいかと。