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あー、これはなんとも斬新な密室!
新しいミステリー!
新人作家さんとは思えない読みやすさとしっかりしたストーリーにあっという間に読み終えた。
ミステリー作品あるあるで、登場人物が多くて誰が誰なのか分からなくなりがちだけど、この本はその悩みを解決してくれる工夫があってそこもまた読者に優しいと思った。なんとも新しい試み。
キャラがしっかりしていて、読めば読むほどシリーズ化をしてほしいと言う気持ちが膨らむ。
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例えて言うならマグロ丼かと思ったら下にカツ丼があって、更にパスタが詰まっていた……ようなSFホラーファンタジーミステリー探偵小説といった作品でした。これまでにない密室殺人なのは確か!!ただどうにも「私は何を読んだのだろう…」という不思議な感覚が否めない。いっそ映画にしたら面白そうだが、出てくるアレらのせいで密室殺人という、ある種の気味の悪さが失われているのが残念である。
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やばい。面白すぎる!
確かにネタバレ・予備知識なしで、読んだ方が面白い。これはめちゃくちゃ良い設定。
クローズドサークルの典型的な構成にまさかのエッセンスを加えて、最高のトリックで、howとwhyで最高の提示ができている。whoも最高の構成。
ミステリーに素晴らしいガジェットを加えた最高傑作間違いなしだな。もう使えないけど。
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あっという間に読めてしまった。新たなクローズドサークルもの。真っ先に某海外ドラマを思い浮かべた。奇抜な状況下だからこそ生み出されたトリックや人間関係、心理描写が読んでいて2重の楽しみがあった。読みやすい反面、人物描写や設定があっさりしている印象も。なんとなくシリーズ化しそうな雰囲気を残しているので今後が楽しみ。
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とにかく衝撃を受けました。意外な展開で、そうくるのか、と驚きすぎて、思わず笑ってしまいました。帯にも“ネタバレされる前に読んで!!”と書いてあるとおり、何も知らずに読んで、驚いてほしいです。なので、その驚きを誰かと共有したくなりましたが、詳しく書けないのが悔しいです。
奇抜ですが、それでもきちんと本格ミステリ作品になっていて、本格ミステリでまだこんなに新しいことがやれるのだと、胸が高鳴りました。
有栖川有栖氏の帯コメントで、“ここ数年来、本格ミステリが新たな時代に入ったことを感じていた。ついに新・新本格の「目玉」が入った。”とあるように、新たな本格ミステリ、新たな時代を感じることができました。この作品を、今、読めたことが嬉しいです。
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年末のランキング諸々1位だそうですね! いやすばらしい。
まず設定にどっかんと意表を突かれるんだよ。
そうか、そこかよ、そういうクローズド・サークルがあったか! なるほど新しいな!! とね。
もうね、バカミスギリギリというか。いやバカミスなのか?(笑)
とまあ、設定については色々笑ってしまうんですけども(あ、ロジックとしても必要なクローズドなんですよモチロン)ミステリとしては本格ですよ。
トリックもしっかりしてるしね。
マニア的には、笑っちゃいつつ歯ごたえもある、傑作と言えるのではないかと!
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新しい形のクローズドサークル。状況も登場人物も全てに意味があり、全てが伏線と言える秀作だった。
非常に面白かった。
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「このミステリーがすごい!」、「本格ミステリ・ベスト10」、「週刊文春ミステリーベスト10」、何れも一位を獲得した第27回鮎川哲也賞受賞作。
映画研究会の夏合宿で起こる連続殺人。奇抜なクローズド・サークルに唖然とさせられましたし、それを活かした謎解きも巧妙。力むことなく読者に読み易い工夫を凝らしているところも好印象で、三冠も納得の怪作だと思います。
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一気読みした!面白かった〜〜!!!
ライトな語り口で頭の中で映像化しやすくて、一本のドラマや映画を観たようなリーダビリティや。
推理モノの読書経験は少ないけども、謎解きシーンにワクワクした。某海外ドラマ好きとしても、こういうエンタメ読んでみたかった!誰かにおすすめしたくなる。
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昨年のこのミス他、たくさんの賞を受賞した話題作。
テレビでも紹介される機会も多く、読むことを楽しみにしていた作品。
いろいろな情報から、クローズドサークルものであることは知っていたが、その理由がとても意外で、話題になるのも理解出来た。
オーソドックスなミステリーと言った感じで、それなりに楽しめる。
本編である密室殺人は、それなりに納得の行く解決で終わるが、もう一つの事件の真実は見えないまま。
今後シリーズ化して、その謎が解かれて行くのか、この先も楽しみ。
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山中の館というクローズドな状況で、大学のクラブの合宿中に起こる殺人。
ありきたりの設定かとおもいきや、なんと!
驚きの設定にびっくりです。
しかもこの状況でも探偵が活躍します。
動機も驚愕のもの。
このみす2018のベスト1作品。
さすがです。
期待を裏切りません。
一気読みしました。
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ほぉ~まだまだミステリーの設定というのは新しいものが出てくるんだな、すごいな~
ネタバレしないほうが「??」って読めると思うけど、タグに妙なのが(笑)でちゃってますね。
でも、それを知っててもあまり問題はないと思います。
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本格ミステリというと、どこか古臭いものが多いが、本作は今時の大学生が描かれているし、巻き起こる事件も今風で、とても面白かった。
早く次回作が読みたい。
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色々な所で書かれているが、斬新なZによるクローズドサークルのミステリ。
映画サークルの夏合宿。湖畔の別荘での連続殺人事件。探偵役の一人剣崎比留子のキャラが良くて、好感が持てる。
殺人事件の解決とZとの対決の両面作戦となり、非常に忙しいので、ほんの数日に盛り沢山の内容となっている。
謎解きも殺害方法も、密室・エレベーター・Z・殴打・毒・・・と様々であるが、それぞれに理由が有り、納得の解決にすっきりする。
人物も建物の構造もちゃんと冒頭に図説が出ているし、親切だ。建物の図はいちいち確認しながら読めばよかった。そのために掲載されているのだから。
テロ一味の話は別の小説にされるのであろうか。
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三冠にふさわしい、とても面白いミステリーだった。動機の薄さなど、感情面で何点か気になるところはある。とくにはじめの殺人はゾンビの仕業と思わせたほうが目的を完遂しやすかっただろう。この作品でとくに好きなのは、別荘の造りやトリック、ミスリードがわかりやすくとてもアナログなところだ。カードキーやエレベーターのトリックは言われてみれば単純なもので、よくできたミステリーはやはり簡潔なものだとあらためて思った。