紙の本
紐解くと楽しく興味深い手仕事の話
2020/04/08 22:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
自らの手で何かを作る楽しみを縫い物、編み物とその際に使う道具という視点から語った書。特に、スエーデンの「ヘムスロイド(家庭内手工業)」の話や、カウチンセーターのルーツ、韓国のパッチワーク「ポシャギ」など、海外の手作りの話が興味深かった。
投稿元:
レビューを見る
手仕事のちょっとしたコツや道具について書いてある。
なかでも、ニットについて、肘の部分が伸びてしまった袖を左右付け替えるという発想は、是非取り入れたいと思った。
他にも、糸の寄り方や、ボタンの付け方など本当にちょっとしたことなのだけれど、出来上がりに差がつくような知恵も得られた。
それから、プラーンというのも初めて知った。
プラーンの裂き編みもしてみたい。
投稿元:
レビューを見る
わたしがどうにも得意になりそうにない手仕事の話だが、生活を大事にしたいという意思がとてもくっきりとしている。好きなんだな。
投稿元:
レビューを見る
とても楽しい手芸エッセイです。昭和の香りのする手作り小物は、たとえ他人のものでも懐かしさ暖かさが感じられる。小学生のころ、そういえば母もこんな感じの作ってくれたな~と思い出された。ソーイング道具のことやリメイク話も、手芸好きなら「あるある感」満載。版画っぽいイラストもすてきで私好みです。林ことみさんの著作は輪針編みの本を読んだことがあった。作品は素朴でかわいらしい印象です。
投稿元:
レビューを見る
縫い物、編み物、道具に関するエッセイ。
生活の中にある手仕事の話は、読んでいて気持ちがイイ。
あるものを無駄にしない気持ちや、
ちょっと必要があってほしいものを、
簡単な手仕事ひとつで間に合わせる。
そのとき、少しだけ手間をかけて、嬉しいものに仕上げていく。
自分の手が入ったものは、使うのが楽しい。
めんどくさいとお金で解決することとは対極にある、贅沢な楽しみだ。
この本の中には、もう目にすることのない技術もあって、
知らず消えていく、出来なくなっていくのは惜しいことだと思う。