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人間なんて、ちっぽけな生き物さ。僕らが表示できる幸せなんて、金と暇のあるなしにかかわらず、しれているんだ
よしよしはともかく、男は男らしくて、女は女らしかった、つまり互いに意思としての神秘を尊重していた
ある程度の地位までは実績と能力で出世しても、その先はつぶし合いになって、結局は目立たない代わりにミスもない奴が生き残る
世の中に偶然の方など窓はないと思うのだが、少なくとも浅慮で勘の悪い人間に、偶然が味方しないのは確かだね
赤道から遠ざかると人間の身長が伸びる。ヨーロッパで言うなら、南のラテン系は小さくて、北欧が大きい
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様々な時代、様々なロケーションでの心の有り様を夢を通じて映し出す非常に凝った小説だなという印象。やや突飛すぎて感情いにゅうはしにくかったが、愉しめました。
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夢ネタ!イマイチ(笑)
そもそも、夢ネタ系は嫌いなのですが、本作は、夢そのものを語るというもの。
ストーリとしては、
ブラックの枕とホワイトの枕で見る夢が異なる設定。
エリート商社マンがスイス、パラオ、ジャイプール、北京、京都それぞれで見た夢を語ります。
見る夢は美しい夢、悪夢。
また、それぞれの地域で見る夢は、ラブロマンスであったり、インドの言い伝えであったり、戦争だったり..
そして、徐々に夢と現実の境があいまいになっていきます。
最後、京都のエピソードはミステリー感があって深かった..
しかし、やはり、全体的にはふわふわっとした内容で、登場人物たちの関係や事象の結果など、あいまいなままでスッキリしません。
こういう読者に判断・解釈をお任せするのは好きじゃないんです。
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黒い夢か白い夢か、最初に書いてあるんだけど黒は嫌だなぁって思うから黒枕が続いたら白枕欲しいなぁって思った。私もよく黒枕見るから、白枕欲しいヨォ。
迷うって漢字、夢中になる・惑わす・陶酔させるって意味あるんだって。前向きな意味で好き。
落ち着いた大人な小説だなって印象。
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仕事をしくじった商社マンの夢と現の話。
浅田次郎の小説は思わず泣いてしまったり、吹き出してしまったり感情豊かに読むことが多いがこのブラックオアホワイトは哲学的で理解するのが難しかった。