紙の本
最後には並木さんの本業の章
2018/09/02 15:59
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
外に(?)マトモなことの多い並木さんの本だけれど、
その中でも真面目度の高い一冊。
仏、というよりは仏教の話が中心の気もするけれど。
宗教が定着していく流れの中にある、
政治的な意図、
流行を生む国民性、
いろいろ含まれているから、地域性がみられて面白い。
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仏教知識を雑学とともに軽く知れて、
堅苦しくないので読みやすくおもしろい本だった。
雑学感覚で読んで、読んだ内容すぐ忘れてしまうが、
また時々読みたいなと思う本だった。
仏教に興味を持つなんて、
若いころにはなかったなw
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面白く読みやすい本。オススメです。仏教についての宗派や仏像の種類、ランク等の基礎から雑学まで幅広く理解が深まった。今後、寺院に赴く際は見方が違ってくると思うので、楽しみが広がった。
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機会があって奈良の博物館を訪れた際、多くの美しい仏像が展示されていました。しかし美術鑑賞以上の満足を得られませんでした。それらがどのような宗教的背景から生まれ、どのような力を有する仏様なのか全くわからなかったからです。ということで、仏教や仏様について興味がわいたので本書を購入。結論を言うと非常にわかりやすく、また面白くておすすめの一冊です。
本書では日本への仏教伝来から、奈良仏教、平安仏教、鎌倉仏教の主だった変遷やそれぞれの時代で生まれた諸宗派の説明、またそのそれぞれで活躍した有名な僧侶のお話まで網羅的に説明されています。
ただ抽象的に(歴史教科書的に)歴史や人物に触れるだけではなく、時には突っ込んだ記述も見られるので興味が続きます。
また仏様についても、如来、菩薩、明王、天部の神々などカテゴライズした上でその起源や特徴、違いについて触れられています。
本書の特徴としては 時代や宗派、仏様の種類などをわかりやすく分類・構成して説明しているので全体構造がかなりわかりやすいと感じました。
そのため、如来と菩薩の違いって何なの?空海や最澄っていつの時代のお坊さんなの?真言宗や浄土宗、臨済宗、などいろんな宗派があるけどどんな違いがあるの?などの根本的な疑問は本書を読むとあらかた氷解します。
一方で(わかりやすさを重視してか)その説明は概要レベルであり、代表的なものを取り上げるにとどまります(例えば如来は代表的な5つを取り上げて説明している、など)。
そのため本書で興味がわいたら、それをとっかかりにして詳細な専門書にあたるのが良いと思います。
最後に本書の面白い特徴を述べると、仏教をテーマにしたSF的なお話が紹介されていること。というのも著者は仏教の専門家ではなく、超常現象の研究者であるため(ただし膨大な参考文献はしっかりしたもののようですので、仏教や仏様の説明についての眉唾は少ないと思われます)。
なので「須弥山やその周辺部は太陽系を表している」、「弥勒菩薩の降臨は太陽系の運命とリンクしている」などのヘンテコ話が閑話休題的に登場するので退屈しないですね(しかしこのヘンテコ話の中にも「文献で描写される須弥山の形状は立方体」などトリビア要素が多数見られます)。
楽しみながら仏教や仏様についてサクっと学べる良書だと思います。
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京極夏彦の百鬼夜行シリーズの解像度あげたいと思い浅く広くおもしろく知識を得れそうなこの本を購入。
読んでよかった!とくに狂骨の骨、鉄鼠の檻はこの本読んでから読むと推理がはかどるかと。
この方の他の眠れないシリーズも網羅するとより百鬼夜行を楽しめそう。何度か読み返している百鬼夜行だけど、一番充実感がある。
薄い本で図も多く興味をそそる話がたくさんあり、基本的な知識が全くない自分にはちょうどよかったです。