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紙の本
内田百けん氏のお金にまつわる話が面白く綴られています。
2020/08/13 09:23
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、昭和の初期に活躍され、『冥途』をはじめとして、『旅順入城式』、『南山寿』、『贋作吾輩は猫である』、『実説艸平記』、『阿房列車』などの傑作を世に発表された内田百けん氏の作品です。同書は、「無心者や押売りが悪態をついて、これだけの構えに二円や三円の金がないと云う筈はないなどと云い出すと、蔭で聞いていても可笑しくなる。そう云う俗物にはそんな気がするかも知れないが、無いとなったら洗った様になくなる」という独特の言い回しで、質屋、借金、原稿料といった事柄をユーモラスに描いた作品です。そして、飄然とした中にも笑いが滲みでる作風です。同書には38篇が収録されており、一例を挙げると、「夏の鼻風邪」、「俸給」、「質屋」、「秋宵鬼哭」、「百鬼園旧套」、「風燭記」、「炉前散語」、「御時勢」、「売り喰い」、「志道山人夜話」、「金の縁」などとなっています。
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