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三沢と橋本はなぜ死ななければならなかったのか 90年代プロレス血戦史 みんなのレビュー
- 西花池 湖南 (著)
- 税込価格:1,980円(18pt)
- 出版社:河出書房新社
- 発売日:2017/10/24
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紙の本
プロレスとは、真剣勝負以上の真剣勝負だ。 栄華と衰退の1990年代プロレスマット界を描ききった好著。
2021/12/15 10:24
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
1980年代のプロレス界を描ききった前著「猪木は馬場をなぜ潰せなかったのか」の続編。
昭和のプロレス界を牽引した2大巨頭、ジャイアント馬場とアントニオ猪木。
平成の始まり、90年代の幕開けと共に、全日四天王と闘魂三銃士が時代の寵児となっていく。
その中心であった三沢光晴は2009年、橋本真也は2005年に、現役のまま突然この世を去ることになる。
その遠因が、栄華を極めた90年代にこそあったと著者は綴る。
テレビの娯楽から、東京ドームや日本武道館、両国国技館といったライブでの娯楽となっていったプロレスは、技の応酬が高度になり、激しい受け身をとり続けるレスラーたちは、痛んでも傷ついても戦い続けた。
真剣勝負以上の真剣勝負がプロレス。
三沢と橋本の死が、それを教えてくれる。
世の中から少し遅れたバブル景気に沸いた90年代のプロレス界。
総合格闘技の興隆。世界経済の悪化。複雑な要素が絡み合い、2000年代初頭の衰退へと繋がっていく。
ファンが熱く熱く熱狂した時代を、丹念な資料の精査で掘り起こしていく好著。
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