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紙の本
月が綺麗ですね
2020/12/09 06:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
あらすじで読むの迷っていたのですが、
読んで良かったです。
迷っていた理由は「11歳と18歳」というのが主な要因です。
(子供は私の地雷なので)
凪良ゆうさんは
少しはみ出してしまって生きづらい人とか、
長い恋を描くのが本当にうまいと思います。
(長い時間かかって成就する恋の話というのが正確でしょうか)
これは単純に恋愛だけでなく、ニーナと陽光の二人の成長物語でもある。
二人が成長して、恋を確かなものにしていく物語。
8年越しではありますが、
最初の出会いが「11歳と18歳」とそのままだと若干犯罪気味なので
このくらいの年月は最低経ってないとねぇっというのはある
年を食えばそのくらいの年の差なんて全く問題ないし
8年後くらいなら7歳差なら問題ないからね(笑)
でも、5年後くらいには不埒なこと(陽光くんのこの表現好き)を致してたか・・・
(16歳ぎりぎりセーフくらいかなぁ)
今回これを受け入れられたのは
ニーナがちょっと輪からはみだしていた人なのと
まずはニーナからではなくて
とにかく陽光くんが好き好き一択(一途)だったからです。
そして、陽光くんがあの年で自制心の強い子だったからです。
陽光くんは11歳から好き好き状態がぶれずにずっとだからね。
(私なぞはラブレターの「手をつなぐのもだめです」にもうノックアウトされちゃいました)
「ROVE」(誤字ではない!)からの「月が綺麗ですね」にもう身もだえしました。
(タイトル見たときから、夏目漱石先生!!って叫んでましたけど)
からのLOVE SONGですから、もうやられっぱなしな感じです。
恋がゆっくりと
成長はしっかりと
(ニーナはゆっくりめだけど、陽光はすごい勢いで成長しようとしている)
描かれているお話でした。
本当にそういう心情や時間の流れがしみこむように描かれています。
お互いがお互いだけの狭い世界にクローズしたいと思いながら
外へ出ていこうとする姿が嬉しかったです。
凪良ゆうさんのこういう話は本当にしっくりくる。
そして新装版の追加のSSを後書きに持ってきたのももともとの終わりが
もう完全に作品として輪になっていたからだと思います。
なので新装版の構成としてはしっくりきました。
電子書籍
「真夜中」が育んだ、小さな恋。
2018/08/02 01:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
クロニクル---主に真夜中に起きた年代記、つまり事件・事項を時系列的に並べ記録したもので、本編と短編を収録。主に受け視点。
ネタバレがあります。
年下でなかなか売れない元子役・俳優の陽光(攻め)と、光線過敏症を患い夜しか外に出られないソングライターの新名・通称ニーナ(受け)。
受けが18歳、攻めが11歳の時に二人は出会い、それから5年。攻めは俳優として受けは音楽の道へと進み、さらに3年後には映画の仕事が舞い込み、二人はそれぞれの立場で参加するのですが・・・
二人の身体的・精神的成長と恋を丁寧に描いてあって、まさに「クロニクル」。
その時の二人にとって精一杯の決断と行動が、幸せな結末へ導いたのだと思える物語でした。
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