紙の本
中巻は、中だるみのような部分もあるが。
2018/06/22 11:24
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投稿者:気まぐれネット購入者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上中下となる三冊構成。中巻は、やや話の展開が面白くないと感じました。上巻の斉彬との交流を描いた部分と比較するとそのように感じます。
奄美大島という場面のせいでしょう。話の展開として緊迫感がありません。
上巻と下巻のつなぎという役割りといった感想です。それでも、中巻は2度目の結婚、子供を授かる、3度目の結婚、また子供を授かるなど話の展開として省けない部分があります。そして、龍馬が登場する頃に下巻に続くというストーリーです。
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突然斉彬が亡くなり、島流しにあいながらも、島では嫁を貰い子を成す。大久保らの取りなしで薩摩に戻り尊王攘夷から、倒幕へ動き出す。
吉之助の人柄が味方を作り、人に慕われていく。
優しさを伴なう行動力が西郷吉之助には備わっていたのだろう。
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「西郷どん(中)」林真理子著、角川書店、2017.11.01
174p ¥1,000 C0093 (2018.02.07読了)(2018.01.26購入)
【目次】(なし)
八 (一橋慶喜擁立) 3頁
九 (愛加那) 31頁
十 (菊次郎) 57頁
十一 (徳之島・沖永良部島) 77頁
十二 (帰藩) 102頁
十三 (勝海舟) 126頁
十四 (岩山糸) 149頁
☆関連図書(既読)
「西郷どん(上)」林真理子著、角川書店、2017.11.01
「話し言葉で読める「西郷南洲遺訓」」長尾剛著、PHP文庫、2005.12.19
「西郷隆盛『南洲翁遺訓』」先崎彰容著、NHK出版、2018.01.01
「西郷隆盛 上」井上清著、中公新書、1970.07.25
「西郷隆盛 下」井上清著、中公新書、1970.08.25
「翔ぶが如く」全10巻、司馬遼太郎著、文春文庫、1980.01.25-1980.05.25
「目でみる日本史 「翔ぶが如く」と西郷隆盛」司馬遼太郎・山本七平著、文春文庫、1989.11.10
「史伝 西郷隆盛」海音寺潮五郎著、文春文庫、1989.09.10
「西郷と大久保と久光」海音寺潮五郎著、朝日文庫、1989.12.20
「島津斉彬」加藤惠著、PHP文庫、1998.10.15
「花の生涯 上」舟橋聖一著、祥伝社文庫、1992.12.20
「花の生涯 下」舟橋聖一著、祥伝社文庫、1992.12.20
「桜田門外ノ変 上巻」吉村昭著、新潮文庫、1995.04.01
「桜田門外ノ変 下巻」吉村昭著、新潮文庫、1995.04.01
「生麦事件(上)」吉村昭著、新潮文庫、2002.06.01
「生麦事件(下)」吉村昭著、新潮文庫、2002.06.01
「松平容保-武士の義に生きた幕末の名君-」葉治英哉著、PHP文庫、1997.01.20
「世に棲む日日(1)」司馬遼太郎著、文春文庫、2003.03.10
「世に棲む日日(2)」司馬遼太郎著、文春文庫、2003.03.10
「世に棲む日日(3)」司馬遼太郎著、文春文庫、2003.04.10
「世に棲む日日(4)」司馬遼太郎著、文春文庫、2003.04.10
(「BOOK」データベースより)amazon
敬愛する薄主・斉彬の突然の死は、吉之助に大きな衝撃を与えた。吉之助は自分を曲げることができず、斉彬の異母弟で国父となった久光と正面衝突、遠島を言い渡されてしまう。島で妻を娶り子を授かった吉之助は、初めて愛を、さらには島民の困窮を知り、家族と政の大切さを実感する。大久保一蔵らの奔走でようやく赦免が下り、薩摩に戻った吉之助だったが、時代は急変、国内には尊王攘夷の風が湧き起こり、不穏な空気が立ち込めていた。駆け抜ける幕末編!
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ソフトカバー版の中巻。
8章~14章で、西郷が二度の島流しに会い、流刑先で愛加那と結婚し子宝にも恵まれ、西郷の人生観んが変わっていく。今までタブーとしていた「生きたい」という気持ちが芽生え、人間性も一回りも二回りも成長する。
本土に戻った西郷は、文久、元治、慶應年間の複雑な政局の中で縦横無尽に周旋していくことになる。
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NHK大河ドラマで正に展開中の場面であり、意識せざるを得ない。愛加那には二階堂ふみの顔が浮かんでしまう。著者の西郷解釈があちこちに出てきて、月照との同性愛的な心中場面などは、TVでは取り上げづらかっただろう。奄美から徳之島、沖永良部島へ。徳之島の5日間、そこを愛加那が2人の子供を連れて訪問するところは劇的。流された後の活躍場面までの期間の短さが驚き。ここまで急な出世だったのだ!確かに現実にも短かったのだろうが、そのあたりの描写が欠けているのが残念。しかし断片的には数々の逸話が楽しい。