ジャパネットたかたの創業者の人生論です!
2018/06/24 08:23
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、テレビショッピングでおなじみのジャパネットたかたを一代で築き上げた高田明氏の人生論です。内容は、「積み重ねる」、「伝える」、「変える」、「つなぐ」という簡単に4章から構成されていますが、これぞ高田氏のビジネスの真髄だったことが本書を読めば、分かります。常に「自己史上最高」を追い求めてきた高田氏が何を考え、如何に行動してきたのか。その一端を本書で見てみるのも表情に面白いです。
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◯商品が売れた時でも慢心せずに「もっと売り上げを伸ばすためにはどうしたらいいか」「この部分の語りが足りなかった。どんな言葉で伝えればよかったのか」と研究を惜しまない。(41p)
◯その日に取り上げる商品のラインナップが最終的に確定するのは10分前です。(137p)
★監修者の増田正造氏の解説が4編挟まっていて、能の入門書にもなっている。秀吉がそんなに能に執心だったなんて。ギリシャでオデュッセイア?GINZA SIXで3D能?知らなかった。
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テレビショッピングもしないし、なんかあの番組もそんなに好きじゃないけど、この高田明さんの講演を聞いた時に、この人は本当にすごいって感じました。あの講演は数多く受けた講演やセミナーの中でもピカイチでした。それほど、聞きに来た方の事を思っての講演だったと言う事でしょう。で、世阿弥です。これまたすごく深いです。「我見」「離見」「離見の見」、本当に日々こうしたことを意識して生きていけているかなって思うし、「初心忘るべからず」の本当の意味も深いです。今のこの時に「初心」を感じれるかどうか問われている感じ。
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人生のどのタイミングでも「その年ごろならでは」の初心が常にあり、中身はどんどん変化していくものだと私は考えています。
他人と比べるのではなく、自分史上最高を目指すのです。
サクサクと読みやすく、シンプルな高田さんの考えが伝わってきたが、後半ボリュームが薄かったのが少し残念。
「監修者の覚書」が読み応えがあってけっこう楽しめた。
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世阿弥の事は名前程度でしか知らなかったが、この本を読んで感心させられた。能、そして血筋を後世に残していくための考え方は現代の会社存続と同定義で考えることができる。特に目新しさはないが、過去の賢人から学ぶべきことの多さを改めて感じた。
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高田社長の経営論、プレゼン術と世阿弥芸術論の
意外なマッチ。
世阿弥の入門書としても使える。
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日経新聞「私の履歴書」で著者が能のことを少し語っていたかなと、思い出しつつ手に取って見た。
能のお手軽入門書程度の内容、あるいはジャパネットタカタでの活動を「能」の教えに当てはめ(コヂツケ)れば、こうなりますよ、というものか。
氏の「私の履歴書」を面白く読んでいたので、そこに少し能の薀蓄が加味されてはいるが、能に対する深い考察もさほどなく(専門知識は監修の能研究者が補足)、成功者によるお手軽ビジネス書の域は出ていない。
世阿弥の秘伝、「秘すれば花」を、「それは今でいうサプライズ」と言い切ったところが、高田明節が出ていて、面白かった(笑)
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「伝えることから始めよう」に引き続き、高田明氏の著書。
高田氏の考え方を世阿弥に照らし合わせているので、とても面白く勉強になる。
メモ
1.積み重ねる
■現状を受け入れるほか道はない
「平戸じゃなきゃ商売できない」「あのお客様がいなければ利益が出ない」といった特定の考えに固執していたら、環境が変わった時に身動きが取れなくなる。
外部環境に変化が起きたら、「自分でどうにかできること」に集中する。
■昨日の自分より、今日の自分
自分自身の中に課題を見つけ、修正する。
自分でやり続ければいいだけなので、誰かと比較する必要がなく、優越感や劣等感を持つ必要がない。
2.伝える
■相手の心を解きほぐす間
言いたいことを熱弁するだけでは、相手の心までは届かないもの。
■あなたの常識は、誰かの非常識
お客様の気持ちを理解できなかったら、ビジネスは決して成功しない。
仕事、家庭、どんな世界でも離見の見の視点を持ち、独りよがりにならない努力を続けていくことが成長の条件。
■やみくもにオリジナリティーを追求すると空回りする
熟練者がどういう意図で行っているか理解する。
そこで初めて自分なりのアイデアが湧いてくるが、この過程を踏まずにやみくもにオリジナリティーを追求しても大抵は空回り。
先人から、歴史から学ぶ。
ビジネスの世界も同じ。
■自己評価が高くても低くても駄目
傲慢でも謙虚すぎても駄目。
自己評価を正当にできない人は成長できないから。
自分の姿が正しく分かっていると、自分に足りない点を理解し、それを補うための努力ができる。
3.変える
■あなたは誰にそれを伝えたいの?
どこの放送局で流れるのか
流れる時間帯はいつか
見ている視聴者は年配の人か若い人か、男性か女性か
社会情勢
当日の天候
といった前提条件によって効果的な紹介方法は変わる
■相手の期待を越えていく
明かしてしまえば何でもないようなことでも、秘密にしておくことで価値が上がり、効果も格段に増す。
4.つなぐ
■分かる人だけが分かればいいのか
どこで演じようと常に観客を満足させてこそ名人。
幅広い人気がないようでは本物とは言い難い。
■永続に求められるのは、不易流行の実践
不安と期待をはかりにかけて、期待が少しでも不安を上回るならやらせてみる。
新しいことにチャレンジするときに不安は付き物。
やるかやらないか躊躇してしまうことがあったらこの言葉を思い出してみる。
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言わずと知れた「ジャパネット」の創業者高田明さんが、テレビショッピングと言う舞台で、商品の魅力をいかに伝えようと考えていたかについて、世阿弥の風姿花伝(ふうしかでん)の言葉との共通点を実例を混ぜて書いている。
自分も以前から風姿花伝は一度読んでみたいと思っていたが、きっと「秘すれば花」などの超有名な言葉の部分だけ読んで満足してしまうかもしれない。その点高田さんの様に時代を超えて相手に伝えるという事に向き合った人の言葉を借りて、原書の超訳てきに読むことはとっかかりとしては良いのかもしれない。
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世阿弥の花鏡や風姿花伝に書かれている事を、ジャパネットタカタという現代のケースを交えて解説した本。日常生活の活かし方が分かりやすい。
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世阿弥を読みたかったが、こちらを先に読んでしまいましたが、正解です。いろんな経験に基づいて解説されているので、今の時代にも通用する世阿弥が益々読みたくなりました。高田さんはよく勉強されています。
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高田明 と読む 世阿弥
ビジネス成功者による古典読みの本。舞台役者、舞台演出家としての世阿弥を 自身の仕事(テレビショッピングMC)に照らし合わせてる感じ。読書はもちろん 何をするにも 仕事に結びつけ、自己更新に努めてきたことが 伝わってくる
「よき時あれば必ず悪きことまたあるべし〜力なき因果なり」
*時流は努力ではどうにもならない〜人の気はコントロール不可
*変えられないことで 思い悩まない〜現状を受け入れるほかない
「初心忘れるべからず」
*初心=芸の未熟さ〜立ち向かう毎日が初心の連続
*未熟であること=伸びしろ
「時分の花をまことの花と知る心が、真実の花になほ遠ざかる心なり」一時的な花に勘違いするな
*自己更新〜昨日の自分を超える〜他人と比べるのでなく
「一切の事に序破急あれば、申楽もこれ同じ」あらゆることに導入、展開、結果のリズムがかある
*序=基本
*破=序を解きほぐし、こまやかに砕き、多様に表現=展開
*急=締めくくり
「心を十分に動かして 身を七分に動かせ」十分に稽古した心を保ち、演技は70%に控える。30%の余白が予想外の効果を生む
*間は次の有を生み出す無
「花と、面白きと、めづらしきと、これ三つは同じ心なり」
「能も、住する所なきを、まづ花と知るべし」うまくいっても完成はない
「秘すれば花なり。秘せずば花なるべからず」最初から手の内は見せるな〜相手の期待を超える
「命には終わりあり、能には果てあるべからず」
*芸能の本質は あらゆる人々を楽しませ、感動を与えること〜それを続ければ 能は生き続けられる
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ジャパネットたかたの高田社長が世阿弥を語る1冊。「昨日の自分を超えていく」「秘すれば花」「離見の見」など、仕事、人生へのアドバイスに満ちた言葉たち。高田さんはそれらを自らの仕事と重ねながら語っているので、とても親しみやすい内容になっている。
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【世阿弥と高田明】
・昨日の自分を超えていく
・悩みの99%は悩んでも解決できないもの
・初心とは物事を始めた時の志ではなく、物事を行なっていく中で感じる挫折感や努力のこと。
→今の自分の未熟さ
・昨日の自分より今日の自分
・営業はすべてお客様次第
タイミングや受け方も
→そのためお客様にはどう言ったら伝わるのか意識していくべきである。
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さっぽろの講演会に行って来ました。ミッション、パッション、アクションで前向きに人生を生きる事を語っていただきました。