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忖度と「気を遣える」の違いを実例を持って解説している。
「空気」を読まず自分の欲求に忠実に生きていけばいいと筆者は言っているが、それを行うには現状難しいと思う。
変えるには個人だけではなく企業、国と皆が真剣に向き合う必要があると思う。
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忖度とは相手の意向を推し量り、先回りして満たそうとすること。その胸中には自己保身や喪失不安、承認欲求や何らかの見返りへの期待などが潜んでいる。忖度がはびこる日本社会の根底に横たわる構造的問題をあぶり出す。
ここでも承認欲求。
気を回しすぎな私は気をつけよう。
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忖度社会ニッポン。片田珠美先生の著書。ニッポンが忖度社会、無責任社会である背景には、忖度人間、無責任人間が多いことにある。責任回避で自己保身を図り、承認欲求と自己顕示欲、自己利益を満たすためために忖度する。そこにあるのは無責任な自分中心主義だけ。片田珠美先生の著書はいつも説得力があります。忖度社会をニッポン全体で変えていこうという決意が必要です。
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「忖度」という観点から、森友学園のこと、首相夫人のこと、官僚、裁判官、東芝、医療業界、メディアのことなどを分析・解説されていて、いかに普通に「忖度」が行われているのかがわかり、とても興味深い内容だった。この本を読んでからニュースを見ると、「これも忖度なんだろうな」という視点で見てしまう。会社でのことだけでなく、学校や家庭でも行われていて、自分でも無意識のうちに「忖度」をしていたのではないかと思い当たることがあった。
この本にも書いてあるように、「空気」をある程度読むことは必要だけど、何となくおかしいと感じるセンサーの感度が低下しないように気をつけて、おかしいと感じたら、あえて忖度しない勇気を持つように心がけていたい。やはり客観的なものの見方は大切だと改めて思う。