紙の本
幼馴染の捻くれまくった恋愛小説
2018/06/19 12:18
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投稿者:CHANRIE - この投稿者のレビュー一覧を見る
二人の間だけにしか成り立たないオネスティ(誠実)。
二人だけのオネスティを守れば守る程傷つく人が増えていく。
石田さんのエロ好きやわぁ。
ネトネトしてなくてエロがキレイ。
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両親の不仲を目の当たりにして、好きだけどプラトニックに徹すると約束した二人。ここまで突き詰める事ができるのか、と不思議な感じ。
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誠実さとはなんだろうと思いました。
2人にとってオネスティ、世間にとってはオネスティではない。だったら、どちらが本当のオネスティなのか。
少し自分が想像していたものとは違っていて、不思議なお話でした。
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絶対的なモノとしてそこに有り続けるもの。核として揺るがないものがあるのはシアワセだろう。たとえそれがどれほど周囲と自分自身を傷つけても。
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見方によっては理想的な男女の友情のようにも見えるけど、なんだかまどろっこしいようにも感じた。二人が良ければそれで良いんだけどお互い本心だったのかな。
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純愛、友情、愛情。どういった表現が適切なのかわからないが、切ないラブストーリー。幸不幸すら読み手によってかわるのでしょう。面白かった。
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男女間の友情というのは基本的に存在し得ないというのが持論だ。異論は多いと思うが、世に存在する男女間の友情の多くは片方(ないしは双方)に秘めた想いがあり、関係が壊れることを恐れるために、その気持ちに蓋をするからだ。そして、それは自分では気がついていない場合もある。
本作はそんな男女間の友情という感情をはるかに超える男女の共生の物語である。魂が寄り添う存在があれば、それ以外の関係は犠牲にすることができる。人は裏切るが、オネスティであり続ける相手は決して自分を裏切らない。その絶対的な存在に出会えた奇跡は何事にも代え難い。
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男女の友情は成立すると思うけど、これは友情ではなく深く魂が結びついている男と女の話。これを愛と言わずに何という?でもそれぞれが親の離婚を見ているから、それを避けるためにオトコとオンナの関係にはならないという。自分たちが悲しい思いをしないために選んだとてつもない悲しい愛。
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下手な18禁の本なんかよりもセックスのことしか書いてなくて、最初はセックス要素を抜いたらパンフレットぐらいの薄さになるなあとぼんやり思いながら読んでいたんだけど、主人公2人の奇妙な関係性が深まるにつれて、このテーマを描くためにはセックスについて書くことは避けられないだろうと思うようになった。
友情とか恋愛とか、我々がこれまで定義してきたものを超越した、もしくはそれらの定義の隙間に存在している関係性。2人の関係性を描くためだけにこの厚さが存在しているのだ。
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タイトルの、「オネスティ」がこの二人の関係を表しているかと言ったら、少し疑問に思う。ここまで隠すことなく性の話を異性にできたら理想なのかもしれないけど、奇妙な関係とも思ってしまう。これも友情なのか、、?
終始、ミノリが好きになれなかった。自分とは違うタイプだからだろうな。
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本当に好きな人とは心の奥底でずっと繋がっている
互いに隠し事はしない、付き合わないし結婚しないしセックスもしない
これが二人のオネスティらしいが…
この世で一番大切な人のことを思う、ここには共感できるが、他の人と付き合ったりセックスしたり結婚することは許されている。
ここには、二人のオネスティが存在するだけであって、周りには たくさん傷付く人が増える。
そこはどうなんだろうか?
周りの人を傷付けないようにするための配慮はせめて必要なのでは?
互いの結婚相手には自分たちのオネスティを知られないようにするべきだと思った。
浅く読み進めてしまうと、主人公の女性はただのセックス依存症なのでは?と、感じてしまう気もしてしまう。
もう一度読みたいとも思わないし、この二人の愛には共感できなかった。
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もし、ワクワクドキドキするようなストーリーや精緻な人物描写を期待しているのなら、おすすめはしない。
「男遊びの多い女と、それに翻弄される幼馴染」と言ってしまえばそれまでかもしれない。
ただ、それはあくまでこの小説の表層的な部分でしかない、と思う。
この小説の面白さは、男女関係における新しい関係性を提示している部分にある。
男女間の友情は成立するのか。
思春期に多くの人が悩んだことがあるであろうテーマ。
その究極的な実現を描いているのではないだろうか、と私は読む。
ここまでの「誠実さ」を持って関われる相手を持つことは幸せなことかもしれない。
それと同時に、この「誠実さ」は、まっすぐであるがゆえに互い以外の他人を傷つけてしまう残酷な破壊力も持ち合わせている。
カイとミノリの関係性は、当事者以外からは到底理解されないし、理解されたいと思ってもいない。
恋愛ではないけれど、そういう意味では恋愛的要素を持った関係性なのかもしれない。
彼らを特殊だと思う人。一度立ち止まってまわりを見てほしい。
一回りも二回りも年の離れた恋人。
内縁の夫婦。
同性のパートナー。
身体を重ねるだけの友達。
ひとくくりに、言葉で言い表せない関係性ばかりだ。
カイとミノリの関わり方は「ふつう」ではないけれど、今の世の中において何が「ふつう」なのか、そんなことまで考えてしまった。
とはいえ、4歳の頃の会話が嫌に大人びていて作り物感を感じざるを得なかったこと、話の展開上避けられないのかもしれないが性的表現があまりに多いこともあり、読んている途中に嫌悪感を感じてしまったため、☆3つで。
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恋愛感情よりも深い絆で結びついた二人ってこと? 二人はいいのかもしれないけど、これはないなぁって気がした。
特に女性がセックスし過ぎだ。
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さらっと読めます
まーこんな関係の男女いないかな
もしそんな関係で「見たい」ってなったら
その時にじゃ―した感じもお初で知りたいから
しちゃうと思うし
物語って感じです。
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2019/07/01
カイとミノリは互いに結婚もしないし恋愛もしないけど
唯一無二の存在として共に生きてきた。
幼い頃から特別で、すべてを隠さず、やがては性生活すら教え合い、二人だけの関係は誰も侵せない強固なものとなる。
信頼 正直 オネスティはこの作品ではカイとミノリの二人だけのための言葉だ。
結婚でしばられてなれあってダメになるなら一緒にならない。
けど特別でいようという二人は、伴侶を別に連れても変わらず
ここはきっと女性には描けないと思った。
誠実な裏切りだから。
カイとミノリはいつか交わるだろうと思ったが、とうとう最後まで、そしてこれからも決して体を重ねることはないだろう。
ただ他のだれかとセックスをしたあとの二人の電話は、身体こそ交えていなくても確実にそれ以上の営みであるし、濃いものである。これこそが、二人だけの不可侵の愛とも友情とも言えない行為だろう。
(オキシトシンはものすごい出ていそう)
倫理の面では正しくなくとも、幼い時の誓いと関係と「愛」のようなものは二人の間にある。
片方が暮れるまで、互いがきっと第一のまま
そのままずっと、続いていくのだろう。