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遙かなる円環都市 上 みんなのレビュー
- マイケル・C.グラムリー (著), 野中 誠吾 (訳)
- 税込価格:880円(8pt)
- 出版社:竹書房
- 発売日:2017/12/14
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文庫
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紙の本
粗削り乍ながらフィクションとしても面白さ満載の作品でした。
2019/03/23 22:41
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
粗削り乍ながらフィクションとしても面白さ満載の作品でした。アメリカで電子書籍として公開され、瞬く間にランキングトップに躍り出たという宣伝文句に偽りなしでした。原潜での計器異状、イルカを使った「哺乳類間翻訳システム」は同じ海の話として何となく繋がりを感じさせるが、南極での氷棚の不安定化がどう結びつくのかが前半の関心事。そこへ海底の巨大リングとそこから来た男:ペイリンの謎が絡んで一気に急展開。但し、ペイリンに代表される異星人はより高度に進化した“人類”という設定の為、非常に友好的な結末となっている。高度な文明の証左として“ワームホール説”を巧みに利用してる点も私好みでした。但し、大津波を他の津波で相殺するというラストや、明らかに優れた技術を持っている異星人に安易に攻撃を仕掛けるだろうかなど、荒っぽく突っ込みたくなる部分もあるが、それはフィクションとして目をつぶりましょう。
まだ若い著者の詳細は不明なれど、著者の英文ウェブサイトを覗くと本書“Breakthrough”はシリーズ化され、既に5作目まで出版されていた。和訳・出版が望まれる。
<蛇足>原著題名の“Breakthrough”は、科学の躍進や(軍事的)突破といった意味らしい。と言うことは、このシリーズの軸は「科学の躍進」なのだろうか。その辺も興味ありです。
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