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優れたリーダー=「率先垂範」
組織のトップが一番注力すべきは「企業/組織文化」と断言する
そして組織文化の骨組み(フレームワーク)は「トップがつくっていく人工物」
今を楽しむ=最もパフォーマンスが高い状態を維持するために変化して「自律型集団、自ら考えて行動する」
外部環境の変化 ⇒ 内部環境の変化 ⇒ フロー体験
①横のコミュニケーションを密にー自ら考える自律型組織へ
⇔選手たちが自分たちで考え、話し合って問題解決を行う。
⇔的確な目標でモチベーション3.0で内部動機を刺激する
②組織力、人間力の底上げー無意識の意識化
⇔記憶は忘れやすい
⇒反応するから行動するまでに導く
⇒内的動機づけの強化
③フローに入る人を増やすー目標を設定し、現在に集中する。
⇔もっとも大切なのは「楽しむ」こと、それにより「フロー」を生み出すこと。
⇔いまこの瞬間をどう楽しむかがとても大事です。
⇔現在に自分の心理的エネルギーをすべて注げば、心から楽しめる。
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ビジネス本に分類させるのかもしれないが、ラグビー部監督としての経験に基づく内容であり、すっと入ってきた。
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著者の岩出雅之監督は
大学ラグビー9連覇の帝京大学の監督である。
著書はスポーツ心理学を教えていることもあり、その知識を存分に生かした指導を行っており、その利用したこと・効果があったことが理論的に書かれている。
この9連覇をする前は、教え方が違っていたという。その教え方・指導の仕方を変える事で、常勝軍団が作られた。
その指導というのが、大きく2つあり、
1つが「体育会系イノベーション」2つ目が成長マインドセットである。
まず1つ目の「体育会系イノベーション」とは従来、体育会系の部活では、とりあえず頑張れ・気合いでいけ、苦しむからこそ後で自分のためになる。という精神論で、
いわゆるスポ根のようなもの。
私も高校の部活道ではこのような指導もされていましたが、著者も昔はそうだったそう。でも、腹落ちしないものでは選手も動かず、やらされている。というものになり、覚えないし能動的にならない。そして監督はなんで思い通りにならないのだと思ってしまう。そうではなく、環境を変え、努力をしやすい環境を作る。印象的な指導だったのが、普通1年生が雑用をやるというのが、どの部活でも多いと思うが、帝京大学は4年生がやるという。1年生は4年生を応援するようになるし、見本にもなる。1年生は余裕もなくわからないところだらけであるので、練習に集中させる。とのことだ。
2つ目は「成長マインドセット」
私も昔別な本で読んだが、成長の思考を2つに分類できる。
それが成長マインドセットと固定マインドセット
成長マインドセットとは、初めはできないかもしれないけど学んでできるようになっていく、いつかはできるようになっていくという思考のこと。そして固定マインドセットとは人間元来、才能があり努力してもたどり着けないということを思ってしまうこと。
この思考方法について、選手もそうだが、監督がまずそのような思考にならないと選手もそうならない。なので、まずは教える人がその選手・部下を成長することを信じることが大事だ。その信じる事で、選手・部下もそのような思考になり、きっと成長できるはずだ。
そして、これは全てが成長・固定になるわけではなく、
例えば私生活では固定マインドセットだけど、仕事では成長マインドセットと全てが同一というわけではないみたいだ。
私もこの本を読んで、強さの秘密が分かったし、著者のことを尊敬する。
私もこのような指導者になるように成長していきたい。
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今の時代における組織マネジメント論の良書。
著者自身が教員で良く研究しており、理論と実践の両輪で作り上げた彼メソッドが、今の子は◯◯だから◎◎なので△△なやり方が良い、的な話でよくまとまってる。
自分の感覚だと◯◯の部分があまりない本が多いからこの本は納得感が大きい。
途中から、「これは何度も復習すべきだ。」と感じました。僕の今後の教科書です。
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すごく勉強になった。自分も部活に所属していてどうやったら団体戦で勝てるチームになれるのか。どうやったら部員全員が本気で勝利を目指せて、当事者意識を持てるチームになれるのかを最近考えていてそのヒントが欲しいと思って読んだ。ただ、私の部活では準備等が一年の仕事で、いわゆる体育会のシステム。でも、それは各学年役割がある(4年は部の運営)なかでの一仕事だから、悪いことだとは思わない。ただ、仕事でのミスが出た時に、本ではミスに寛容にって書いてあったけど時には注意しないといけない場合もある。そこで、いかに寄り添ってあげられるかが必要だけどそれが1番難しい、、、、。どうやって注意するのが1番いいんだろ。っていう悩み。
厳しい時間を楽しむ。楽しさが一番の動機。
チームのトップはメンバーの自律を促す環境を作る。
4年がチームの仕事をすることで1年に心の余裕ができる&4年に対して尊敬や憧れの念を抱くようになる。
チームの一番のファンはそのチームメンバーと答えられるチームが強い。(ここが1番なるほど!って思った。)
下級生は先輩の姿や雰囲気を無意識でも吸収してる。
リーダーは部下がその気になるまで待つことも必要。
過去、未来ではなく現在に集中する。
その人についてくる仲間がいて、それ以外の人も惹きつける魅力を持っている資質が必要。
成長マインドセットで取り組む。惰性が1番の敵。
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■気付き
・まずはトップが変わる必要がある、成長マインド
・リーダーの指示命令はリーダーにとって楽をするためのツール、大事なのは自立を促すマネジメント
・惰性が一番よくない、トップは組織の方向性を示し惰性を跳ね返すように変わり続ける必要がある
・楽しさが大事
・人のモチベーションが最も高まるのはその行為をすること自体が報酬になっているとき
・組織作りで重要なのは心の余裕を持てるようにすること
・負けの原因は自分にあり、勝ちの原因は相手にある
■アウトプットすること
①惰性が発生していないか常に目を光らせながら成長マインドでマネジメントを行う
②自律的にスタッフが動いてもらえるような環境作りに徹する、見守ることも大事
③楽しさを一番に組織運営にあたる
■ひとこと
今まで読んだマネジメント本の中で一番自分の仕事に活かせそうだと感じた。チームで結果を出す必要のある環境のリーダーには気付きが多いと思う。細かい技術といった内容よりはスタンス、マインドの枠組みを捉えた内容。何はともあれ、やはりトップがどうあるべきか、がチームで結果を出すには重要ということを再認識。チームで結果が出ていないのはチームの誰かのせいでもなく、その結果に導いているのもリーダー自身なのだと、そこをまずは認めてからスタートしなくては。学び多き一冊。ちょうど読み終わったころに監督を退任されることを知った。今後はどういった活躍をなさるのか、何か新刊が出たならば読みたい。
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20221214
ラグビー部のマネージメントに心理学を用いて大学選手権9連覇を成し遂げた監督。
ビジネスにも活用できる考え方だが、前半は具体的に取り組んだ事が書かれていて大変参考になった。
ただ、後半に掛けては取り組みを心理学の引用によって根拠付けている部分が多く、少々面白味に欠けた印象。
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モチベーション上げる為に楽しむ、また、組織が腐らないために成長マインドセットを持つ。
成長マインドセットであれば、レベルの高い意味で仕事を楽しむこともできると思う。
実践あるのみ。
外的要因によるモチベーション低下も参考にして、周りから排除していきたい。
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2024年1冊目。
Twitterで日体大の野球部の体育会イノベーションが話題になっており、その元ネタがこの本だった。
意外や意外、しっかり経営学の考え方に立脚したマネジメントを実施しており、スポーツの監督でここまでちゃんとやってる人はなかなか見たことなかったです。勉強になりました。