帝京大学ラグビー部監督である岩出氏による常勝のための鍵について語った書です!
2018/07/14 09:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、帝京大学ラグビー部監督の岩出氏による常勝のための鍵について書かれた書です。帝京大学ラグビー部と言えば、2018年1月に全国大学ラグビー選手権で9連覇を果たしたことで有名です。しかし、大学のラグビー部は選手交代が激しく、なかなか連覇を果たすことすら難しい時代に9連覇を成し遂げたというのは偉業としか言いようがありません。岩出氏はこの経験からビジネスにおける常勝のための鍵を、ラグビーになぞらえて語ってくれたのが本書です。実践経験から導かれた話にはとても納得させられます。
『常勝集団のプリンシプル』
2018/03/09 21:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学選手権9連覇をはたした帝京大学ラグビー部監督3冊目の著書
ラグビー部栄光の軌跡の本かと思えばさにあらず
OODAループあり、マインドセットあり、フローあり、SBARあり、モチベーション3.0あり、なんでもありの“岩出式”実践的組織マネジメントの極意
(アマゾンでは「人事・労務管理」に分類)
2014年度キャプテン流大
「楽しい事ばかりではなくつらいこともありましたが」
2017年度キャプテン堀越康介
「きついとか苦しいとか思うのでなく、厳しい時間を楽しむ」
二人のキャプテンの選手権優勝インタビュー
このあいだのチーム変革の秘訣は何か、興味はつきない
投稿元:
レビューを見る
皆様は勝てる組織、リーダーとはどういうものだと思いますか?
統率の取れた組織、圧倒的カリスマリーダーのいる組織、みんな切磋琢磨し緊張感に溢れる組織、などなど。一人一人なんとなくでも組織像、リーダー像というのは持っていると思います。
私は、従来型の規律、統率の取れた組織や怖い強烈なリーダーシップの賞味期限は、早晩切れると考えております。もしくは既に切れているのかもしれません。
単なるピラミッド型組織では、勝てない時代に入っていると感じます。
トップダウンの組織下においては、リーダーの指示を待って動く、指示待ちが多くなり、自分の頭で考えなくなるからです。平均点の底上げには、繋がりますが、そこから先へは進めなくなります。
そういう意味では、従来型組織、リーダー像からの脱却が不可欠と言えます。
では具体的にどうすれば良いのか?
この本に出会い、一つの結論を得ました。
先に結論を言うと、
「リーダーが率先して楽しむ人で、周囲が刺激され共に進んでいく組織」
これがこれからの時代に求められる、これからの時代を勝ち抜いていく最強の組織像といえます。
では、現代の組織の中でそれを体現できている組織はあるのか?
ありました。
大学ラグビー選手権9連覇を達成した帝京大学ラグビー部はその
代表例と言えます。その立役者、岩出雅之監督は、理想のリーダーと言えるでしょう。
では、岩出監督はどんな点に気をつけて、ラグビー部を率いているのか、
具体的に、どんな点に気をつければよいのか?
4つのポイントに絞りました。
①横のコミュニケーションを密にー自ら考える自律型組織へ
②組織力、人間力の底上げー無意識の意識化
③セルフフィードバックの重要性ー内的動機づけの強化
④フローに入る人を増やすー目標を設定し、現在に集中する。
私は上記の中でもとりわけ、無意識の意識化が重要と考えております。
なぜか。質の良いルーティンを繰り返すことが当たり前になれば、自然と成長スピードが速くなるからです。
私には、2歳の男の子がいるのですが、本当に言うことは聞かないけどやることはよく見ていると感じます。
たとえば、私は風呂でスクワットをするのが、日課なのですが、やっているのを見るとすぐに真似しようとします。いわば、親のルーティンが、子どもに影響を及ぼしているわけです。これはそのまま、リーダーとメンバーの関係にも落としこむことができます。
言って聞かせるのではなく、やってみせる。そのほうが、できるようになる。
子育ても、人材育成も本質的には同じだと思っています。
とはいえ、質の良いルーティンというのは決して楽なものではありません。
多くは厳しさがつきまとってきます。
では、その厳しさを楽しむためにはどうしたらよいのか。
それについては、是非本書に目を通してみてください(笑)目から���ちるのは、ウロコだけではないはずです。
投稿元:
レビューを見る
帝京大ラグビー部監督が、部を常勝軍団に変革したポイントについて語る。
内容はビジネスにも多いに役立つ内容で、
強い組織・自主的に動く組織に変えていくポイントが大変わかり易く書かれている。
読むと改めて、やることの目的の必要性、またリーダーがよく考える必要性を感じる。
仕事においても、いかに自分事化して、組織変革に当たることができるか?
チームの要員、環境要因も大きいようには思えるが、やはりリーダーの気持ち次第と感じた。
投稿元:
レビューを見る
帝京ラグビー前人未到の9連覇の秘密がオープンになりました。先ずなにが凄いかって主将たちの優勝インタビュー。2014年度流大君の言葉「本当にここまで大学関係者、ラグビースタッフ、ファンの皆さま、仲間に支えられてきました。今日試合に出ていないメンバーを笑顔にできたことを本当に幸せに思います。まず筑波大学さんが80分間あきらめずに戦ってくれたことに敬意を表します。しかし、そこに真っ向勝負を挑んで戦った仲間を誇りに思います。この1年間、楽しいことばかりではなくつらいこともありましたが142人の仲間で乗り越えてきました。キャプテンとしてまだまだな部分もあったんですが、全員が支えてくれていいチームになりました。」激闘の後こんな大きな視点で感謝を伝えることが出来ることそのものが岩出監督の考える「体育会系イノベーション」の成果だと思います。ところがそこに甘んじることなく「楽しいことばかりではなくつらいこともあった」という言葉に反応して「今年は楽しいことばかりでした」という優勝インタビューを目標にするという目標設定に終わりなき改革の真髄を見た気がします。そして2017年度堀越康介君の言葉「我慢の時間が長かったが、きついとか苦しいとか思うのではなくて、厳しい時間を楽しむということを全員で信じて実践できた。その結果が優勝という形に現れて本当にうれしいです。」日大タックル事件の真逆の事例。ここにはすべての組織マネージメントの最新形があると思いました。さて2018年度は10連覇の優勝インタビューはあるのでしょうか?
投稿元:
レビューを見る
大学選手権9連覇中の帝京大学をどのように作ったのか、その方法を岩出監督が解説。
モチベーション3.0など、ビジネスでも使える考え方が満載。どういう考え方で作られた組織であるかは非常にわかりやすい。が、これを実践していくことはどれほど難しいか…。
投稿元:
レビューを見る
組織のマネジメントが非常に役に立った‼︎
成長マインドセットを実践したい‼︎
モチベーション3.0を購入してみた‼︎
投稿元:
レビューを見る
チームビルディングを従来の体育会系から大きく異なった視点から描かれている。目から鱗とはこのこと。読めば読むほど面白く、今までの自分の考えが如何に古いかを思い知らされた。
投稿元:
レビューを見る
個人的にスポーツに関わる全ての人や体育会系の方にぜひ読んでほしいと感じる。
ひと昔前の飴とムチではなく、皆が成長していけるように組織として奪う人から与える人へ。
与えるという感覚を身につけることこそ、あらゆる組織で上手くやっていける秘訣であり自分とその周辺の人達を幸せにする秘訣だと思う。
体育会系リノベーション
4年生が雑用をする。それは他校から見ると、あまり理解されず大変だなぁーと感じられる。しかし帝京学生から見ると、1年生の時にしてもらったことを今の1年生にしているので当然のこと。
1年生に雑用をさせると、環境にも慣れてない中必ずベストなパフォーマンスができなくなる。そして、帝京大学でも以前あったようだが、試合のメンバー以外の人が「早く試合が終わって4年生が引退してくれないかなー」といった考えが必然的にでてくる。
そこで環境に慣れている4年生がすることで、1年生はベストパフォーマンスができ、心の余裕が生まれる。4年生は自分が下級生の時に支えてくれた先輩のように雑用をこなす。
今まで常識だと思われていた、4年生=神、1年生=奴隷みたいな発想はやめてみんなが負担にならないように、余裕がある人がやろう。そして、1年生は早く帝京ラグビー部のことが好きになるように頑張る。そして帝京ラグビーの1番のファンが自分達部員である。
楽しくやって自分の組織を早く好きになり、1番のファンになる。これは今の社会に欠けていることだ。
また先輩にあたる人は後輩を指導することに集中し過ぎず、後輩から応援される先輩になることが大事。たとえ色んな事がさばける先輩でも後輩から応援される先輩になれていなければ、その人はあくまで自己満足。
私も上司、後輩から応援される人間になろうと深く感じた。
投稿元:
レビューを見る
チームの指導者は是非読んでおきたい本。アメトムチではだめ。四年生に雑用を。フロー(幸せ)を感じるようなチーム作り。
投稿元:
レビューを見る
著者は帝京大学ラグビー部監督の岩出氏。大学選手権9連覇の偉業を成し遂げた方。4年生が雑用する組織とか有名。
感想。学びがたくさんあった。
備忘録。
・勝ち続ける組織とは「メンバー一人ひとりが自律的に考え、行動し、仲間と助け合いながら、自ら学習、成長する集団」。
・リーダーの指示命令は、リーダーが楽をする為のツール。VUCAの時代で勝ち続けるためには、自律型組織でなければ。
・技術や根性だけで勝てる時代は終わった。4年生が神として、圧力(=恐怖・やらされ感)をかけるのではなく、雑用は4年生がやり未成熟な1年生は自己にフォーカス。1年生は先輩に感謝して育ち、4年生になった時にそれを後輩に還元。
・ダニエル・ピンクのモチベーション3.0。
・内発的動機と外発的動機。人のモチベーションが最も高まるのは、内発的動機。
・外発的動機付けや、アメとムチの指導は、即効性があるが、持続性が低く、自己成長を促さず、強い組織を作るには至らない。
・組織のリーダーは、直ぐにリアクションを求めてはいけない。我慢。また我慢。
・成長マインドセットと固定マインドセット。岩出監督は、学生に成長マインドセットを植え付けることを大事にしていた。その為には、トップの率先垂範
・何かを伝えたいのならば、相手に言わせること。
・欠点を指摘されるとワクワクする。マイクロソフト社長。
投稿元:
レビューを見る
大学ラグビーはガチガチの体育会だと思ったが、、、
ここまで理論的に、秩序だったマネジメントが行われているとは、本当に衝撃的であった。
四年生が一年生の身の回りの世話をすると言うのは、本当に効率的。。。
自ら学び成長する人材を育てる、、、お小遣いに踊らされない子育てにも繋がるかなぁと再認識。
投稿元:
レビューを見る
大学ラグビー選手権9連覇を成し遂げたからこその説得力のある本書。マネジメント論としての特段の目新しさはないものの、話の重点の置き方で新たな発見があった。
・勝ち続ける組織とは、「メンバー一人ひとりが自律的に考え、行動し、仲間と助け合いながら、自ら学習、成長する集団」(P20)
・言いたいことを「相手に言わせる」質問術(P67)
・フローに入る為の鉄則
①明確な目標を定め、心理的エネルギーを集中させる
②あらゆることに成長マインドセットで取り組む
③今のレベルより「ちょっと上」にチャレンジする
④即座のフィードバックがある
⑤大事なのは「未来」や「過去」ではなく「現在」
⑥「楽しさ」を活動の中心に置く
⑦パフォーマンス向上の天敵、「間接的動機」を少なくする
投稿元:
レビューを見る
https://www.read4action.com/report/detail/?id=1513
投稿元:
レビューを見る
友人のおすすめで読んだ本。
全国大学ラグビーフットボール選手権大会で9連覇を達成した帝京大学ラグビー部の監督(岩出監督)が執筆。
昨年はラグビー日本代表が大躍進した年でもあり、
ラグビーが以前より身近になったこともあり、手に取りやすいのかな。
スポーツが好きな人とかビジネス書が苦手という人にいいかも。
もちろん誰しも勉強になること多いし、現実に取り入れられること多いと思う。
根底にあるのは「勝ちたい」「楽しむ」という気持ちだと感じた。
だから、人生において「勝つってなんだ?」をしっかり見定めて行動するのが第一と身を引き締めるきかっけになった。