名経営者である稲盛氏の「生き方」、「働き方」、「京セラフィロソフィ」を語った画期的な書です!
2017/12/26 09:30
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国の名経営者とも言われる京セラ創業者であり、日本航空を再建した稲盛和夫氏の哲学をまんがでわかりやすく、ストーリー仕立てで語ってくれる画期的な書です。「可愛ければ儲かる」という噂を聞きつけた夏美は、さっそくドーム球場で売り子のアルバイトを始めますが、売り上げはなかなか伸びません。現実の厳しさを知った夏美は、ある時、「仕事=生き方」である「稲盛フィロソフィ」を教えられ、それから仕事が変わっていきます。名経営者の人生哲学、仕事哲学を学びたい方々にはお勧めの一冊です。
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とうとう漫画になった稲盛和夫フィロソフィ。
主人公は女子大生のドーム球場の売り子。どういう思いで仕事をしていくかというストーリー。
自分はビールを飲まないし、球場にもいかないけど、大変そうだなと思った。大量のビールを背中に背負うなんて、結構な肉体労働じゃないのかと。
後、歩合制ってどうなんだろうと思ったけど、真ん中のほうでも割はいいらしい。
それと、京セラでは普通の飲み会のことをコンパというそう。もしかしたら話のネタにできそうなので、覚えておきたい。
後、途中、ビールの売り子のことを水商売みたいなものと両親が一喝する話があったけど、そういう風に見る人って多いのか。全然、そんなふうに思わなかったけど。でも、この話呼んでると、結構指名でいれてもらうことも多いみたいだし、たしかにそういう面もあるのかな。まあ、それをいったら美容院もそうだけど。
にしても、その誤解が解けたと思ったら、樽買いして2万円もだす父親がすごい。そうそうやれるものじゃないだろと。家計から出すつもりだったそうだけど。
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マンガを通して稲盛さんのフィロソフィが良く分かりました。仕事にどんな意味を持たせるのかも自分次第だし、何よりも楽しんで仕事をすることの重要性が分かった。
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ハウツー本というものを好んで読んでいた頃、稲盛和夫の著書に出会って、感銘を受けた。スキルアップのためのノウハウをいくら知っても、その武器を使う動機や目的が判然としないなら、返って逆効果になるのかもしれない。
「全き人」という目標イメージをもって、日々を営むよう、心がけようと思った。
さて、次は京セラフィロソフィーに挑戦しよう。
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稲盛和夫の仕事哲学の原本のマンガ化。結構根性論もあって流行った世代としては少し前なのかもしれないけど、実際どれだけ合理的を追求しても合理的な成長しかできないんだろうなとおもっている僕はこっち派閥なんだろうなと思いました。ただ、宇宙とかポジティブネガティブ話は強要できるものでもなさそうな気はする。
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読み易かった。毎日少しの創意と工夫を上乗せして、昨日よりもわずかなりとも前に進む。
判断を迫られる局面では損得勘定や好き嫌いではなく、相手のためになるのか、自分を犠牲にしても正しい判断が必要。
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とても分かりやすく良かったです。
頭を殴られたような、とても勉強になる本でした。
稲盛和夫さんの他の本ももっと読んでみます。
まんがの主人公の女の子の性格や発言などか好きじゃ無かったです。
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「仕事で必要になったから」と読み始めた友人に勧められて読了。一度は稲盛さんの本を読まねば、と思っていたのに手が伸びなかったが、マンガだから読みやすかった。
企業のトップの人の顔って一定の達観というか気品というか共通の風貌があると思う。稲盛さんはお坊さんのようでもある。私はトップでもないけれど、もっともっと知りたくなった。ずっとベストセラーである理由がわかる。
p76
京都セラミックを創業した当時、稲盛氏は「自分たちの技術が世に認められるかどうか試したい」と考えていた。だけど入社してきた人たちは、自分の一生を託そうとして入ってきている。それに気づいたとき、恐ろしいと思った。そして経営理念を決める。
*「全従業員の仏心両面の幸福を追求すると同時に、人類・社会の進歩発展に貢献すること」としようと思ったのです。会社で働く社員はもとよりその家族を含めた人たちの生活を守り、幸せな人生を送ってもらうことを経営の目的としたのです。
・「会社を存続させることは社会的使命がある」と仕事で出会った社長が言っていた。もちろん京セラほど大きな会社ではなかったが。経営者の持つべき広い視点に気づかされた。
p95
*試練とは苦難だけをいうのではありません。成功もまた天が人に与える試練なのです。
一時の幸運と成功を得たとしても、決して驕り高ぶらず、謙虚な心を失わず、努力を続けることが大切です。
--『人生の王道』p52--
・ヒマな時ほど種まきをしろ、とか、調子がいいなって思うときほど足元に気をつけろ、とかはよく耳にするけれど、成功が試練とは思ってもいなかった。言われてみれば成功が体験として刻まれて足元をすくわれるというのはよくあること。
p95
*「小善は大悪に似たり大善は非情に似たり」
小善とは一見よいようだが、目先の利益しか見えていない選択のこと。大善とは大局的に、長い目で見てよい結果につながる選択のこと、だ。
p101
*「どんなやり方が、本当に相手のためなのか?」を常に問うことが本当の思いやり(利他)
p120
*高い目標を達成するには、まず「こうありたい」という強い、持続した願望を持つことが必要です。
…純粋で強い願望を、寝ても覚めても、繰り返し繰り返し考え抜くことによって、それは潜在意識にまでしみ通っていくのです。
このような状態になったときには、日ごろ頭で考えている自分とは別に、寝ているときでも洗剤意識が働いて強烈な力を発揮し、その願望を実現する方向へと向かわせてくれるのです。
ーー『京セラフィロソフィー』p240--
・スピや自己系、神様系でよく「願いは具体的に描く」と言われているけれど、スピでもなんでもなく願望は細部までリアルに描くことで初めてどうすればよいかが具体的に見えてくる。というのが腹落ちした。
p122
*楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に行動する。
新しいことをやる際に困難はつきもの。だが自分で壁をつくったら夢は持てない。「何でもできる」と無限の可能性を信じて、とてつもなく楽観��にアイデアを出して構想を練るといい。ただ計画段階では逆。小心者となり、ネガティブに何でも心配する。懸念事項をすべて書き出し、細かい準備や対策の積み重ねを繰り返す。
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フィロソフィと言うと、とても壮大でとっつきにくい印象を受ける。でも、フィロソフィは身近にもあると本書から感じられる。
人のために、世の中のために仕事をする中で、自分にできることを探し、最善を尽くす。とても基本的で当たり前のことのように思える。でも、やり続けるのは意外に難しい。トップランナーとその他大勢の違いは、当たり前にできる事をやり続けられるかどうかなのだろうか。