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紙の本
「流線形」という形態が工業デザインの枠を超え、あらゆるモノの理想形にまで発展してきた過程を追った興味深い書です!
2020/03/19 08:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、現在、私たちの身の回りのあらゆるもの、例えば、車、新幹線、飛行機などがとる形態、すなわち「流線形」という形が記号化し、無駄なものを取り除いた優秀さとして読み替えられるようになった社会的変化を解説した画期的な一冊です。この流線形という形態が初めて注目されたのは、1934年のアメリカ軍のエアーフローだったと著者は言います。これは空気力学の研究の成果でもあり、速度だけでなく、燃費なども抜群によいという形状革命の頂点にあったと言います。そして、それが今や、工業デザインの枠を超えて、世界のあらゆるモノに関して、障害や問題を取り除いた理想形という神話にまで登り詰めました。同書では、こうした流線形の社会的広がりと影響について詳細に追った興味深い一冊です。内容構成も、「第1章 プレ流線形時代」、「第2章 1930年代、流線形大衆化時代」、「第3章 流線形シンドローム」、「第4章 流線形帝国ナチス」、「第5章 記号の帝国ニッポン」と、楽しく読めるテーマで構成されています。
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